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夏はいつも、西海岸から始まる。——Poolside『Pacific Standard Time』

2012年7月9日、セルフリリース。サンフランシスコのJeffrey ParisとFelipe Rossoによるデュオ・Poolsideのデビューアルバム。「デイスコ・ドント・ストップ」を合言葉に、ディスコ、ソフトロック、AOR、チルウェイヴを一つのプールに溶かし込んだ全16曲1時間12分は、夏の午後のドライブのような気持ちよさで始まりから終わりまで流れていく。

Poolsideというデュオ
Jeffrey ParisとFelipe Rossoによるサンフランシスコ発のプロジェクト。2010年代初頭のチルウェイヴ・ムーブメントの中から生まれながら、懐かしいディスコとソフトロックへの深い愛情を軸に独自のサウンドを確立した。
「昼間のディスコ(Daytime Disco)」というコンセプトを掲げ、夜のクラブではなく陽光の下で体を揺らすための音楽を作り続けている。

『Pacific Standard Time』という一枚
セルフリリース。全16曲、1時間12分。ディスコのグルーヴ、80年代AORの甘いコード、チルウェイヴの霞がかった質感が三位一体となって、西海岸の夏を音にしたような世界を作り上げる。

——夏はいつも、西海岸から始まる。
「Tulsa」はウォームなシンセとファルセットが夏の始まりを告げるオープナー。「Harvest Moon」はNeil Youngのカバーで、原曲の切なさをディスコ的な開放感に塗り替える。「Slow Down」はその名の通り、時間の流れをゆっくりにするような甘いミッドテンポ。
「California Sunset」と「Golden Hour」が並ぶアルバム後半は、日が沈む直前の光の中にいるような感覚。「Take Me Home」がそっと幕を引き、長い夏の午後が終わる。

どんな午後に聴いてほしいか
7月の週末、車の窓を少し開けて走る昼下がりに。目的地は決まっていなくてもいい。陽の光が水面に反射するような場所をただ流れていく、そんな1時間12分に。

TRACKLIST
1 Tulsa
2 Next To You
3 Why You Wanna
4 Harvest Moon
5 Slow Down
6 Take Me There
7 Kiss You Forever
8 Do You Believe
9 Give It A Rest
10 Can’t Get You Off My Mind
11 Just Fall In Love
12 California Sunset
13 Golden Hour
14 Between Dreams
15 Without You
16 Take Me Home

夏はいつも、西海岸から始まる。
幻音社


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