✅ TEMUで買った888円キットで“初めての表面実装”に挑んだ僕の、小さな光の物語。
〜表面実装(SMD)を学んでみた〜
この記事でわかること
✅初めての表面実装(SMD)をどうやってハンダ付けするのか
✅盛りハンダ → 仮固定 → 反対側を仕上げる流れ
✅スルーホールとの違い・扱いやすさの比較
✅完成後の点灯テストの感動体験
✅888円のキットから得られた“技術と気づき”
✅USBライトの活用シーン・応用アイデア
🔗この記事は 『✅TEMUで楽しむ電子工作と復活DIY』 マガジンの1本です
👉マガジンを見る
第1章 小さな袋に詰まった“大きな挑戦”との出会い
今日も家に、ひとつの小さな袋が届いた。
TEMUで888円で買った、USBに挿すLEDライトのソルダリングキット。
今まではずっと、部品の脚を穴に差し込んでハンダ付けする
“スルーホール基板”のキットばかり組み立ててきた。
今回は、脚のない部品を基板の表面に直接つける“表面実装(SMD) ”の練習をしてみたくて、このキットを選んだのだ。
袋を開けると、掌にすっぽり収まる小さな基板、米粒よりも小さい抵抗やLED、そしてUSB端子と透明のケースが出てきた。

表面実装に少し緊張する。
この小さな部品たちが、後に僕をあれほど苦しめるとは、この時は思っていなかった。
たった888円のキットなのに、僕の中には妙なワクワク感が湧いていた。
「今日はこれで光を作るんだ。」
技術的な挑戦と、子どもの頃にプラモデルの箱を開けたときの高揚感。
そのどちらも胸の奥で同時に立ち上がった。
第2章 米粒より小さな抵抗との格闘
まずはチップ抵抗。
表記は「101」。100Ω。
大きさは……1.5mmくらいだろう。

予備が1個おまけで入っていた😅
ピンセットでつまもうとするだけで、
ピョンと跳ねてどこかに消えそうになる。
まるで、砂浜で拾った白い貝殻が
手のひらからするりと逃げていくみたいに。
逃げ出そうとする抵抗をなんとか掴み、盛りハンダをランドに少し置いて、タイミングを合わせてそっと押しつける。
「うわ、ムズい…。」
汗ばむ指先。
息まで止めてしまうほどの細かさ。
ほんの数ミリの世界で、僕の集中力が試されている。
ピンセットで掴んだ抵抗を盛りハンダの上に乗せ、こて先を当てて盛りハンダを溶かし、まずは仮固定。
その後、反対側のランドにもハンダを付けて固定する。
スルーホールと違って、位置合わせが本当に難しい😓
しかも部品が小さすぎて、老眼が始まった僕には見えにくい🤣
だからこの日のために——
メガネの上からかけられる拡大鏡という秘密兵器も用意していた。
その秘密兵器を装備し、1つ、2つ、3つと抵抗を慎重に乗せてハンダしていく。
全部の抵抗が乗ったとき、じんわり小さな達成感が湧いた。
「よし、いい感じ。」


反対側のハンダはやりやすい。
第3章 LEDの極性の謎を解き明かす
次はLEDチップだ。
これも異様に小さい。
チップ抵抗ほどではないが、それでも大きさは……5mmほどだろうか。

予備が1個おまけで入っていた🤣
薄い板のような形をしていて、表面の端にある金属パッドを見ながらプラスとマイナスを探す。
LEDは向きが逆だと光らない。
つまり“正解はひとつ”しかない。
何度も角度を変えながら、LEDを光の下でじっくり観察する。
「たぶん…こっちがマイナスだな。」

実際には写真下側がマイナス。
まずはチップ抵抗と同じように、片側へ盛りハンダをのせる。
チップ抵抗よりは大きいぶん、ピンセットで摘むのはまだ楽。
だけど、秘密兵器(拡大鏡)を装備していても、LEDのマイナスの印がとにかく見えにくい!
それでもなんとか向きを合わせ、慎重に基板へ置く。
……が、
盛りハンダの高さでLEDが少しだけ浮き、見事に斜めになってしまった。
「ああ…表面実装の洗礼だ😭」
でも、それも今日の物語の一部だと思えば、不思議と悪くない。

第4章 久しぶりの“スルーホール”に、ほっとする
小さなLEDやチップ抵抗との戦いを終えて、いよいよUSB端子の取り付けに入った。
このUSB端子だけは、昔ながらの スルーホール方式。
裏側からハンダを流し、スルーホールを通って表側に少し盛り上がる——
その状態を「ちゃんとついた」と呼ぶのを、もう僕は知っている。
とくにUSBコネクターは抜き差しによる負荷がかかる部分だ。
だから今回は、“表にもハンダが顔を出すように”あえてしっかり流し込んだ。


