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静かな雨

空から 透明な雫が…
ぽたり… と 落ちた…


そのおもむきに あの時の 貴女あなたの 泪を 
思い出した…


雫 溢れて…
嗚咽とともに
泪 止まない 貴女…


そっと
貴女の 背を撫でた…


もっと…
泣けばいいから…
僕は呟いて…


ぎゅっと 貴女を抱きしめた…


僕に羽があったなら
ずっと 貴女を 羽包はぐくんで あげるのに…



そんな こころに痛みが走った…


遣瀬やるせなさに 身を震わせ
濃い墨色の 闇に陥る寸前の 貴女に…


僕のこころにも 
薄く 墨色が 宿る…




雫 う〜んと流し
貴女の 大きなこころの波が
小さく 小さく…


穏やかに なる…


徐々に 濃い墨色は 
薄く… 薄く…


ほんのり 貴女のこころに
透明な 清水の色音いろねが 響く…



そうして 貴女は 僕を 見つめた…


ゆるやかに たおやかに…
こころ紡ごう ふたりで…


そんな 言の葉ことのはを 僕に言わせた 貴女…


今 貴女は
まだ 泣いているの?


宇宙そらに溶け込んでも
泣いているのだろうか…


雨風が ゆるやかな余韻を残し
しとやかに 揺蕩たゆたう…



【あとがき】
夕方から雨が振り始めました。

ふと…亡くなった親友…を思い出しました。
闘病生活を経て、去年…亡くなってしまった。

雨が彼女の泪に思えて…
言葉が溢れ出しました。

拙い詩を読んで下さりありがとうございます。

画像はお借りしています。

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