伊予灘剛腕物語第68話『初陣を飾れ!TDよ、宇和海で火を噴け!!』
剛腕が所有している、シマノ’23パワーエアロTDの初日を迎えました。
1台目を購入してから2年以上かかりました。
4台目が揃ったのが5ヶ月前。
寝かせに寝かせまくりました。
リールを寝かせたところで何も起こりませんけれども。まあ、機は熟したということで・・・

購入した順に付けています。年功序列です。

ハンドルノブは、HEIGHTENというメーカーの45mmラウンドノブに換装しました。
ラウンド型のハンドルノブが好みなので、純正ノブを取り替えます。
’13PAスピンパワーに装着していた夢屋のCI4+ラウンドノブでも良かったのですが、TDはハンドルアームが黒で、夢屋のノブは軸の部分がシルバー色で、ちょっと色合いに違和感がありましたのでやめました。
(’13PAスピンパのアームはシルバー色)
※リールに他社パーツが装着されている場合、メーカーはもれなく修理してくれませんので、必ず純正品パーツも保管しておく事を強くオススメします。
メーカーへ送る修理やオーバーホールなど全てです。
その他社パーツと無関係な部分の修理でも突き返されます。
ダイワ→SLPワークス
シマノ→夢屋
これに限り、これらのパーツが装着されていても修理してくれます。
メーカーの言い分としては、「他社パーツを装着してリールに不具合が起きても、責任は一切負わない事。
(他社パーツを推奨していない為)
リールを預かり、万が一、リールメーカー側が修理中に他社パーツを破損させてしまったとしても、リールメーカー側にその他社パーツが無いため修理できない事。」
この2点とのことです。
よって、リールに他社パーツを装着することは自己責任になります。慎重に選択しましょう。
いよいよ完全武装したTDですが、ここで剛腕が無駄に拘る点として、初出撃場所はどこにしようか?と。
じっくり長考して、時季と潮汐など色々鑑みて、興居島を予定しました。
2025年9月の仇をTDに討ってもらおうと立案しました。狙いはカワハギです。
手頃なサイズのマダイやチダイ、チヌなども釣れたら僥倖のお土産です。
秋の五目釣りのような感覚で。
※元来、TDの初陣には中島を予定していましたが、吹っ飛びました。
(いろいろあって・・・)
2025年10月下旬。釣行前日に天候を確認したところ、当日の興居島は北東の風9m。
アカンがな!!
剛腕が興居島にカワハギ狙いで釣行したら、必ず竿を出す釣り場はこの風ではできません。恐らく大変な事になるでしょう。
(三脚が薙ぎ倒されるとかね。)
潮汐的にはその釣り場が良いのですが、できなさそうなので風裏の釣り場を選ぶとして、1日中、風に制限されて釣り場を選ぶのは、フェリー代がもったいないな。と思いました。
いざとなれば、例え10mを超える強風でも真っ向から立って釣りをしますが、リールの初陣というイベントがある以上、勝手が悪い釣りは選択したくありませんでした。
熟考の結果、目を向けたのは南予方面。
風も弱い。コレしかない!と思いました。
エサは生本虫と青虫を用意しました。
釣り場は、剛腕御用達のA級釣り場です。何度も説明しますが、A級の“A”はアマダイの“A”です。(?)
「特に優れた」という意味ではありません。
午前5時前に現着。今回も剛腕ソロ釣行です。
ちなみに、往路中にタヌキらしき獣を1頭、イタチらしき獣を2頭見ました。
暗くて一瞬でしたので断言はできません。
一頭目は、モコモコして大きかったので冬毛仕様のタヌキだと思います。たぶん。
レア度としてはそれほど高くなく、まあ、何かしら釣れてくれるであろう。と仰っています。
(誰が?)
投げ釣り道具一式とエギングタックル、ショアジギタックルを持参しました。
(大荷物で草)
まず、PF1番竿に新しい相棒、TD1番機をセット。
同じくPF2番竿にはTD2番機をセットしました。
仕掛けはいつもと同じです。
1番に生本虫。2番に青虫の房掛けを付けました。
ちなみに海水温は25℃
まあ、良いんじゃない?知らんけど。
マルゴーフタマル PF1番竿、第一投!

