[VRC]構造的にイベントは失敗しやすい、という考え方

はじめに

最近グループ主催のイベントについて色々不満を聞く。これは各イベント個別の責任というよりは、構造的な問題かもしれないと思い考えてみた。

構造の確認

グループイベントは運営が企画・実行し、当日一般のグループメンバーがそのイベントに参加し、イベントによっては終了後にフィードバックを収集する、というのが大まかな流れである。ここには
①運営による企画決定
②各メンバーが参加するかを決定
③各参加者によるフィードバックについての決定
というおよそ3つの意思決定が存在する。以下で詳細を確認する

①運営による企画決定

 運営は実行するイベントについて案を練る。これの難しさはここに一般メンバーの意見を取り入れるのが困難だということであり、新規企画において特に顕著だ。何人来て、どれほど満足してもらえるか当日まで把握できないことは少なくない。
 そもそも運営の人たちはもとから仲が良い集団が発展したものだったり、あるいは運営を通じて普段から交流を行うことで強く結びついているものだったりする。
 また、彼らは運営を行うほどの熱量を持つという特徴を有した集団でもある。これは運営という面では当然プラスに働くが、グループ全体からすると特殊な存在でもある。
 したがって運営というのは「特殊な仲良し集団による密室政治」になりやすい。これではガバナンス機能が弱く、過剰な身内ノリや自己満足に歯止めが効きづらくなる危険性がある。

②各メンバーの参加決定

 イベント告知を受けた各メンバーは参加するか否かを決定する。参加する人はそれで良いのだが、運営からすれば参加しない人の扱いが困る。来たかったけど来れなかったのか、イベントに魅力を感じなくて来なかったのか、あるいはイベントの存在そのものを知らなかったのかは大きな差である。
 しかし運営はほとんどの場合彼らについての情報を得ることはないし、得ようとしても困難である。おそらく、どんなイベントでも過半数は参加しない人であり改善の機はそこにあるにもかかわらず、である。

③各参加者のフィードバック

 イベント後にグーグルフォームなどで感想を募る(そうしないこともあるが)。しかしそもそも参加者はアンケートに答えてくれるだろうか。普通に満足した人は特に意見もなくアンケートに答えないかもしれない。不満を持った人や何か思ってたのと違ったという人は何も言わずに次から来なくなるかもしれない。一般参加者にとってアンケートに答えるインセンティブは高くない。むしろ面倒に映るかもしれない。
 これはイベントに限った話ではなく大手の飲食店でもアンケートに答えたらクーポンをプレゼントということをしているくらいなのでなかなか難しいことである。普通VRChatでそんなことは真似できない。

解決は難しい

 冒頭の通りこれらは個別の問題というよりは構造的に避けがたいことだと思われる。大前提としてVRChatは仲の良い人と自由に楽しくやるものだから「密室政治」も当然のことであるし、参加しない人のことを調べ上げるのは過剰だし、各人にはアンケートに答えない自由がある。運営の各人にもリソースがあって1つのゲームの1つのイベントに多くは使えない。バランスを考えればこの現状はある種の最善なのかもしれない。

さいごに

 繰り返しになるがこれは概ね構造的問題であって、多くの場合悪者は居ない。そして悪者が居なくても物事は失敗しうる。失敗にも仕方ない時はあるということを頭の片隅に入れておくぐらいが丁度良いのだと思う。

あとがき

 こんなとこまで読んでくださる人がいるなら感謝の限り。もし内容が間違ってると感じられたなら夢遊病者の妄言を聞いてしまったとか、信号に引っかかって時間を無駄にしたみたいなもんだとでも思って下さい。
 解決できる案を明確にドーンと示せればええとは思うけど、わたくしごときには難しすぎるんで、つまらん結論になった次第。銀の弾丸は今日も見つからないようで、残念だと思う反面世の中そんなもんねという感じでもある。ホントはいろいろ画像を挟みたかったけど失敗を話のタネにしてるもんで、実在のイベントの写真なんかあれへんのです。読みにくうなってすまない限り。


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