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8時間の恐怖(1957)

8時間の恐怖(1957、日活、78分)
●監督:鈴木清太郎 
●出演:金子信雄、利根はる恵、南寿美子、植村謙二郎、香月美奈子、柳谷寛、近藤宏、二谷英明、織田政雄、深見泰三、永井柳太郎、福田文子、志摩桂子、三鈴恵以子、原ひさ子、山田禅二、中原啓七、成田裕、井東柳晴、紀原耕、花村典克、久松晃、三船彰子

鈴木清順監督の初期作品。金子信雄も若い。

大雨により汽車が不通になり、峠越えをするバスの道中で起こる様々なトラブルや事件を描いた作品。

2000万円の銀行強盗をした二人組のギャングが乗り込む時点でサスペンスに分類される。

オープニングではなまめかしく女性の足を撮るショット、暗闇を進むバスのシーンではなぜか怪談風。

途中で乗客全員で歌いだすミュージカル的展開。

登場人物たちも全員癖があり、自分勝手なことを言い出す。

スクリーンプロセスはあるにせよ全編ロケということで、のちの清順美学に見られるような美術のこだわりはあまりない。

とにかく個性あるキャラクター・俳優たちの演技合戦といった様相だ。

ギャングの襲来と、同乗している赤ちゃんの病気を救うというのが主なスリル要素になっているが、パン助と殺人犯に救われて進むというのが面白い。

~DVDボックスに収録のオーディオコメンタリーを聞いて~
・助監督からしたら、監督は自由にやらせてくれてやりやすかった。
・2人のギャングが乗り込む際、オペレッタ風に「おれは泥棒」的な歌を歌わせて登場させる予定で撮影もしたのに上層部にカットされた。しかもその役には当初石原裕次郎を希望していたらしい。

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