「日立の黄」から「セガサミーの紫」へ 東京サンロッカーズ、変革の号砲‼
日本のバスケットボール界が、B.PREMIERという新時代へ舵を切る中、今、最もドラスティックな変貌を遂げたのが、日本最古のプロバスケットボールクラブ「東京サンロッカーズ(旧サンロッカーズ渋谷)」でしょう。
チーム名から「渋谷」の冠が外れ、広域な「東京」へと看板を掛け替えただけでなく、半世紀以上にわたり受け継がれてきた伝統のチームカラーが、「イエロー」から「パープル」へと刷新されました。この決断の裏には、単なるデザイン変更に留まらない、クラブの成長戦略が透けて見えます。

「日立」というアイデンティティの卒業
「この木、なんの木、気になる気(黄)になる♬」
日立の木。日立の黄。
日(太陽)の立ち上る所、日立が創業の地です。
長年、サンロッカーズ(昭和10年、1935年創設)の象徴だった「太陽の黄色・サンイエロー」は、母体であった日立製作所のコーポレートカラーでした。実業団時代から長く続くこの黄色は、伝統と情熱の証であり、ファンにとっても「サンディー」と共に歩んできた心の拠り所になっていたでしょう。

しかし、2022年にクラブ売却、セガサミーホールディングスによる完全子会社化を経て、クラブは、「大企業の一部署」から、「プロ興行の主役」への本気の脱皮を迫られました。
今回のパープルへの移行は、親会社のブランドカラーである「セガサミーパープル」への統一を意味します。それは、名実ともに日立時代の歴史に区切りをつけ、新オーナーシップのもとで頂点を目指すという、本気の決意表明に他ならないでしょう。買収すれば、当然の流れであり、むしろ、遅きに失した感があります。
日立製作所のサンイエローは、バスケ界から消える事になりましたが、Jリーグ 柏レイソルにはまだあります。また、サンロッカーズの練習場は、ずっと柏にあります。
なお、宇都宮ブレックスと仙台89ERSが、黄色を使用しています。要「注意」ですね。
「紫」が持つスポーツ界の文脈
スポーツ界において「紫」は、特別な意味を持ちます。NBAのあの名門 ロサンゼルス・レイカーズが掲げる「パープル&ゴールド」は、華やかさと圧倒的な強さの象徴ですね。
東京サンロッカーズもまた、ロゴの周囲のアクセントに旧カラーのサンイエロー(ゴールド)を配しており、この王道スタイルへの敬意と、東京という大都市に相応しい「高貴さ」を追求しているようです。

また、国内クラブに目を向ければ、Jリーグのサンフレッチェ広島が「紫=強豪」のイメージを確立しており、Bリーグ 山形ワイヴァンズ(ウェイクンバイオレット)や京都ハンナリーズ(京紫)といったクラブも、地域の誇りを紫色に託しています。
かつては、bjリーグの東京アパッチ(コロナ禍解散)も紫でした。きっとオマージュですね(涙)。
「東京」を代表する紫のクラブが、新たに(再び)加わることは、B.プレミアの勢力図を、視覚的にも塗り替えるインパクトがありそうです。みんなで、紫を応援しましょう。

新ホームアリーナとの共鳴
このリブランドは、2026年7月にホームを江東区に移転し、トヨタアリーナ東京(江東区青海)での戦いを見据えたものです。
渋谷という街に根ざしたカルチャーを大切にしつつも、新たな箱は三倍ぐらい(約1万人)に膨らみ、お台場・有明エリアを含む「東京」全域をホーム市場へと広げて行きます。箱の主、アルバルク東京とのガチの競合へ。
かつてのロスアンゼルスの、レイカーズとクリッパーズのように同じアリーナを使用し、なんとこちら東京では同地区で戦います。赤と紫に埋まったTATが、赤紫に染まる東京ダービーが楽しみですね。

