海よりも心が広すぎる893の息子受けと心の闇を抱えるス◯ーカー攻めの楽しめるBLCD「四代目・大和辰之」の感想(要NTR耐性)

今回は、スカーレット・ベリ子先生の「四代目・大和辰之」のBLCDの感想です。CDを聴いたあとに気になりすぎて、原作も買いました。

ちるちるの詳細。↓↓↓

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ネタバレのない感想
福岡弁?博多弁の興津さんのセリフがちょこっと聞けるのが最高です。私、静岡生まれ東京育ちで聞いたことある方言と言ってもうっすらしかないので、どんな方言でも興津さんの演技が聞けるならありがたく聞いてしまいます。
佐藤拓也さんが受けな訳ですが、これがまたしっかりイケボなんです。女性的な雰囲気は一切なし!!!むしろ、攻めの興津さんが高音ではしゃぐとかわいい声なので、あまり興津さんの攻めにまだ慣れてない時に初めて聞いた時は驚きました。
そして、後ほど書くと思いますが新垣さんの演技がまたいいんです…ばりばりの低音で、しかもねっとりしてる感じで。なぜ三人の説明があるのかは、是非CDを聞くか漫画を読んでいただきたい!!!!本編CDはディスク1枚でコンパクトな方なので、気軽に楽しめます。ただし、スカーレット・ベリ子先生作品が好きかも?となったら恐らくCDでは止まらない深みがありますので…そこはあとで書きたいと思います。


では、ネタバレありの感想
主人公はタイトルにもなっているズバリ大和辰之おおやまと たつゆきさん(CV佐藤拓也さん)。冒頭で稔先生という整体師さん?に振られて傷心のまま、組で面倒をみている浅生田あそださんに言われるままに九州に行きます。(この稔先生はベリ子先生の別作品を読むと分かるらしいのですが未読でして、とりあえず試し読みしたらとってもイケメンな整体師さんでした!)失恋の痛手をお酒で誤魔化そうとして飲みまくって公園のベンチでとある人物に出会い、そのまま連れていかれて致してしまいます。

まず、ここで現れたメガネの青年が小鹿望こが  のぞみさん(CV興津和幸さん)です。高身長黒目がキラキラしてるかわいいお顔に、興津さんの高音可愛いボイスが乗っかって最高です。対する辰之さんは金髪ツリ目三白眼なんですけど、めっちゃエロい。ベッドシーンが素晴らしいです…。なんか、私は絵を描く人ではないので詳しくないのですが、ベリ子先生の名前でググるとめちゃくちゃ沢山のデッサン用の資料集の本が出てくるのですごいプロなんだなあと思いつつ美しい裸体にうっとり…となりました。
翌朝、お風呂上がりの望さんがハイテンションで一方的な喜ぶところの早セリフ、興津さんの真骨頂でした。漫画でキスした時の舌を入れる音(どぅるん)が書いてあるとこ、スキ。辰之さんが望さんを右フックで殴るところも、「右フック!」って言ってるところが大変良かったです。
(ところで興津さんの攻め、大体ス◯ーカーじゃね?って今気がついたけどBLの攻めは大体◯トーカーなのか興津さんが多いのか、分かりません…)

望さんが置いていった名刺の職場はなんと幼稚園。子供に煽られてついつい園児4人(プラス望さん)を抱えてぶらんぶらんしちゃう辰之さんがいい人だってこの辺でもう読者にはわかってしまうのでした。幼稚園で聞いた望さんの過去の話で、実は子供の頃に父親から女装を強要されて性的な虐◯を受けていた時に借金取り立てに来ていた893と共にいた辰之さんが、女の子と間違えて「大きくなったら貰ってやる」と言ってたことが判明します。なにこれ、なんか昔の少女漫画とかにあったようやつみたいな!!!とトキメキました。

そして現れる謎の男、櫓木卯一ろぎ ういちさん(CV新垣樽助さん)。幼稚園児、麗華ちゃんのお父さんで、初対面なのに顔に噛み付こうとするあたりクレイジーな香りしかありません。ここの麗華ちゃんを呼ぶ魯木さんの「れ〜い〜か〜」がベリ子先生の収録レポでキモいと褒められてるのが嬉しかったです。
ちなみに、私は後で述べますがこのあと櫓木さんについてかなり複雑で熱くてどうしようもない気持ちに襲われるとは、初めて聞いた時は思いもよらなかったのです…。

