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世界は無法地帯なのか?


明けましておめでとうございます。
今年、2026年が戦争のない明るい世界となることを、心から祈ります。

ところが、その祈りを嘲笑うかのように、年明け早々、世界を震撼させるニュースが飛び込んできました。

3日、ベネズエラのマドゥーロ大統領と妻が、アメリカのトランプ政権による軍事作戦で拘束され、その日のうちにニューヨークに移送されたというのです。

マドゥーロ大統領はアメリカ司法省から、麻薬密売組織と共謀し、大量のコカインをアメリカに流通させたなどとして麻薬テロ共謀罪、コカイン密輸共謀罪、機関銃と破壊装置の所持とそれに関する共謀罪のあわせて4つの罪で起訴されているのだそうです。

(NHK NEWS)


私はこのニュースに接したとき、世界は無法地帯になってしまったのかと感じ、言葉が出ませんでした。

他国の大統領を武力で拘束し、強制的に裁判を受けさせる。
こんな暴力が、この21世紀の世界で許されて良いのでしょうか?

これは、第二次世界大戦後、悲惨な戦争への深刻な反省を経て、国際法を重んじ、武力による紛争解決を厳に戒めてきた、これまでの国際社会の努力と、平和を願う全人類の希望を根底から覆す暴挙だと言わざるを得ません。

「武力による現状変更を認めない」
「自由、民主主義、法の支配といった基本的価値や原則を尊重する」

こうした言葉が、今ほど空しく響くことはありません。

今のトランプ大統領のアメリカは、自国の利益のためなら、他国の主権を無視し、武力で相手をねじ伏せようとする、まるで「ならず者国家」のようです。

「トランプ大統領に逆らうと、自分もこうなるのか」

世界の多くの指導者は、このニュースを聞いて、背筋が凍るような思いをしたのではないでしょうか。

他国の大統領を一方的に拉致し、強制的に裁く権利は、国際法上、原則としていかなる国にも認められていません。

大統領に国内法上の罪があるかどうかは、当該国の司法制度が判断すべき事項です。

ただし、ジェノサイドや人道に対する罪などの国際犯罪が疑われる場合には、国際刑事裁判所(ICC)が、一定の条件のもとで国家元首を含む個人の責任を国家を超えて判断することができます。

これが、現在の国際法秩序における基本的なルールです。

このルールがいとも簡単に破られてしまうなら、世界は一瞬にして無法地帯と化してしまいます。

私は、2026年の世界がこれ以上混乱と混迷を深めないことを祈りながら、今年も、人類の未来を信じて声を上げていこうと思っています。

本年もよろしくお願いいたします。



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