腹筋が捩れるのに切なさ溢れるすれ違いの極致リーマンBLCD「副音声はうるさい十分に」感想

面白いBLと聞いたら皆さんはどんな作品を想像しますか? 私はおそらく、英子先生原作「副音声はうるさい十分に」を挙げると思います。

こちらは、BL界の帝王森川さんと興津さんのペアで送る、抱腹絶倒なのに切ない恋のお話です。興津さんと森川さんはこの作品までに3作品で絡んでいるので、ものすごく安定したペアです。

試聴だけでも聞いてほしい!!!

ネタバレない感想から。
副音声というのは、いわゆる登場人物の内心の声ということです。こちらの作品の漫画は、それぞれのセリフ以外の心の声が吹き出しに色がついていて分かるようになっています。それを興津さんも森川さんも言いわけているんですが…。
試聴聞くとわかりますが、まー騒がしい騒がしい…。そして、なんと言ってもお二人の演じ分け、表向きをクールに装いつつ内心の必死さが面白過ぎて、外で聴くにはマスクが必須です。
最近嫌なことばかり、あー、笑顔になってないわ…という方は、こちらの作品でスマイルを取り戻してください。そして、ぜひ大人の恋にドキドキしながら腹を抱えて笑ってください!!何せ、全てのトラックにエッチあり、ですからね!!!

では、ネタバレありの感想です。
1話、野崎さん(CV森川智之さん)の家に会社の部下である西田さん(CV興津和幸さん)が訪れます。既に両思いなんですが、どちらも自分が好かれているとは思っていないため表向きには嫌われたくないように細心の注意を払って喋ります。西田さんが初めて野崎さんの家に上げてもらった時の嬉しいの早ゼリフがかわいいんです…。あと、野崎さんに「西田くんのいう仲良くって、こうやって相手に触ることなのかな?」と聞かれた時の「!」のセリフのところが、「は」でもなく、何とも言えない音で表現されててすごい…。とにかく、思いはすれ違っているけどなぜか致すことに。西田さんは未経験なのですが、初めて入った時の驚きとか、痛そうな感じとか、余裕ない感じが伝わってきます。とにかく野崎さんと関係を作りたい西田さんから提案してセフレになるということに。

2話、会社でいつも通りの話をしてるけど、内心でどちらも「好き」と「大好き」と「かわいい」を言いまくってる。この好き好き言うのを聞いてるとなんか幸福ホルモン出てる気がする…。野崎さんが夕飯に誘うも、結局は家で致すことに。野崎さんはセフレとしての任務を全うしなくてはと思う行動が、いちいち西田さんには恋人扱いされないという気持ちになってしまいます。行為中もキスをされなくて傷つきながらの半泣きの喘ぎがすごいセクシーです。英子先生の描く裸体はシンプルな線だけど肉感的でエッチで大好きなのですが、声と聞くとより楽しいです…。
帰り道で話していて気持ちが溢れて西田さんからキスをしちゃったあたりで、二人とも心のなかで「路上!!!」って思うところが本当に面白かったです。

3話、相変わらずすれ違い続けて、セックス後にすぐに帰る西田さんの「帰りたくないよ〜」と野崎さんの「帰らないでよ〜」のセリフ、二人とも「〜」の感じがめちゃくちゃでてます。
会社で寝具カタログ見ながら抱き枕に嫉妬しかける西田さんかわいい。なんとか泊まる話になって、無事お泊まり成功。泊まってほしいからゆっくり致す野崎さんVS帰りたくない西田さん。お泊まりセットを置いていくことに。

4話、会社で遅くまで打ち合わせしたあと、なんやかんやで会議室ですることになります。ここは声を抑えなくてはいけないので、西田さんの声が控えめなんですけどそれがまたいいんですね…。ちゃんと「好き」って西田さんが言っても、野崎さんは行為のことだと思ってて伝わらないのが切ない。森川さんのリップ音とか息遣いがナチュラル過ぎて本当にすごい。二人が一緒にシャワーしてるシーンがありますが、実は身長は西田さんの方が高いのもなんか素敵ポイントです。

5話、急に現れる西田さんの同期の沼田さん(CV堀江瞬さん)。仲良く話している二人にやきもきする野崎さん。沼田さんと飲んだ帰りに野崎さんの家に急に来て、布団が変わっていた事からまたすれ違い会話に。西田さんが野崎さんの全部好きって言うと酔っ払ったせいにされちゃう。翌日沼田さんとの飲み会は同期会の相談と聞いて思わず「沼田くんに取られたらいや」と言ってしまってからお互いに動揺するのが面白い。ここあたりから出てくる沼田さんの空気読めてない感じが最高。