望さんが携帯に保存した辰之さんのえっ◯なデータを奪い返すために、博多デートに行って一度でも携帯を取れたら返すというゲームをします。ジャージがダサいというので服を買ってあげる辰之さん。携帯取ろうとしている企みの一環ですが、ここでメガネを取り上げられるところの「ああ、メガネ!」の興津さんの言い方がすごく好きです〜。(漫画ではないセリフでした)望さんの女の子みたいな顔を隠すための伊達メガネを、そんなのいらないと諭すところでますます辰之さんの優しさが溢れています。
博多デート最後は飲み屋に行きます。お酒を飲むのが自分のトラウマに障ると説明する望さんに、冷たく突き放して言おうとする辰之さんのことを「残酷になりきれない」と言う望さん。ここの好きだけどどうしたらいいか分からない望さんの博多弁のセリフが良かったです。

この日のデートの後、気が立った辰之さんは通りすがりのソープ嬢を助けたせいで、店の所有者である櫓木さんにその損害に対する謝罪をしに行かなくてはならなくなります。浅生田さんからの電話で櫓木さんのこと「キモチリ毛」って呼ぶの大大大好き。一応スーツでビシッと決めて、やる気のない顔で「サーセンしたー」ってやる辰之さんもラブ。部屋の後ろに麗華ちゃんのでかい写真(バレエとかの時の写真なのかな、それとも専用にスタジオとかで撮ってるのかな)飾ってる櫓木さんは漫画で要チェックです。今みると心のどこかがうずうずします。そして、2千万の損害をうっすら望さんを引き合いに出しつつ身体で払え的な迫り方をする櫓木さんは、実は辰之さんのお父さんである三代目明虎さんの事しか考えてません。

一方、望さんは自分の抱えた闇のせいでまだ全然温かくない時期なのに海に行って溺れかけるという儀式をしに行き、帰りに櫓木さんへの謝罪をしたあとの辰之さんに遭遇します。(この海のくだりに関しては先生のインタビューに解説ありました!)がめ煮っていう煮物が出てきていいなあってなりました。二人が望さんがストー◯ーしてた頃に集めた写真を見ながら昔話をしているときの113ページの左上の辰之さんがめためたにイケメンです。浅生田さんのこと話してるのにそんな表情するんですね、若〜!!!と心のなかのモンペが泣きました。どうして四代目として組を継ごうとしないのか、辰之さんが話します。ここのシーン、CDではお父さんの明虎さんのセリフがカットされていました。漫画で読んだその明虎さんのセリフは、息子に組を継ぐことに対して覚悟を問う内容でした。望さんは、周りの人が自分のために死ぬかもしれないことや、自分のことを気にかける父や浅生田さんも気にしてしまって動けない辰之さんに、逃げていいんだと言ってあげます。辰之さんが組を継がないとやってるのが実は振りだったということをここまで読み取る人がいなかったのかなと思うと、望さんに会えて本当に良かったなってって思いました。

二人が致してる途中で、辰之さんが望さんが泣いているのに気が付いて辞めるところがあるのですが、泣いてる演技大好きでハッピーになりました(すみません)。翌朝も「じゅり゙ゅるん」て舌入れキスシーンあって嬉しい。あと、最後にお風呂でトラウマがフラッシュバックしかける望さんに「俺を抱いてんのはお前だろ」と言ってあげる辰之さんは聖母のようでした。(ここでの「ばい゙」の言い方もよかった)

櫓木さんのところに来た辰之さんは自分から服を脱ぎます。セリフが漫画にないから説明のセリフが自然に入ってました。ここで二人の会話がほんとーに冷え冷えする会話でした。新垣さんは普段はあんなに人がいい感じなのになあ!どうしてこんなに櫓木さんのいやらしい台詞が出るんだろう!!!プロだ!!!!という気持ちです。そして、目だけが母親似!!!これはマジでそうでした。
幼稚園に麗華ちゃんを迎えに言った時に、また「れ〜い〜か〜」が聞けます。幼稚園で望先生に櫓木さんが言った君でもよかった、惜しいなという台詞は心の底から言ってるのか、それとも辰之さんのことを臭わせて無意識に気が付かれたいという心理なのかな、と気になりました。神(ベリ子先生)のみぞ知ることですが…!!

夜に話していて辰之さんが生意気なことを言ったあと、目隠しして襲いながら、なんと望さんに電話を繫いでしまう櫓木さん。問題のシーンですね!!!!NTR!!!!
この時、誤魔化すために「名前! 名前呼べ」っていつ辰之さんのところの台詞、佐藤さんの声の震えがすごいんですよ〜漫画で挿入してる擬音が書いてあるので、そのタイミングが感じられる言い方でした…。このキャストは神過ぎる…!!!そして鼻歌しながらアナ◯パール的なの入れてく時の櫓木さんの声もバッチリです。でもやはり漫画と合わせて楽しむのがオススメです。なにも知らないで電話越しに致してると思っている望さんに教えたい〜!!!!(涙)

