伊予灘剛腕物語第55話『アーリーサマー攻略作戦』
2025年5月下旬。四国地方はまだ梅雨入りしていません。雨の日が増えてきましたので、もうそろそろでしょうか。知らんけど。
記事を投稿する頃には梅雨の最中でしょう。なんなら梅雨明けしてるかもしれません。知らんけど。
そんな中、剛腕と父は南予へ足を向けました。
狙いは投げ釣りによるアマダイ・イトヨリダイです。
南予地方へは約4ヶ月ぶりの釣行になります。
その間に海水温はぐんぐん上昇。釣行日は、19.7℃
もうほとんど20℃です。
そんな一気に上がらんでも(汗)
せっかく南予まで行くので、エギングとショアジギの道具も持参します。剛腕のエギングスキルではこの時期のアオリイカを仕留めることはできないでしょうねぇ〜。
見えイカが居ると癪に触るので一応ということで。
その見えイカを釣るテクニックも持ち合わせていませんけどね。
剛腕が生息しているこの愛媛県はエリアを3つに分けられています。
今治市や新居浜市などの東予。
松山市や伊予市、久万高原町などの中予。
伊方町、大洲市、宇和島市などの南予。
と、呼ばれています。「予」は愛媛県の旧国名「伊予」の予です。県の東部だから東予。県の南部だから南予です。
剛腕が居着いているのは中予エリアです。
これは剛腕が勝手に表現しているだけですが、南予に釣りに行くことを“南方作戦”と称しています。
ただちょっとカッコ良く表現してみただけです。
特に深い意味はありません。
愛媛県南予エリアの海は、宇和海と呼ばれています。
佐田岬半島先端から南側、愛南町の由良半島まで続いています。それより南は太平洋です。
宇和海と豊後水道の境目はよく分かりません。
ボーダーはあるのやら無いのやら。
剛腕は、季節問わず南方作戦を年数回行います。
果たして、今年は何回行けるのでしょうかねぇ。
午前4時過ぎに現着。
父は約500m離れた所に釣り座を構えました。
あと30分足らずで明るくなってくるので、それまでにとりあえずエギングをやります。
先発のエギはエギ王Kベーシック。カラーは、ぶちぶちコーラル。
→ボルカノロック→クラクラウッディ→スケスケキャンディとローテーションさせますが、バイト無し!
お触りもありませんでした。
↑イカパンチって言うのかにゃ?
もうそろそろ投げ釣りの準備をしなくてはならず、ここでエギングを一旦やめ。
投げ釣りの準備は太陽との競走です。日の出が先か、キャストが先か。
午前6時までにはPF4本を投げ終えました。
普通に日の出のほうが早かったです。
エサは本虫と青虫を用意しています。
仕掛けはいつもと変わらない1本鈎仕掛けです。
↓↓↓

PFを一通り展開した後、合間合間でメタルジグを投げます。何もアタりませんけど。
投げ釣りのほうですが、何かしらのエサ取りがチラホラ。青虫は取られますが、本虫は丸残りです。
まあ、予想通りです。
青虫は剛腕お得意の房掛けですが、きれいサッパリ無くなります。
仕掛け回収中にエソがアタってくることもありません。
ショアジギングのほうでも、ボトムをネチネチ攻めてもエソがアタリません。
エソが顔を見せてくれないとなると、嫌な感じです。
エソが釣れない日は良くない日です。
釣れたら釣れたで邪魔くさいエソですが、全く釣れないのも釣況が悪いと感じるバロメーターのひとつ。
満潮潮止まり直前とも相まって、どうやら潮が効いていないようです。
過去、ひどい時は朝1時間で10本以上釣れた事もあるぐらいエソの魚影が濃い釣り場なのですが、、、
まあ、エソの機嫌が悪い日もあるよな〜って感じですね。
言わずもがな、エソは高級魚です。高級かまぼこの原料ですし。しかし、小骨が多い身質は一般家庭の調理器具しか持ってない剛腕では処理に時間がかかります。
一言で言いますと、めんどくさい。
エソの肛門から尾にかけての身は骨が少ないから食べやすい。と聞いた事がありますが、全然そんなことなかったので信用していません。なんなら筋っぽい。
エソの種類にもよるのかもしれませんが。
マエソ、ワニエソ、トカゲエソなど居るそうですが、よく似ています。尾ビレの下縁が白いとか、胸ビレ後端と腹ビレ基部の位置関係が違うとか、どれがどれか分かりませんが見分けるポイントがあるらしいです。
知らんけど。
実は今回、新兵器を投入しました。
剛腕の守護神です。
こちら