6話、同期会帰りの西田さんが野崎さんの家に来ていると、沼田さんからの着信があるのに野崎さんが気が付いて、また帰れないように引き留めます。行為中にも好きだと言い合うのにお互いに嘘だと思っていて、翌朝やはりすれ違ったまま西田さんが帰ろうとしたときについ慌てて本音が出る野崎さん。大好き!まで言っちゃう。なんとか誤魔化して休日を過ごす二人。
会社で「私の西田くん」と思っている野崎さんがうっかり沼田さんの前でも言いかけちゃうの、めちゃくちゃ面白かったです。

フリートークは16分くらい。
冒頭から文末に「好き、大好き」をつける興津さん。本編で寒波に感謝する野崎さんを踏まえて自己紹介する森川さんはコメディ感が全力過ぎてコメディみを落として欲しいとディレクション貰ったらしい。副音声の定義が斬新。楽しかったそうです。モノローグの独特の言い方はいつから、なぜそうなったのか? モノローグをうるさいと言われたことがある興津さん。セリフの合間に好きを入れていくと幸せになる好き。お互いに言い合って笑い合うの好き。沼田さんは1人収録らしい。印象的なシーン、興津さんは野崎さんが「抱き潰す」て言ったところ。お互いに出来る人だから好きだと言えないのではという興津さんの分析はなるほどでした。
質問、副音声がつい出ちゃった時は?絶対に本心は出さない興津さん、好き、は出してくれるの好き。そこから最近興津さんのいびきが酷い話。めちゃくちゃ笑ってくれる森川さん。二人でいびきの音出しまくり。今まで言えなかったことで今なら言えることは? 興津さんは大体上辺で喋ってる。興津さんのメガネ変えたことに気が付いてくれる森川さん好き、な興津さん。すごいニヤニヤしちゃうらしい。最後メッセージでは森川さんが英子先生の絵がオシャレで素敵とオススメとのこと。普通ではない指示が書かれている台本で出来上がりが楽しみ。興津さんもコミックスの台詞の色分けと紙質がいいと話してくださいました。
最後まで好き好き言ってくれる〜!!

というわけで、引き続き2巻。

7話、二人で出張にいってホテルで致す。どうしても、お互いにセフレとして見られてる誤解の上でなので切ない副音声が増える。そしてホテルでは声が聞こえちゃうのでと声を抑える西田さんの声が大変にエッ…です。そしてなぜだか今まで考えてなかったけど、この濡れ場を収録するときの初めってどんな風なんだろう? とBLCDに出演する男性声優にしかわからないことが気になったので転生したらモブ役を演じる男性声優に乗り移っていたいと思いました。(普通に考えると、スタートの合図があってどちらかが発声しだすんだろうけど)出張帰りに互いに取引先の社長に思い人を取られたくない二人の副音声が面白かったです。

8話、沼田さんに誘われて飲み会参加をする野崎さんが取られるのがいやで、西田さんが思わずキスマークを付けちゃう話。野崎さんがもっと付けてほしいて言った後に「セフレ上司がキスマーク収集おじさんだったって西田くん引いてる」って思うところと、表向きはどんどんキスマーク付けさせてって頼みながら副音声で自分に突っ込みまくる西田さんに笑いました。二人で自分以外の人にキスマーク付けさせないでって言い合ってるの、まだ告白成功してないのが本当におかしいよッ(面白過ぎる)飲み会でバレないように二人で微笑み合うコマが最高に幸せな笑顔に見えます。

9話、合鍵を作ったものの渡せなくて悩む野崎さん。深刻な悩みだと勘違いして役に立たないと落ち込む西田さんがひとり自分を慰めていると野崎さんから連絡があって家にいくことに。当然致すわけですが、すでに準備万端過ぎる西田さんが誰かに抱かれたのではないかと思って野崎さんは心配になります。ここはこの作品の中でも激しめな感じです。誰かといたかと聞いたくせに答えを聞きたくなくて激しく攻めるゆとりのない攻め、最高ですね。一人でシていたと聞いていつでも来られるようにという言い訳でようやく合鍵を渡せる。翌日、西田さんがおそろいのキーケースにしようか葛藤しているところに、沼田さんが自分の顔写真のキーホルダー(友人からの誕生日プレゼントの発注ミスで大量に余ったもの)をくれ、野崎さんとお揃いに…なったのかな…? この作品での重要かつ楽しいキャラの沼田さんが一番光るシーンでした。

10話、合鍵をもらっても入って他のセフレがいたら嫌だからと躊躇っている西田さん。そろそろ、そんなに人はセフレを沢山作ってるものではない、ということにお二人に気が付いて頂きたくなります。が、セフレの役割を全うするために毎回致してくれるので、やはり英子先生は天才としか思えない。そして、西田さんのことが欲しくて口に指を入れて噛んでという凶行に及ぶ野崎さん。事後に一人合鍵のことをお祝いしているところを西田さんに見つかり、二人でまたしても面白副音声すれ違い会話が繰り広げられます。で、野崎さんが西田さんのことを噛んでおあいこに。噛まれてもセクシー西田さん、好き

