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48mama
明かりのついた部屋
#子育ての記録 #父親の時間 #家族の思い出 #夜の記憶 #人生の気づき
夜、家に帰ると、
部屋に明かりがついていることがあった。
子どもたちがいた頃の話だ。
玄関の扉を開けると、
リビングから光が漏れていて、
中から笑い声やテレビの音が聞こえてくる。
「ただいま」と声をかけると、
「おかえり」と返ってくる。
それだけのことなのに、
どこかほっとしたものだった。
仕事で遅くなった日でも、
その明かりがあるだけで、
家に帰ってきたという実感があった。
今は、どうだろう。
扉を開けると、
部屋は静かで、
明かりもついていないことが多い。
自分でスイッチを入れて、
静かな部屋に光が広がる。
最初は、その変化に少し戸惑った。
けれど最近は、
こうも思うようになった。
あの頃、明かりがついていたのは、
誰かが先に帰ってきていたからだ。
その「誰か」がいた時間が、
この家には確かにあった。
今は、自分で明かりをつける。
それは少し寂しいことかもしれない。
けれど同時に、
あの時間を持っていたという証でもある。
ふと、そんなことを思いながら、
今日も部屋の明かりをつける。
