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作り手の権利を知る「ビジネス著作権検定上級」受験レポート

今回、ビジネス著作権検定という試験の上級区分を受験して合格しました。備忘のために記録を残しておきます。


ビジネス著作権検定とはなんぞや

公式サイトの文章を貼っておきます。ざっくり言うと、実務で必要になるレベルの著作権の知識全般が身につく試験というイメージです。

ビジネス実務、日常生活においてますます必要とされる著作権に関する知識および関連する知識について、その基礎的な理解、具体的な裁判例・ビジネス実務における慣例を基準とする事例判断での応用力をそれぞれ測定する。

・認定基準(上級):
著作権に関する知識を活用し、著作権利用に関する問題点を発見し、解決できる。契約、司法制度、条約に関する知識を活用し、専門家の助力を得ながら著作権に関する実務を展開することができる。

https://www.sikaku.gr.jp/bc/learn/content/

受かってから知ったんですが、ビジネス著作権検定の上級合格者は、知的財産管理技能士(国家資格)の受験資格がもらえるらしいです。受ける予定は今のところないですが。

もう少し具体的なことを言うと、この試験の勉強をすると「複数の小説を集めた短編集の著作権は誰が持つか」「対談記事やインタビュー記事の著作権者は誰か」「ゴーストライターには著作権が発生するか」などが理解できるようになります。

なぜ受けたか

会社が取得を推奨していたのと、仕事でもプライベートでもコンテンツ(おもに本)を作っていたので、一度ちゃんと勉強しておいて損はしないと思ったから受けました。

どのくらい勉強したか

正確に計測してないですが、だいたい勉強時間は40時間くらいだと思います。1日に1時間くらい、1ヶ月半くらいは勉強期間をもうけました。資格の勉強をまともにやるのが3年ぶりくらいだったので、脳みそがだいぶ錆びついているのを感じました…

どうやって勉強したか

ほぼ↓の記事を参考にして同じように勉強しました。

あと、公式が過去問と解説を用意してくれてるのでそれもありがたく活用しました。
※下までスクロールすると過去問の配布申し込みフォームがあります。

過去問の問題を「ちゃんと根拠を持って選択肢を切れる」レベルまで仕上げていくのが大事だと感じました。この試験の大部分は「権利の内容と具体的な対象、あと例外規定をちゃんと理解してる?」と問うものです。その理解度をはかるために引っ掛け問題が頻出します。

過去問を解くと引っ掛け問題の手口がだいたいわかります。著作者か著作権者か、美術の原作品か複製品か、上映か公衆伝達か、みたいな引っ掛けパターンがだいたいわかってくれば合格が近いと思います。

あとは、文化庁などが公表している著作権関連のPDFをNotebookLMに食わせて、資料をもとに質問に答えさせたりしました。資格試験の勉強もAIの力を借りる時代ですね。

文化庁の著作権解説PDFを食わせたNotebookLMに質問する図

今回はできなかったですが、参考書をPDFで購入して、NotebookLMに食わせることができればもっと学習がスムーズに行ったと思います。ただこれは著作権法でいう「公衆送信」に該当する気がするので、やってもOKなのかどうかは調べている途中です。

あとは、息抜きに著作権にまつわるネタ本「 エセ著作権事件簿 」を読んでました。かなりカジュアルな読み物なので、試験対策に直接は役立ちませんでしたが。

受験本番の所感

当日に感じたことをばーっと書きます。

・4年分の過去問を自信持ってほぼ全問正答できる状態まで仕上げていったのでけっこう自信あった。ただ本番は緊張もあり、見たことがないような問題も出たので、想像以上に難しいと感じた。受験後は、合格するかしないかのギリギリのラインだと思っていた

試験結果。合格ラインをわずか5%上回るギリギリの滑り込みでした…

・試験時間が90分あったが、見直し含めて50分程度で終わった。知識があるかないかがほぼ全てで「時間をかければ解ける」ような問題はない

・過去問そのまんま使い回しのものが数問あったので、過去問はやっておくに越したことがないと思う

・知識がなくても問題文を見て「一般常識で考えて、それはやっちゃ駄目では?」と判断して正答を選べるものも数問あった。ただ、それ頼りでは合格には全然遠い

・「変形権」とかいう見たことがない権利名が問題に出てきて、それが正答だったりする(悪問が1~2問ある)

・自宅でオンライン受験すると、人と会話しているような音声がマイクに入ると不正行為が疑われるので、静かな環境を用意したり、同居人がいる場合は前もって説明しておく必要がある

まとめ

「複数の小説を集めた短編集の著作権は誰が持つか」「対談記事やインタビュー記事の著作権者は誰か」「ゴーストライターには著作権が発生するか」など、知るだけで面白い&コンテンツを作るときに役立つ知識が広く身についたので、その意味で良かったです。

ゲーム実況や、違法アップロードされた著作物をダウンロードする行為の法整理、あと特に「生成AIと著作権」まわりのアップデートが早い領域は今回の試験範囲には含まれていなかったです。個人的に興味があるトピックでもあるので、今後ウォッチしておきたいと思います。

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shikada 最後までお読み頂きありがとうございました!

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