釣り具じゃないんかーーい!
安全ピンで留めるタイプのやつです。
昆虫界最強のオニヤンマの模型を身につけておくだけで蜂、蚊、蝿など虫が寄ってこないそうです。
園芸や農作業する方にもオススメだそうです。
この偽物、まあまあ精密に出来ているので、虫嫌いの剛腕には気持ち悪いです。(特に腹側)
足も気持ち悪い。
あんまり見たくないので視界に入らない頭上に付けました。帽子に安全ピンで留めました。
嫌いなモノに守ってもらう。と表現すると少しエゴな気がしますが、敵の敵(模型)は味方ということで。
そろそろ朝まづめも終わるんでなかろうかとしていた午前8時過ぎ。PF3番竿にアタリ。
本日全てを通して初めてのアタリでした。
「ジャアーーーー」
と、勢いよくスプールが逆回転。道糸が引き出されました。じきに止まったので、竿を持ち、道糸を送り込みます。すでに鈎掛かりしていたら無意味ですが、エサを咥えているだけなら喰い込んでもらうために、この行為をしておくと良いでしょう。
(根に潜る魚は別件)
(ベッケンバウアー)
↑それはドイツの元サッカー選手
(トレバーバウアー)
↑それはDeNAベイスターズの投手
また、剛腕は待機中のドラグをズルズルゆるゆるに設定していますので、ドラグが鳴っただけでは鈎掛かりしていない事も多くあります。
海面に弛ませた道糸がスルスルーっと引き込まれたことを確認。一気に糸フケを回収し、アワセを入れます。水深があるので数回追いアワセを入れておきます。
ズシッと重みがPFに乗り、良い感じに曲がります。竿先を見つめながらリールを巻きつつ、頷く剛腕。
手前には急峻なカケアガリがありますので、高速でリールを巻きます。巻けば巻くほど重く抵抗がのしかかります。相手は首を振って暴れているようですが、構っていられません。腕が疲れて乳酸が溜まってきますが、リーリングを止めることは許されません。
待ちに待った力糸の結び目を巻き込み、薄っすら海中から白っぽい魚影。
シロかっ!?

強引に抜き上げた為、勢い余って宙を舞う白い魚体。
42.5cmのイトヨリダイでした。
白っぽいのは低活性なのかな?知らんけど。
エサは本虫と青虫のミックスでした。
鈎は口内浅めの上側に刺さっていました。
イトヨリダイは口が柔らかい魚ですので、口内に鈎掛かりさせるのが理想ですね。
剛腕はアタリだけでイトヨリかそれ以外か判別できませんけど。
イトヨリダイ「海の中には2種類の魚しか居ない。
オレかオレ以外か。」
少し頭でっかちに映りますが、肉厚で良く肥えた素晴らしいポテンシャルの一尾でした。
大本命はアマダイなので、少し残念な気持ちもありますが、サブ本命イトヨリダイも十分に美味しい魚ですので、コレはコレでOKです。
イトヨリダイの大型は単独行動らしいのですが、少数の群れ(スクール)を作ることもあるので、ここはチャンスと捉え、他の仕掛けを順番に回収し、新しいエサを付け替えて投入していきます。
午前8時30分。意気込んで全てのエサを付け替えたものの、全くアタリがありません。
しばらくしてPF2番竿の仕掛けを回収すると、イトヨリダイが付いていました。(*´・ω・`)=3

アタリが出なかったのか。剛腕がアタリを見逃していたのか。どちらにせよ、ドラグが鳴っていないことは確かです。スプールが回転したら分かるようにしていますので。
小型イトヨリダイは浮袋が弱いので、深い海から一気にサルベージしたらほぼほぼ絶命してます。
ありがたくいただきましょう。
気づいたら、空は雲ひとつ無く、青く澄み渡っています。何やら頭上でカラスが旋回しているのが気になりますが、ショアジギでもやりましょうか。
40gのジグを約40mの海底まで丹念にスルスルとフリーフォールで落としていきます。
かなり時間がかかります。
ここで何か殺気を感じた剛腕は、パッと振り返ります。
そこには、低空から突進してくるカラス!
頭を屈めて紙一重でカラスを躱す剛腕。
「俺、カラスに何かしたか!?」
自問自答しながら、ズレた帽子を直そうと手を置いたとき、頭上の守り神に触れました。
あっ、
カラスはオニヤンマ(模型)を狙っていました。
その後も執拗にカラスが攻めてきます。
低空からの攻撃は気づかれると悟ったのか、今度は直上からの侵入角度で襲ってきます。
剛腕「いい加減諦めろ!これは本物じゃねえ!」
なぜ、自分はカラスに絡まれているのか。よくよく考えたら面白くなってきた剛腕は、「敵機、直上!」と自ら叫び、自ら回避行動を取ります。
「ワレ、烏ノ攻撃受ク」
・・・航空攻撃に晒される軍艦の気持ちがよく分かりました。
低空から雷撃、直上からの急降下爆撃。攻撃される側は怖いねぇ。こっちは対空戦闘能力皆無だぜ。
諦めたのか、偽物と気づいたのか。それとも、疲れたのか。カラスはどこかへ飛んでいきました。
昆虫界最強のオニヤンマも鳥類には敵わないのでしょうか。
まさかの相手とのマッチアップで体力を消耗した剛腕は、投げ釣りにスイッチ。
もうエギングもショアジギングも諦めました。
やめ、やめい、辞めじゃあ、辞めじゃあ。
やがて、父から電話があり、もうエサが無くなったから納竿するとの一報。
じきに剛腕もエサ切れの為、納竿。
この時期のこの釣り場では、青虫(アオイソメ)がよく取られるだろうと想定し、多めに用意していました。想定通り、青虫はよく取られました。
竿出しから納竿まで一貫して青虫はほとんど帰ってきませんでした。でも、本虫はそっくりそのまま齧られることもなく帰ってきました。
これが逆転することもあります。
海の状況によって、目立つエサが変わるのか。エサ取りなどの種類が違うから取られるエサが変わるのか。
剛腕にはよく分かりませんが。(´・ω・`)
とりあえずボウズではなかったのでヨシとするしかありません。
評価としては、赤点ギリギリ回避の30点というところでしょうか。
南方作戦に滅法弱いPF3番竿に40UPのイトヨリダイが釣れたという点は、今後の成長に繋がる一尾となったでしょう。
知らんけど。