11話、いきなり恋人になりたいと言ったら振られる西田さん、の夢からスタート。声だけでも悲しいのは十分にわかりますが、私はこの漫画の野崎さんが好きすぎて涙を浮かべたり流したりする西田さんの表情が大好きです!!そして、漫画の状況をCDではわかりやすく伝えるために沼田さんがナイスお仕事してます。沼田さんから、総務の人で野崎さんを取られるんじゃないかと不安になっている様子を野崎さんに風邪と間違われてしまい、今日は家に帰るように言われてしまいます。それでも西田さんが合鍵で(セフレがいても邪魔しようと)家に来て、抱いてほしいと強請ります。なんだかもう早く両想いになってくれよ~という気持ちが高まります。

12話、野崎さんの同期の人が戻ってくるという話と、単刀直入に総務の人とセックスしたか聞いちゃう西田さん。総務の人とは何もないと聞いて安心しても、先の見えない関係に、恋人みたいに抱いてほしいと頼みます。うわー、いつもよりもえっちです…。口でも好きというのに、お互いに本気じゃないと思うせいで、事後に涙してしまう西田さんと、それを見てやはり恋人扱いをして嫌だったのだと思ってしまう野崎さん。野崎さんが想いを打ち明ける寸前で、同期の猫谷さんから電話が来てしまい、その間に西田さんは帰ってしまいます。こんなにシリアスになるって、聞いてなかったYO !!!

巻末フリートークは、7分弱。一年半ぶりだったけど、そんな時間が経ってたと思えないくらい印象的だった。1巻に比べてキャッキャしてなかったし猫谷さんは何なんだろう。先が気になり夜も眠れない森川さんに興津さんが添い寝しましょうかって聞いて、好き、大好きって言い合う二人が大好きです。猫谷さんのおかげで二人がくっつくのでは? ハッピー沼田では力不足か…。英子先生の漫画の終わらせ方がバサッと終わらせるのがすごい。収録は音声と副音声は同時に録っていて、スタッフの力がすごい。セリフの編集も台本に指示が書いてある。BLアワードに編集などの他の部門もつくるべしとの意見、BL界の帝王は着目点が違うなあ…。

そして、ミニドラマ特典があります。(フリトの後にミニドラマって珍しい)
1は、1巻の描き下ろしのメガネをかけた野崎さんの話。
2は、2巻描き下ろしの野崎さんの家に置いた西田さんの荷物が増えてる話。
3は、野崎さんを飲み会に誘う相談をしたら、野崎さんは俺のものだからと言われそんな冗談を今まで言われたことがなかったと落ち込む沼田さんの話。
4は、野崎さんだけが出張して寂しい西田さんの話。野崎さんから電話がきて食事に誘われてうれしさのあまり「やったぁ!うれし…」と電話の切り際に言っちゃうがめっちゃよい。(野崎さんに聞こえてる)

もう、あまりに二人が好きすぎて漫画も買いました!

3巻は、猫谷さんのおかげでくっつく…かと思いきやまたしてもすれ違う!!いい感じになったのに~!!となりました。この巻の隠れた主役は、多分チーズです

4巻でようやく、ようやく想いが通じます!!!ハッピー沼田さんに感謝です!!!

5巻、副音声が少なくなってきて、二人の会話が本当にいいのでCD化して欲しいです…とりあえず膝枕のところのセリフが聞きたい…。そして、明かされる野崎さんの過去がすんごく気になるところで終わりました。

6巻が発売されたので早速拝読!!!ハッピーでした!!!!!(2025年11月6日追記)
この世で一番かわいいプロポーズをありがとうございました!!英子先生のおかげでやはり本音はある程度言ったほうがいいんだなっていう当たり前のことを教えられつつ、やはり主要な登場人物がどこか人とズレてる感じがすることがとっても面白く不思議な安心感が得られました。私もどこまでも不安になることがあるのでここまで相思相愛なのにまだ不安になっちゃうあたりもすごく共感しそうになりました。時折出てくる背景が黒塗りのコマとの対比がいいですね!!沼田さん、そうだったんだ…となりました。

すれ違う二人を見まくってきたからこそ、両想いになってからが愛おしくてたまらなかったです。

英子先生、本当に素敵な作品をありがとうございました!!!

あと、いつもお読みくださりありがとうございます!!!

(うれし過ぎるとふるふる震えるのと、どや顔になるとシャイニングする西田さん好き)(普通の人だと思っていたけど5巻後半から大分野崎さんの様子がおかしくて気になる)(興津さんが年上の声優さんとお話されているフリトが好き)

(CDの続編は死ぬまで希望し続けて生きます!!)


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gie チップは必要ありません😊どうか、あなたの心を癒したり支えになったりするような作品に出会えますように祈っております!今後ともよろしくお願い致します!