食後にほっとする心遣い
朝市ラーメンを思い出すと、
なぜか胸がじんわりしてしまうんです。
もちろん、
あの透き通ったスープ。
すすれば、スープがよく絡む麺。
毎日でも食べられる
あっさり中華そばの味も、
忘れられない。
でもね、
それ以上に心に残っているのは、
千葉まなみさんの、あふれるような優しさなんですよね。
常連さんや、
何度も顔を合わせたお客さんが来ると、
千葉まなみさんは、
そっとデザートにフルーツを出してくれるんです。
声高に
「サービスです!」なんて言わない。
特別感を押しつけることもしない。
気づいたら、
目の前に
そっと置かれているんです。
そのさりげなさが、
もう優しさのかたまり。
ラーメンを食べ終えて、
「ああ、美味しかったな」って
満足しているところに、
そんな心遣いをされたら……
そりゃ、
ああ食べたい!!
ってなりますよね。
しかも、そのフルーツ。
実は、
適当に用意したものじゃなかったんです。
千葉まなみさんは、
仙台朝市を自分の足で歩いて、
ちゃんと見て、
「今日はこれが甘そうだな」
「きっと喜んでくれるかな」
そう考えながら選んでいたそうなんです。
来てくれるお客さんの顔を
思い浮かべながら選ぶフルーツ。
その気持ちが、
不思議とちゃんと伝わってくるんですよね。
【朝市ラーメンの太陽みたいな人】
千葉まなみさんの話はこちら↓
気取らない小さな和皿や、
プラスチックのお皿に乗ってやってくるフルーツ。
決して豪華じゃない。
でも、
その小さなフルーツが、
まるで優しさの妖精みたいに
感じられるんです。
「お腹いっぱいでしょ?
でもね、これは別腹だから」
そんな声が
聞こえてきそうで、
思わず笑顔になってしまう。
ラーメンで満たされて、
さらにフルーツで
心まで満たされる。
だからこそ、
常連さんが多かったんだろうなって、
今ならよく分かります。
ああ食べたい!!
今はもうお店はなく、
ふと懐かしくなって
「仙台朝市」「朝市ラーメン」
って検索して、
この家庭で味わえる中華そばを見つけたんです。
あのとき見つけることができて、
本当によかったなって
今でも思います。
鍋の前に立ちながら、
どんぶりを用意していると、
ふと、
千葉まなみさんの笑顔を思い出すんです。
「あの時のフルーツ、
嬉しかったな」って。
味の美味しさだけじゃない。
こういう
人の温度を感じる優しさがあったから、
仙台朝市ラーメンは
38年も愛され続けたんだと思います。
千葉まなみさんの優しさは、
ラーメンの中にも、
そして私たちの記憶の中にも、
ちゃんと溶け込んでいる。
だから今日も私は
湯気の立つ中華そばを前にして、
心の底から思うんです。
あのフルーツ、
嬉しかったなって。
そしてやっぱり
ああ食べたい!!
【もうお店はないけれど、あの優しさは続いています】
家庭で味わえる「朝市の中華そば」醤油味はこちら
https://www.buncho-bird.com/asaichiramen.html