Bリーグ HPより引用
「伝統の継承」と「変革への挑戦」
ファンにとって愛着ある黄色とのお別れは容易ではないですが、新しい紫のユニフォームに身を包んだ選手たちが、新アリーナTATも紫に変わり、そのコートに立つ時、その「紫」は新生サンロッカーズの新しい時代の希望の新色となるはずです。
日立の魂を胸に秘め、セガサミーの紫を纏い、新たなコートで初優勝を目指します。
HCが途中で代わり今季は、25勝35敗の東地区8位、B1リーグ全体で16位に終わりました。日本代表の大黒柱のホーキンソン選手が、貴重なBリーグ帰化外国人枠にいて、この成績は、大変残念です。松岡GM、編成は大丈夫でしょうか?
サンロッカーズの神田社長は、かつてSVホルン(サッカー)経営不振撤退、ライジングゼファー福岡(B2リーグ)経営危機退任、火の国サラマンダー(九州プロ野球リーグ立ち上げ)。あまり成功した実績も、来季の具体策も、まだ無い模様で、この会見では、
「来年に向けて外国人選手だけ『また凄いのをいっぱい連れてきます』ということだけでは、たぶん強くならないと思う」との見解を示しました。
そして、強くするのは、GMとアシスタントGMの仕事だと、他人事のよう。
大丈夫?マジ心配です(親会社は今期赤字決算の見込み。野球部は廃部へ)。新天地でのプロの興行なので、たぶん秘策(コーチ陣入れ替え? 大物HCか?)があるのでしょう。
遂に本気を出した親会社セガサミー(年商約2000億円)と、ルカをHCにしたりして迷走して来たサンロッカーズとの第二章は、今、始まったばかりです。
サラリーキャップ制度下、松岡GMがどんな魅力のあるバスケを見せてくれるのか。取り敢えず、ドラフト全体1位指名権を呼び寄せた強運は、彼にあります。船出を見届けましょう。
この会見の3日後、サンロッカーズから発表がありました。
「このたび、ゾラン・マルティッチHCの契約が5/31をもって満了となり、退団することをお知らせします。」コーチ陣には、サラリーキャップ制度は及びません。実績のある大物獲得か?

日本名は「鷹大」、愛称は 鷹ちゃん
2017年に来日し、FE名古屋入り。2020年に信州へ移籍。2023年2月に帰化が認められ、晴れて男子日本代表のメンバー入りを果たした主力の ジョシュ・ホーキンソン選手。米国時代の愛称は「Big Hawk(大きな鷹)」。そこから、Hawk(鷹=たか)とBig(大=ひろ)を取り、自身の名字に掛け合わせて、鷹大(たかひろ)と名付けられました。鷹が24画であることにちなみ、「24」を自身の特別な数字としているそうです。日本代表時の背番号です。2023年6月にB1サンロッカーズ渋谷に移籍しました。
ファンからは親しみを込めて「鷹ちゃん(たかちゃん)」と呼ばれています。
208cmの高さで走れて守れる。シュートレンジが広く、加えてパスも巧みな日本代表パワーフォワード・センターです。NBA指名が無く、ワシントン州立大学卒業後、直ぐに来日。B2信州で才能を開花させました。
ホーバスHC時代は、毎試合40分のフルプレー時間で、酷使されていました。日本代表チームはブラック企業か? 日本人PF・Cは慢性的な人材不足です。
「目標は「毎日いい選手になる」ということを続けていくことです。日々ベストを更新していくことは、忘れずに取り組んでいきたいと思っています。チームとしては、まずCSに出場しないとBリーグチャンピオンになるチャンスすらないので、まずはその舞台に立てるように一つひとつ積み上げていきたいと思います。」
日本の地に立って9年。3年毎に移籍していた鷹ちゃん、2026年は移籍はしないが、クラブ名が変った。
サンロッカーズが山﨑一渉との新規契約を締結! ドラフト 1巡目全体1位指名
サンロッカーズは、期待のスモールフォワード山﨑一渉選手を1月にドラフト1位で、松岡GMが指名しました。
そしてノーザンコロラド大学の山﨑選手(ハーフ)と契約を締結したことを、この「パープル会見」で発表しました。背番号は21。現在22歳の山﨑選手は、201cm 98kgのSFです。
「もう1年大学に残ることも考えていましたが、求めているのは、しっかり経験を積みながら結果を出すこと。それを考えてサンロッカーズでプレーして経験を積みたかった。」と加入の決め手をコメントしています。
アピールポイントは「身長があってアウトサイドが打てること、ディフェンスを頑張れること。」とのこと。同僚の鷹ちゃんのいる日本代表入りを目指します。
外国籍オンザコートスリー下、ルーキーSFの出番を見に行きましょう。

