ママ友はいらない派だった私が踏み出した、はじめての一歩。
『ママ友なんて、別にいなくても困らないよね。』
ずっとそう思っていた。
ひとりの時間が好き。
仕事と育児と家事で手一杯。
無理に誰かと群れて、
気を遣ってまで手に入れたい
関係でもない…。
でも、そんな「ママ友いらない派」だった
私の頑なな心が、
ある日を境に少しずつ溶け始めたんだ。

【ドライな関係が心地よかった】
最初の保育園が小規模園だったこともあり、
送り迎えで会うママたちとは
「挨拶だけ」の薄い関係。
「仕事があるから」
「夕飯の準備があるから」
そんな正当な理由を盾にして、
誰かと深く関わることを避けてきました。
大人の人間関係は面倒で、
一度トラブルになれば逃げ場がない。
それなら最初から一人でいい——。
本気でそう思っていたんです。
【予想外の「ピンチ」と「一言」】
そんなわたしに変化が訪れた。
長男が今の保育園に転園して半年が過ぎた頃。
その日はたまたま、子供同士が「一緒に帰りたい!」と手を繋いで離れなかったのです。
横には、いつもお迎えで顔を合わせる
同じくラクスの女の子のママ。
(どうしよう、何を話せばいいの……!?)
パニックになる私をよそに、
サバサバした雰囲気のそのママは、
屈託のない笑顔でこう言った。
「ねえねえ!いつも帰る方向同じだなって気になってたんだけどさ。もしかして、同じ小学校かな? よかったらLINE教えて?」
不意打ちの、LINE交換。
意図せず踏み出してしまった、
私のはじめての一歩でした。
【この時気付いた、鏡合わせの感情】
驚き半分で
「実は私、はじめてママ友とLINE交換したんです😳……」と打ち明けると、
彼女は笑ってこう返してくれた。
「えっ!私もだよ。ウリくんママ、話しやすそうだったからさ。……私さ、ママ友とか面倒くさい派なんだよね!!」
その瞬間、気づきました。
目の前にいたのは、私と同じ人種。
「面倒くさい。でも、本当は誰かとつながりたい」
そんな心の裏側に隠していた、
見え隠れする私の本音を、
彼女は軽やかにすくい上げてくれた。
【一歩踏み出した先の景色】
あれから月日が流れ、もうすぐ長男は卒園。
あの時のママは、
今では何でも相談できる
心強い存在になりました。
彼女をきっかけにママたちの輪が広がり、
「ママ友って良いものだな」と変化した自分に、
私自身が一番驚いています。
子供たちが日々与えてくれるもの。
それは、言葉や仕草、そして色んな感情。
だけど、それだけではなくて。
「信頼できる数人の仲間」という、
かけがえのないギフトも届けてくれました。
あと1週間で、長男の卒園式。
あの日、一歩踏み出して本当によかった。
新しい春からもまた、
子供たちと一緒に、
たくさんのはじめての一歩を
踏みしめて歩いていこうと思います。


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