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宇宙と静寂の間で、ハープが鳴る。——Nala Sinephro『Space 1.8』

2021年9月3日、Warp Recordsよりリリース。ベルギー・カリブ系ロンドン在住のミュージシャン、Nala Sinephroのデビューアルバム。
モジュラーシンセ×ハープ×アンビエントジャズという独自の音世界で、Pitchfork年間ベストアルバムにも選出された。全8曲44分19秒、すべての曲名は「Space」とナンバリングのみ。

Nala Sinephro
という音楽家
ベルギー・カリブ系の血を引き、ロンドンを拠点に活動するハープ奏者・作曲家・プロデューサー。Nubya Garcia、Shirley Tettehら現行ロンドンジャズシーンの中心的人物たちと深く結びつきながら、独自のアンビエントジャズ世界を築き上げた。
本作の制作中、「トランス状態に入り、ほとんど夢遊病のように演奏していた」と語っている。その言葉通り、本作は意識の奥深くへと誘う音楽だ。

『Space 1.8』
という一枚
レーベル:Warp Records。全8曲、44分19秒。Nubya Garcia(サックス)、Shirley Tetteh(ギター)、Jake Long(ドラム)、Lyle Barton(ピアノ)ほか参加。全曲Nala Sinephro作曲・プロデュース。アリス・コルトレーンとブライアン・イーノが交差するような場所に存在する、と評されるアルバム。

——宇宙と静寂の間で、ハープが鳴る。
「Space 1」はNala一人によるハープとモジュラーシンセだけで構成され、4分間で聴き手を別次元へと連れ去る。「Space 2」ではサックス・ピアノ・ダブルベースが加わり、スピリチュアルジャズの温度が宿る。「Space 4」ではNubya Garciaのサックスが霧の中から現れ、6分間にわたり瞑想的な対話を繰り広げる。
クロージングの「Space 8」は17分32秒の大作、ひとつの宇宙が生まれ、膨張し、静かに消えていくような体験だ。

どんな朝に聴いてほしいか
7月の早朝、まだ日差しが強くなる前のひんやりした時間に。窓を開けると遠くから風が入ってくる、その静けさの中で。宇宙と自分の距離が縮まるような44分に。

TRACKLIST
1 Space 1
2 Space 2
3 Space 3
4 Space 4
5 Space 5
6 Space 6
7 Space 7
8 Space 8

宇宙と静寂の間で、ハープが鳴る。
幻音社


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