結語 乗り換えるか、二股か?
私事で恐縮ですが、ご近所に3つ目のクラブの登場です。B1(Bプレミア)が2つに、B3(B.ONE)がひとつ。
赤(アルバルクレッド)にするか、紫にするか、有明アリーナには、青(ユナイテッドブルー)もあります。うーん、3色、迷いますね。黄色のままだったら、赤、青、黄色で信号機でした。
3クラブのどこに肩入れしましょうか。やっぱり強いクラブに風見鶏しますか。たぶん江東区長(女性)は、八方美人です。
昨年は、区職員がアルバルク東京の赤いユニフォームを着て仕事をしていました。東京サンロッカーズは、地元集客作戦、出遅れました。今年は、役所で紫を着てるかも。Vivid、色々あります。
私は、今シーズンも赤の会員でしたが、ご祝儀でBプレミアは紫にしようかな。補強・移籍を見てから決めようか。まさに日和見主義ですね。
松岡GM、長崎の伊藤拓摩GMを見習って眼力を利かせ、サラリーキャップ制ならではの度肝を抜く補強をお願いします。
トヨタアリーナでお互い被らないように、ここはスローテンポの赤組とは真逆の、アップテンポ攻擊型の紫組でお願い致します。

これで、毎週、Bプレミアの60試合をトヨタアリーナで観ることが可能になりました。豪勢だけど、それはお財布にやさしく無い。赤紫ダブル会員割引きが欲しい。
どなたか、赤と紫のハイブリッド応援ユニフォームを作ってください。禁断の二股ですね。
パープルPurpleの由来は、古代の貝染料(プルプラ)が由来です。イメージは、「高貴、華麗、艶やか」。東京サンロッカーズ(鷹ちゃん)のイメージにぴったりですね。バイオレットVioletは、青紫です。さらに波長が短くなると、日焼けやシミの原因の紫外線UV. Ultra Violetです。
化学的には、赤と青を混ぜると、紫になります。
つまり、式で書くと
アルバルク東京 + 東京ユナイテッド = サンロッカーズ
新生・東京サンロッカーズの紫は、化学的に必然でした!

皆で、ユナイテッドは、青援しましょう。
そしてサンロッカーズは、紫援しましょう。
アルバルクは、赤の他人とはならず、赤胆忠心。嘘のない真心で、アルバルクに忠義を尽くしましょう。
結局、それはミツマタ⁉
ミツマタの花の色は、サンロッカーズ渋谷色。すみません、脱線、色‘’オチ‘’しました。
3クラブの素晴らしい試合、心を動かすゲームを切に願っております。日本人選手、頑張れ。鷹ちゃんも。

お読み頂きありがとうございます。
誰も書かないコトをnoteしています、たぶん。
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昨年9月に移転の懸念点などを書きました↓
周辺の有明地区のご紹介↓
トヨタアリーナ東京への行き方など↓
追記
名古屋Dを5季にわたって指導したショーン・デニス監督(60)が今季限りで退任することが確実になったとの報道。来季は、東京サンロッカーズで指揮を執る見込みで、名古屋Dの後任監督には外国人指導者を中心に選定を進めているという。