1週間後、会えずに淋しくしている望さんの背中を蹴ってくる麗華ちゃん。蹴られたあとの「おぅ」的な言葉にならないリアクションが素敵。(台本にはどう書いてあるんだろう)ここでようやく、麗華ちゃんから辰之さんが櫓木さんのところにいることを知ります。
物音で誰かが来たと思って迎えにいく櫓木さんは、漫画では明虎さんを期待してちょっと髪とか整えていそいそ行くんですよ。憎たらしいけど憎めない〜!!!!今となっては〜!!!!(後で説明します)目隠されて色々道具使われてる辰之さんを救出、帰りがけに「麗華ちゃんがいなかったら、今頃貴方を殺してる」ていう殺気の籠った望さんの台詞が聞けてよかったです…。あと、いいなあって言う櫓木さん。やっぱり、それくらい愛されてる辰之さんが羨ましいのかな…って。

泣きながら辰之さんの身体を労る望さんに、泣かなくていいといって、自分が父親の代替品で、それすら役に立たなかった、気にするなという辰之さん。ここで!!!!
望さんが言うんです。「君は櫓木さんと一緒に〝いてあげた〟んじゃないの」って。どんなに酷いことされても自分に好意を向けてくれる人を無下に出来ない、辰之さんの優しさに付け込んだ望さんを本当は許しちゃいけない、ちゃんと泣きなって言うんです。
初めてこの作品をCDで聞いて、漫画を読んだ時にこのシーンはよいなと思ったのですが、色々経てから(後で説明します)ここを見ると、この漫画の登場人物である「大和辰之」という人間の大事な大事な救済シーンだったということを感じました。初めのうち私は辰之さんを「四代目を継ぎたくない金髪のにーちゃんでなぜか心が海より広い優しいウケ(ケツの穴小さいの反対過ぎる漢)」だと思ってたんです。本当にごめんなさい。
後で読み返して、辰之さんのもつ懐と愛の深さの代わりに色々隠れて自己犠牲していたことを、望さんだけが辰之さんの真意を気が付いていてちゃんと自分を痛めていることに傷ついても泣いていいと赦しをあげたシーンだったんだなと思いました。そしてそれは、好きだからといって自分本位にストー◯ングして酔った辰之さんを犯した望さんで、子供の頃に父親から性的な玩具にされて弄ばれていたという過去がある望さんだからこそ、辰之さんに言えるんじゃないかと。

泣きそうになるのに、それでも耐える辰之さん。その上、望さんは櫓木さんとは違うと言ってくれる。ここでの二人のやりとりが本当に好きです。
えっちの最後のシーンで、「全部背負ってやる」と言うのは、前の強制テレホンプレイの最後に「捨てられねぇ」と言った台詞の続きなのかなと思いました。嫌なことから逃げていいと赦されて、初めて全部背負っていく覚悟ができたのかなと。

櫓木さんのところにケジメにいく辰之さんに、櫓木さんは明虎さんに出会った時の年齢に辰之さんがなったと思ったらいてもたってもいられなくなって、お金いっぱいばらまいちゃったって言うんですが、今私の心は「そうでしょうとも!!!!」って大きな声で返したい気持ちです。櫓木さんは鉄砲を持ち出して(多分本気で撃つ気はなくて)辰之さんの肩を撃ちます。望さんのために893らしく殺そうとする辰之さんを間一髪止めに入る望さん。辰之さんはそこまで殺ししないという在り方をまたここで認めるシーンだと思いました。

肩の傷を治してから二人で約束の海を見るシーン。(浅生田さんが一体どういう心境でいたのかを想像すると、なんか色々起きてそうで一人で笑ってしまいます、浅生田さん、好きです)やっぱりカッケェ辰之さんがいました。櫓木さんと盃を交わして(もうね、ここ後で説明しますけどね!スゲーことなんですよ)あんな酷いことしてきた人を、いつか父親に会えるだろと言える心の広さ!!!でも、これ明虎さんの息子だからなんですよ!!!と言いたい!!!

最後は退院後お家で玄関からのおかえり◯っちでした。望さんの過去から、口でするのにもちゃんと大丈夫か聞いてあげる辰之さん。漫画の最後に付いてくるおまけの描き下ろしでも、ちょっとした発言に優しさが満ちてます。
幼稚園のバスを乗り回して辰之さんを助けに行ってしまったから、仕事を辞めるという望さんに、極道保育園でも作るか、という辰之さん。ここの笑わせんでよ〜の方言も聞けてよかった〜。しかも、この保育園実現しちゃうあたりがこの作品の大好きなところです。完璧なハッピーエンド。終わりの玩具を使った描き下ろしも大好きでした。

