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就職氷河期世代の父が、息子の就活説明会で考えたこと

昨日、私立大学に通う息子の保護者会に参加した。(大学でも保護者会があることにビックリしたが、)大学側が一番時間を割いていたのが、就職の話だった。
説明を聞きながら、自分の就職活動のことを、久しぶりに思い出した。

平成15年、就職氷河期の真っ只中だった


私が就職活動をしたのは平成15年。就職氷河期の中でも、特に厳しかった時期だと思っている。
求人そのものが少ない。企業は採用を絞り込んでいる。そこにランクの低いと言われる大学の出身という条件が重なった。景気が良い時代でも、いわゆる大手や優良企業への就職は難しかったはずだ。それが氷河期の中では、さらに厳しくなった。
働き口が見つからない中で、私が選んだのは勉強し直すことだった。資格を取得し、別の道を切り開いた。当時は必死だったが、今振り返ると、あの選択をして良かったと思っている。

今は「売り手市場」と言われるが

説明会で大学側が強調していたのは、今の就職市場の状況だった。全体的には売り手市場で、職を選ばなければ働ける環境にある。
ただ、大手企業・優良企業の求人倍率は話が別だ。厳選採用は今も続いており、大手を目指すなら競争は依然として厳しい。「売り手市場」という言葉の裏に、そういう現実がある。
あの氷河期と比べれば、環境は格段に良くなった。それでも、簡単ではない部分は残っている。

親としての本音と建前


息子の就活について、表向きは「本人に任せる」というスタンスでいる。でも正直な気持ちを言えば、聞いたことのある企業や公務員のような安定した職業に就いてくれれば安心する。
しかし、子供の人生は子供のものだ。親の安心のために親が口を出しすぎるべきではない、と頭ではわかっている。

自分は就職に苦労し、民間での経験も積めなかった。だからこそ、「大手がいい」とか「この業界がいい」という具体的なことは、正直よくわからない。民間で働いたことがない自分には、その世界の良し悪しを語る資格がない。
ただ、敢えて言うならば、大学生になるまでに、色々と頑張ってきたのだから、就職活動もこれまでと同じように、これまで以上に努力をして、多くの選択肢の中から、自分の納得できる道を選んでほしい。就職活動という人生の大きな選択を、できるだけ広い視野で、自分の力でやり切ってほしい。それだけは、強く思っている。

伝えられることがあるとすれば


自分の経験から一つだけ伝えられることがあるとすれば、「立ち止まらず、常に前向きに努力し、道を切り開く姿勢を持ち続けておくこと」だと思う。
私自身、就活がうまくいかなかった時に、勉強し直して資格を取得することで別の道を開いた。あの経験があるからこそ、今がある。
大学受験がゴールではないのと同じで、就職もゴールではない。そこからまた新たなスタートが始まるのだから。

息子の就活、これから始まる


説明会では、大学3年生からインターンシップが本格化するという話があった。息子の就活は、来年から始まる。色々な経験をして今は力を蓄える時期だ。
あの氷河期を生き延びた父親として、遠くから見守りながら、必要な時には話を聞く。それが今の自分にできることだと思っている。


このシリーズでは、3人の子供の教育や子育ての記録を綴っています。過去の記事もあわせてどうぞ。

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