素晴らしいキャストフィールです。いいですね〜。
上手く言葉にできませんが、リールがカチっとしています。スイング中にブレが無いと言いましょうか、竿と一緒にリールも仕掛けを背負っている感触です。
リジットキャストの恩恵でしょうけど。
サイレントマジョリティーじゃなかった…
サイレントドライブは道糸を巻く際に体感しました。ヌメ〜とした回転をしていました。
サイレントドライブとインフィニティドライブが搭載された投げリールを使用するのは初めてなもので、、
PF2番竿の仕掛けも投げ入れ、待機。
取り急ぎこの2本だけ投げておいて、エギングを始めます。
この時、一瞬パッと空を翔ける流れ星が…
♪星がdance dance dance やけに煌めく
君はどこに居たってシューティングスター Yeah♪
《♪市営ダンスホール/乃木坂46》
しかし、夜が明けてみれば空は一面の曇り空。ドス黒い暗雲が立ち込めています。
はて?本当にあの光は流れ星だったのでしょうか?
そんなすぐ曇るかな。
まあ、いいや。
先発エギは、ヤマシタ エギ王サーチ3号。カラーはカブキパンジー。
1投目を投げた瞬間、
「ジャ〜アアアアアアアアア」
PF1番竿にアタリ!
TD1番機のドラグが鳴り響いています。
投げたばかりのエギを高速回収する剛腕。
「え!もうアタったんけ?どえらい早いな、」
ぶちぶち愚痴りながらリールを巻きました。
さすがにエギを放置させてたら根掛かりしそうなので回収しとかないと・・・
慌ててPF1番竿に駆け寄り、ドラグを締めて大きくアワセを入れましたが、空振り。
仕掛けを回収すると、本虫はボロボロになっていました。一度、口の中に入ったであろう状態でした。
こういった事柄をことわざで『二兎を追う者は一兎も得ず』と言いますね。
まさしく典型的なパターンですね。
剛腕は過去にコレで何度も失敗しているのに、何度でもやるんですね〜。
学ばない男ですね〜。呆れてモノも言えませんね〜。
再び新しい本虫を付けて投げ直します。
その後は、またエギングに戻ります。
あちこち撃ちまくりましたが、イカの反応はありません。前回の南予釣行の時も同様でしたが、暗い時間帯にイカのアタリが無いんですよね。
剛腕が下手なのは百も承知なのですが、それにしてもなんかおかしいなあ・・・
「ウィィィィイイインーーーーー」
あちらからスプールが超高速回転するドラグ音が。
アタってる♪アタってる♪
ダッシュで駆け付ける剛腕。
また、PF1番竿にアタっていました。
延々と超高速で出て行く道糸。一向に止まる気配がありません。さすがにこれ以上出されたらまずいと判断。
回転するスプールを強引に手で止め、ドラグを締めてアワセを入れます。
ドスーーーンと重みが乗ったのは束の間、すぐにテンションが無くなりました。
「うせやろっ!?」
竿先を見つめながら絶叫する剛腕。
痛恨のフックアウトです。
膝から崩れ落ちた剛腕は泣く泣く仕掛けを回収。
本虫はタラシ部分のみ無くなっていました。
浅く咥えて走ったのでしょう。
あの疾走感、アワセた際の重量感、、、グッドサイズの魚だったことは間違いないでしょう。
何かは分かりませんけど。
巷で噂のモーニングマダイかも知れませんね〜。
知らんけど。
茫然自失の剛腕は、PF1番竿を投げ直すと、予定より早めですが、PF3番竿、PF4番竿を準備。
夜明け前、ここにTD4台が並びました。
エサチェックの為、PF2番竿を回収。
青虫はきれいさっぱり取られます。
次にPF1番竿を回収。本虫はそっくりそのまま残ります。
この釣り場はほとんどこの場合が多いですね。
何故かは分かりませんけど。
仮に本虫も取られるようになると、釣り自体が厳しくなります。
遠投場かつ深場なので、手返し勝負に持ち込まれるとコチラに勝ち目はありません。
逆に両方残ると魚の気配ナシです。
そんな日は早めに切り上げたほうが吉かと。。。
(※この釣り場に限る)
空が明るくなり、辺りを見渡せるように。
沖では、キビナゴが群れを成して海面に波紋を立てています。
ここで剛腕は、ショアジギタックルを準備。
ヤマガブランクスのブルースナイパー103ML/Mと、
シマノ’24ストラディックSW5000XGのタックルです。
PEラインは1.5号、リーダーはナイロン40lb。
先発はカルティバの撃投ジグレベル50g。
カラーはピンクグローです。
ドラグはフルロックです。ガチガチに締めています。
糸を出されて切られるぐらいなら巻いて切られたほうが後悔が少ないからです。
要は気持ちの問題。
キャストし、着底させ、ワンピッチで巻き上げます。
ファーストジャークでド〜ン!
はい、エソ。
次投。また、着底後、ワンピッチ開始直後にド〜ン!
はい、エソ。
リーダーもアシストラインもボロボロ。
ええ加減にせえよ!
消耗が激しい釣りはやってないのよ。
リーダーを結び直して再開。しかし、エソを嫌って宙層から上でジグをシャクってもバイト無し。
海面のキビナゴも追われている気配はありません。
ジグ変更。メジャークラフトのジグパラ40gをチョイス。カラーは腹グローキビナゴ。
キビナゴの群れの1枚下を通すイメージでワンピッチでトレースするも反応ナシ。
やっぱり着底させなアカンかあ〜。
次の一投で嫌々着底させます。
その後、少しでも早く底を切る為に高速タダ巻き。
ジャークを入れるとエソが来そうなので、タダ巻きで凌ぎます。
底から10巻きぐらいで、ワンピッチ再開。
直後、
ドンッ!
グググググーッと良い突っ込み。
こりゃエソちゃうぞ!さすがに。
ドラグフルロックを活かして、強引オブ強引にやり取り。多数のシモリや急峻なカケアガリがあり、これに擦られたらラインブレイク必至。
ブルスナが胴からひん曲がりますが、まだまだ粘れる竿ですから。ブルスナを信じて強引に巻き寄せます。
ヤズと思い込んでやり取りしていましたが、海面に姿を現したのは、赤紫色のずんぐりむっくりの魚影。
十分抜き上げられるサイズでしたが、大事をとって玉網でランディングしました。