本編はここまでで、他には雑誌特典の「アマイ・フレイバー」の短編とフリートークがありました。
漫画はこちらで読めます!↓↓↓

CDで聞いた時はなんでフレイバーなのか微妙に分かってなくて、漫画を読んで納得しました。CDは終わり方がちょっと変わってますが、どちらにせよ二人が幸せになれてるのが分かります。
フリートークは3分半。4代目じゃ!と言いながら自己紹介する佐藤さんと、頭!!と言いながら自己紹介する興津さん。黒目がフルフルしてるけどボクシングは強い小鹿さんについて話してる。園児を「ちまいの」っていう佐藤さんがよかった〜。二人が新垣樽助さんがべろんべろんしてるって言ってて笑いました。福岡もおすすめするお二人。もっと聴きたかった〜!!!!短すぎるよ〜!!!と思うので、いつもCDについているアフレコレポと新垣さんも含めてのインタビューも読み返しまくっています。(BLCDのアフレコレポ、ご本人イラスト、キャラ絵派があるけど今回はキャラ絵だけど皆メガネ男子なのでキャラにメガネつけてて萌えた…望さんは初めからメガネだけど…素敵エピソード満載で何回読んでも好き)


そして!!!!!
先程ご紹介した「もつ鍋とリーゼント」にある、先生の2万字インタビューを読んだときにこれは読まなくてはと思って、「ジェラシー」を読みました。なんなら、インタビュー途中からこれはネタバレになりすぎると思ってインタビューを薄目で飛ばしてあとから読みました。

分かります?表紙のこの方は、櫓木さんです!!!!!
なんと、櫓木さんが主役の漫画なんです〜!!
気になって1巻読んだら「こりゃあやべえ」となり、気がつけば全部読んでました。2025年、BL漫画で衝撃を受けた部門1位になりました。ありがとうございましたスカーレット・ベリ子先生。若かりし頃の櫓木さんが明虎さんと出会った時の話です。辰之さんはベイビーとして出演。

もはや下手なネタバレになるくらいならここには内容を書きたくないくらい好きです。よくよく考えたら私は「クソデカ感情持ち、世話焼きを超えたモンペ、ロン毛、モンペ気質、BLに出てくる気風のいい女、おじさん」が好きな属性持ちなので、性癖に残らず刺さりまくりました。

ちなみにリア友の相棒に勧めて彼女が序盤で放ったのは、
「◯田さん可哀想〜〜〜!!!」でした。おじさん好きフレンド、分かるよその気持ち!!!

あと、胸を突かれたところとしては、明虎さんがなぜ櫓木のことを好きなのか話すところ。私たちも同じ深淵を覗いている気がしてゾクゾクしました。
そして、二人を取り巻く周りの方々のそれぞれの交錯する気持ちがやばい。ヤバいしか言えません。ひとつだけ言えるのは、最後にちゃんと浅生田さん好きの気持ちはキープできる話になってるのが素晴らしいなって思いました。◯見さんも好きですよ〜!!!!表紙がセクシー過ぎる…。

いや〜すごいものを読んでしまいました。そして、「ジェラシー」完読後に読む「四代目・大和辰之」は、景色がガラッと変わります。CDにはなかった明虎さんの言葉の真意はもしかして、息子に継げないなら継がなくていいというメッセージだったのかなとすら思いました。

もう、四代目にはジェラシーもついてくるパック、作ってくださいよ〜の気持ちです。そして、CD化して欲しいですよ!!!!新垣さんの若櫓木さんが聴きたいよ〜!!!!!(地団駄)心のCDにして再生するしか、ありませんね…。
多分、またジェラシー読んで四代目読んで…というループになる気がするので、これからも楽しめそうです。それに「ジェラシー」の最後にちゃんと、現在の辰之さんと望さんも出てくる、これが本当に嬉しいです。

893もので色々あって、この終わりができるってベリ子先生は天才では??と思いました。表向きにハートフルとは言えない作品なのに、家族とか愛とかプライドとか嫉妬とか人生に必ず関わってくる基本的な感情や物事にナイフを突きつけられるようで、本当に読めてよかったと思います。
今、櫓木さんが大大大大大好きです!!!!

CDと出会ってから1年半かかりましたが、素敵な物語に出会えて感謝しております。いつも記事をお読みくださり、ありがとうございます。

(新垣さんファンの方にも読んでいただきたい「ジェラシー」)(未だにセックスシーンの感想に適した語彙力がなくて漫画も声優さんの演技にもうまく言及できないコンプレックスがある)(自分の感想なんかどうでもよくなってきてただ読んでほしい、聞いてほしいだけが残る)(でもいいか)(これからもよろしくお願いいたします🙇)

(リア友の相棒に「ジェラシー」読ませたら明虎さんが最後にオールスターのスニーカー履いててカッコいいし先生のセンス最高って言ってた)(ファッションセンス皆無な私には助かる感想)(5巻の185ページの明虎さんの指の関節で私は泣ける気がする)(再読楽しみ)


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