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朝5時に世界とつながる。FIFAワールドカップ2026を応援したい



朝5時。

私はたぶん、眠い。
かなり眠い。

なんなら前日の夜から、
「起きられるのか、私」
という別の戦いが始まっていた。

でも、起きたい。
というか布団に入ったけれど眠れなかった。

FIFAワールドカップ2026。
日本代表の試合がある。

サッカーに詳しい人も、
普段はそんなに見ない人も、
この時だけは少しだけ同じ方向を見る。

不思議だ。

同じテレビを見ているわけでもないのに、
同じ場所に集まっているわけでもないのに、
「今、日本が戦っている」
それだけで、少しだけ心がひとつの方向を向く。

私はサッカーの細かい戦術を語れる人間ではない。

フォーメーションがどうとか、
プレスの位置がどうとか、
そういうことを正確に説明する自信はない。

だけど、わかることがある。

走っている人を見ると、胸が熱くなる。

最後まで諦めない姿を見ると、
こちらまで背筋が伸びる。

届くかどうかわからないボールを追いかける姿に、自分の人生まで少し重ねてしまう。

たぶん私たちは、
勝つ姿だけを見たいわけじゃない。

もちろん勝ってほしい。
めちゃくちゃ勝ってほしい。

できれば叫びたい。
朝から近所迷惑にならない程度に叫びたい。

でもそれ以上に、
世界の大きな舞台で、
自分たちのサッカーを信じて戦う姿を見たいのだと思う。

日本代表が強くなった。

そう言われるようになってからも、
世界はまだまだ大きい。

簡単に勝たせてくれる相手なんて、きっといない。

オランダも、チュニジアも、スウェーデンも、
それぞれの国の誇りを背負ってやってくる。

だからこそ面白い。

だからこそ苦しい。

だからこそ、応援したくなる。

誰かが走っている時、
私たちも自分の場所で少しだけ走っている。

仕事に行く人。
家事をする人。
眠い目をこすって画面を見る人。
結果だけあとから確認する人。
心の中でそっと「がんばれ」と言う人。

応援の形は、それぞれでいい。

大声を出せなくてもいい。
ユニフォームを持っていなくてもいい。
サッカーに詳しくなくてもいい。

ただ、
世界のどこかで青いユニフォームが走っている。

そのことを思うだけで、
今日を少しだけ前向きに始められるなら、
それも立派な応援だと思う。

FIFAワールドカップ2026。

日本代表、がんばれ。

勝ってほしい。
でもそれ以上に、
どうか最後まで、自分たちらしく戦ってほしい。

そして私たちも、
自分の場所で、
自分の今日をちゃんと戦おう。

朝5時のキックオフは、
ただの試合開始じゃない。

眠たい日常の中に、
世界への扉が開く音だった。




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