カンパチの若魚でした。
愛媛県南予地方では“ネイリ”と呼びます。
関東ではショゴ、またはシオッコ。
関西ではシオ、九州ではネリゴでしょうか。
ブリと同じく、小型から大型まで地域によって様々な呼び名がある魚です。
剛腕自身超久々に釣りました。何年ぶりとかですね。
しっかり血抜きしてクーラーに仕舞いました。
神経絞めも施したかったですが、剛腕が所持している針金は太い為、入らなさそうなのでやめました。
ネイリが回遊しているなら、イカはいよいよ居ないかも知れません。
とりあえず、エギングタックルに持ち替えて、シャロー帯のほうにエギを投入。
おっけー、来たよ!

・・・居ましたね、うん。
まあ、そんなもんですよ。
エギは、エギ王K3.0号ベーシック、クラクラウッディでした。
パンダマークが表れていたので、すかさず同じポイントへエギを投げ入れました。
おっけー、来たよ!

この一投でもほぼ同サイズがヒットしました。

アオリイカは、もう食べる分だけ釣れましたのでエギングは納竿です。
とりあえず、お土産は確保できましたので、あとは主役が頑張るのみ。
午前7時過ぎ、PF3番竿にアタリ。
ドラグが鳴り、道糸が引き出されました。
しっかりアワセて高速リーリング。
重みはありますが、大したモノではないようです。

