日本人はいつからマグロを食べていた?
お世話になっております。
本日は、日本人に馴染み深いマグロに着目した記事となります。
私もマグロは大好きなので、楽しくリサーチ出来ました!
1.いつから日本人はマグロを食べていたか?
縄文時代の遺跡から骨が見つかっているため、日本人は少なくとも縄文時代(1万6000年~3000年前くらい)からマグロを食べていたと考えられています。
■歴史の流れ
・縄文時代
貝塚からマグロの骨や大きな釣り針・銛が出土しており、当時すでに漁獲され食べられていたとされています。
・奈良時代
『古事記』や『万葉集』には、マグロは「シビ」という名で登場しています。
しかし、「シビ」が「死日」を連想させることや
傷みやすさから、当時は「下魚」(価値の低い魚)として扱われ、あまり好んで食べられてはいませんでした。
・江戸時代
濃口醤油が開発されマグロを醤油に漬け込んで保存性を高め、美味しく食べる「漬けマグロ」が登場しました。
これがきっかけでマグロの消費量が飛躍的に増加し、寿司屋でも人気を博しました。
・明治、大正時代
引き続き大衆魚として赤身が主に食され、特に傷みやすいトロは捨てられたり、加熱用として利用されたりしていました。
・昭和初期(1960年頃)
トロが安い部位として学生などに好まれ始め、徐々に価値が見直され現代のような人気の部位となりました。
2.昔の主な食べ方(刺身・寿司以外)
マグロが傷みやすいことから江戸時代以前は生食よりも加熱したり、加工したりして食べられることが多かったのが特徴です。
・加熱調理(ネギマ鍋)
特に価値の低かった脂の多いトロは、ネギと一緒に醤油ベースで煮込む「ねぎま鍋(ねぎまじる)」にして食べられました。
・味噌汁、汁物
マグロの身を具にした空汁(からじる)などの味噌汁も一般的な食べ方でした。
生食が主流となったのは、江戸時代中期以降に濃口醤油が普及し、保存性を高めた「漬けマグロ」が誕生してからです。
3.世界的な消費量と日本の位置づけ
日本は世界的なマグロ消費量においてトップクラス特に高級マグロでは圧倒的な世界一の消費国です。
・総合的な消費量
日本は、世界のマグロ類の総消費量のおよそ4分の1を占める世界最大のマグロ消費大国です。
・高級なマグロの消費量(刺身・寿司向け)
高級なクロマグロ(本マグロ)やミナミマグロ(インドマグロ)に限ると日本が世界の消費量の7~8割近くを占めます。
近年は国際的な買い付け競争が激化していますが、日本のマグロ文化が世界に与える影響は依然として非常に大きいと言えます。
4.まとめ
マグロは「下魚」から「国民食」へ
マグロは、縄文時代から日本人に食べられてきましたが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。
傷みやすさから長く「下魚」として扱われてきましたが、江戸時代の「漬けマグロ」の発明や昭和時代に入って「トロ」の価値が逆転したことで、国民的な人気を獲得しました。
今現在、日本は世界のマグロ消費を牽引する国として、この魚の食文化を深く支え続けています。
最後迄、お読み頂きありがとうございました🙏
