50を過ぎると
50を過ぎると
時の流れは驚くほど速くなる。
ついこの前のことのように感じる日々が
気づけば遠くへ過ぎていく。
ランニングを始めて
まだ2年。
けれど
その2年の中で
自分の中の時間の意味は
少し変わった気がする。
父との別れを経て
なおさらそう思う。
だから今の私は
「行きたい」と思ったら行く。
「やりたい」と思ったらやる。
「会いたい」と思ったら会う。
そうやって
心に正直に生きることを
大切にしたいと思うようになった。
朝、目が覚めて
太陽の光を浴びる。
一日が始まり
やがて日が暮れて
静かに目を閉じる。
そんな
当たり前だったはずの日常が
どれほど
かけがえのないものだったのか。
父は
そのことを
身をもって教えてくれた気がする。
人はいつか
その当たり前の中から
いなくなる。
だからこそ
今日という一日を
丁寧に生きる。
自分の脚で走れることも
息ができることも
すべてが奇跡のようなものだ。
走りながら
ふと思う。
この時間も
この感覚も
いつまでも続くわけではない。
だから今を
味わい尽くす。
今日も変わらず
一日を過ごせたことに
ただ、感謝を。
父さん
ありがとう。
つれづれなるままに。