36cmのイラでした。
“ザ・深場の魚”っていう色をしていますね。
エサは青虫の房掛けでした。

実は口の皮一枚でした。
鈎は、がまかつのユムシコウジ17号です。
(なんか、どっかの芸人のコンビ名みたい・・・)
仕掛け回収中のエソ突撃防止策として、黒い鈎を併用しています。
エサが残っている状態では、エソも掛かってきてしまいますが、空鈎の際、金メッキや銀メッキの鈎は回収中にキラキラ煌めいてしまい、エソを誘ってしまいます。エソを避ける一手として黒い鈎を使用しています。
ユムシコウジは、ナノスムースコートを纏っており、ヒネリも無い為、刺さった所(フックポイント)の貫通力が高い鈎です。
貫通力は高いですが、掛かり所は選べません。
いわゆる、刺さりは良いが掛かりは悪い鈎です。
掛かれば深く刺さる鈎です。
フックポイントを一度捉えたら深く刺さる。または貫通します。(写真のように。)
しかし、口のどこに掛かるかは選べません。
ヒネリがあれば、鈎先が素早くフックポイントを捉えますので、鈎を飲ませたい時(喉に掛ける)や、
逆に早掛けしたい時(口元に掛ける)に有利です。が、ヒネリは鈎先に力が伝わりにくいので浅掛かりになることもあります。(鈎先だけ甘く刺さるニュアンス)
これは鈎先が軸に対し、左右どちらかに捻ってある為です。
一長一短ですね。
(なんか説明が分かりにくいな・・・)
(語彙力が無くて申し訳ありません。)
早朝のPF1番の2度バラシも、ヒネリ無しのユムシコウジが悪さをした可能性もあります。
いわゆる短所が出てしまったかもしれないということですね。
午前8時40分頃、ショアジギタックルを振り回していた剛腕に魚信。
着底後、数回目のワンピッチにドンッ!と来ました。
暫くアタリが無かったので、エソが恋しくなってしまいました。
やっぱり、着底からワンピッチさせたくなります。
エソの予感もしましたが、キビキビとした素早い抵抗をしているので、おそらく青物系です。
ドラグはフルロックですので、走ろうとする相手を強引に押さえ込んで、巻き寄せてきます。
有無言わさずゴリゴリ巻きます。
タックルと己の筋肉を信じてリールを巻きます。
ついでに「パワー!」と叫びます。
最後、大事をとって玉網で掬おうと目線を落とした隙に、一瞬でイニシアチブを持っていかれ、足元の基礎石に潜られました。
四苦八苦し、一時は諦めてラインを切ろうとしましたが、なんとか引き摺り出して抜き上げました。
(しばらく出てこなくて焦ったのはここだけの話)
結局、玉網で掬おうとしたのに抜き上げちゃいました。

ヒットルアーは、カルティバ撃投ジグレベル50g
カラーはピンクグローでした。
ちなみにその後、このジグは根掛かりにより殉職しました。
やはり、同サイズで比べるとヤズより引きます。
1尾目より体高があり、こちらのほうが美味しそうですね。釣った瞬間から食べる事で頭いっぱいです。
何にしようかな〜?って。
刺身かな〜?炙ろうかな〜?照り焼きかな〜?
脳絞め、血抜きを完璧にしておいてクーラーへイン。
ネイリの調理方法で頭がいっぱいになっていた剛腕は、午前9時30分過ぎにPF2番竿のアタリを捉えます。
しっかりドラグが鳴り、道糸が引き出されました。
思い切りアワセを見舞い、高速でリールを巻きます。
相手が首を振って抵抗するも問答無用。
手前のカケアガリを神頼みで神回避させると、紙一重でようやく浮上させました。神懸かり的な神技です。
(え?なんて?)
なんとなく玉網でランディングしました。

ビジュイイじゃん〜
エサは本虫です。
チモトにはマルフジのルミックスダンサーを装飾していました。
普段、仕掛けの装飾を嫌う剛腕ですが、たまにはやります。
気まぐれで。
更に、午前10時過ぎ。
PF4番竿にもアタリ!元気良くドラグが鳴りました。
剛腕の必殺技、“超高速リーリング”で目にも止まらぬ速さで回収します。
(え?なんて?)

ちょっと痩せ気味かな。
エサは本虫でした。コチラの仕掛けには装飾していません。

※同じ魚です。
これでTD1番機以外は、魚を釣った事になりました。
しばらく時を置いて、午前11時半頃。
PF3番竿にアタリ。
ドラグが鳴り、道糸が引き出されました。
ちゃちゃっとマキマキして抜き上げました。

イトヨリダイ32cm。
エサは青虫の房掛けでした。
これにより、TD1番機以外はイトヨリダイを釣り上げた事になりました。
対して、TD1番機は2度バラシのみでノーフィッシュ。エソすら釣れませんでした。
なにやら、いわく付きになってしまいました。
まあ、しかし、剛腕の持論では、スタートは何度でも切れますので、、、
午後1時、納竿。
はい、帰宅。
リザルト

イトヨリダイ 42cm 32cm 31cm 3尾
イラ 36cm 1尾
ネイリ 40cm 41cm 2尾
アオリイカ2杯(写真外)
まあ、全体的に上手くまとまったのではないでしょうか。
何がまとまったかよく分かりませんけれども。
どれをとっても脂ノリノリ個体で、何をしても美味しくなりました。