しっかり装着された。
表面実装で細かいパッドと格闘してきた後だから、このスルーホールの
「受け止めてくれる感じ」 が妙に心強い。
ピンを入れて、裏から熱して、
ハンダがスッと吸い込まれていく。
あぁ、これだ。
自分が最初に覚えたハンダ付けは、
この“安心する感触”だった。
チップ部品たちの繊細な作業に比べると、スルーホールはまるで、細い路地から広い道に戻ってきたみたいだ。
「やっぱり楽だなぁ…」
思わず笑いながら、
USB端子の4ピンを丁寧に仕上げていった。
第5章 透明ケースに収まる“作品”という存在感
すべての部品を取り付け終え、最後に透明ケースへそっと収める瞬間がやってきた。

一気に“作品”っぽくなる😆
基板の緑、
チップ抵抗やLEDの金属の輝き、
USB端子の質感。
それらが透明ケース越しにひとつの“光の装置”としてまとまった姿で現れた。
さっきまで、指先でつまんで必死に向き合わせたLEDたちが、まるで何事もなかったかのように堂々と前を向いている。
ケースに収めた途端、さっきまでの作業の苦労がすべて小さな宝物に変わったように思えた。
ただの電子部品の集合だったものが、
この瞬間に“作品”へと変わる。
僕はこの瞬間がほんとうに好きだ。
ケースの中のLEDたちを見つめながら、
「よし、あとは光らせるだけだな」と
小さく息をついた。
第6章 光った…その一瞬で全部が報われた
いよいよ点灯テストの瞬間が来た。
完成した基板を握る指先に、自然と力が入る。
今回はUSB充電器ではなく、モバイルバッテリーを持ってきた。
そのUSB端子に向かって、たった今この世に生まれたばかりのLEDライトをそっと近づける。
「こんなに緊張するとは…。
果たしてちゃんと光るんだろうか?」
深呼吸をひとつして、
ゆっくりとUSB端子を差し込む。
次の瞬間——
パッ……!

思わず声が出た。
「うおっ、光った…!!」
その声は、
部品を落としそうになった焦りも、
視力との戦いも、斜めになったLEDへの小さな悔しさも、全部ひっくるめた“歓喜”そのものだった。
自分の手でひとつひとつ命を吹き込んだ電子部品が、こうして光として返ってくる。
それは、ただの点灯テストなんかじゃない。
僕の中では“達成感の結晶”みたいな瞬間だった。
透明ケースの中で光るLEDを眺めながら、胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。
888円のキットでつくった、たった数センチのライト。
でも今の僕には、世界で一番綺麗な光に見えた。
第7章 学びと、次の扉へ
LEDが光ったあと、しばらく透明ケースの中の小さな光をぼんやりと眺めていた。
たった888円のキット。
でも、そこから僕が得たものはそれより何倍も大きかった。
表面実装(SMD)の難しさ。
部品が米粒より小さく、向きがわかりづらく、ピンセットが少しでもぶれたら吹き飛ぶ。
盛りハンダの高さで部品が傾くことも、ランドの幅の狭さに焦ることもあった。
それでも、一つ一つと向き合っているうちに、不思議とどれも“良い経験”になっていく。
——苦労した分だけ、光ったときの喜びが増える。
僕は今日、そのことを強く実感した。

懐中電灯🔦代わりになる😆
スルーホールの安心感。
表面実装の繊細な緊張感。
それぞれに違った面白さがある。
そして何より、こうしてひとつの“光”として手元に残るのが嬉しい。
LEDライトを眺めていると、自然と次のアイデアが湧いてきた。
「フレキシブルに動く棒の先にUSBメスをつけて、土台を付ければデスク用ライトになるかも。」
「机の下にもぐって配線を見るときは、側面発光タイプのほうが便利だな。」
「丁寧でオシャレな外装を作って、照明として販売するのもありかもしれない。」
電子工作って、ひとつ作るたびに“次の扉”が開くんだな。
今日作ったこのLEDライトは、ただの完成品でも、ただの888円キットでもなくて——
僕が表面実装の世界に踏み出した“最初の一歩”の証みたいな光だ。
そしてきっと、ここからまた新しい作品が生まれていくと思う。
📦 今回作ったキットの紹介
今回作ったTEMUで購入したLEDライトキットはこちら👇です。
USB夜光キット
🐾🐾────────────🐾🐾
💡この記事が役立ったらスキ&フォロー歓迎です。
他の電子工作記事もまとめて読みたい方はこちら👇
📚 電子工作はここから
✅ 電子工作ネコ・マックスの実験ノート
🐾🐾────────────🐾🐾
🔍 次に読むならこれがおすすめ
➡️ TEMUの電子工作キットでハンダ付けしながら学ぶオームの法則
🐾🐾────────────🐾🐾
#電子工作 #表面実装 #SMD
#はんだ付け #USBライト
#LEDライト #TEMU #電子工作ネコ
#格安ガジェット #888円キット
#自作ガジェット #ものづくり
#挑戦記録 #小さな光の物語 #独学
#学びなおし #今年学んだこと
