現場第一AI 週報|WK23|小説を書きながら、「小さな声」を受け取る意味を考えた
今週は、現場第一AIのアプリ制作そのものよりも、小説の制作に多くの時間を使っていました。
一見すると、現場改善やAI活用とは少し離れているように見えるかもしれません。
でも、実際に書いていて感じたのは、むしろ逆でした。
小説を書くことは、人の中にある「言えなかったこと」を拾い直す作業でもあります。
言葉にできなかった違和感。
その場では飲み込んでしまった不満。
誰にも言えなかった後悔。
本当は助けてほしかったけれど、声に出せなかったこと。
そういうものを、物語の中で少しずつ形にしていく。
今週は、その作業をしながら、あらためて「小さな声を受け取る箱」を作った意味について考えていました。
以前、私は地域で働く人の「小さな声」を集める箱を作りました。
大きな相談窓口や正式な提案書ではなく、もっと手前にある、言葉になる前の声を受け取るための小さな入口です。
現場では、困っている人がいても、すぐに声を上げられるとは限りません。
「こんなことを言っていいのかな」
「自分だけが気にしているのかもしれない」
「どうせ変わらないかもしれない」
そう思っているうちに、声は出ないまま、疲れだけが積み重なっていくことがあります。
だからこそ、いきなり大きな制度を作る前に、まずは小さく言葉にできる場所が必要なのではないか。
今週、小説を書きながら、その考えがさらに強くなりました。
AI活用というと、どうしても効率化や自動化の話になりがちです。
もちろん、それも大切です。
でも、私が現場第一AIでやりたいことは、単に作業を速くすることだけではありません。
人が抱えている小さな違和感や困りごとを、少しでも見える形にすること。
現場の中で見過ごされやすい声を、仕組みとして受け取れるようにすること。
そして、声を集めるだけで終わらせず、次の改善や提案につなげていくこと。
そのための小さな道具として、Googleフォームやスプレッドシート、Apps Script、小さなWebアプリを使っています。
大きなDXではなく、今ある困りごとを少し軽くするための道具。
私はこれを「インスタント業務改善」と呼んでいます。
今週は、目に見えるアプリの進捗は少なかったかもしれません。
でも、小説を書く中で、「なぜ小さな声を受け取る必要があるのか」を、もう一度考える週になりました。
現場改善も、小説も、根っこは少し似ています。
誰かが言えなかったことを、なかったことにしない。
見えにくいものを、少しだけ見える形にする。
それが、今の私にとっての現場第一AIの大事な軸です。
次週は、これまで作ってきた「小さな声を集める箱」や、週報noteの流れを整理しながら、固定記事や無料レポートにつながる導線も少しずつ整えていきたいと思います。
すぐに大きな成果を出すというより、実践したこと、つまずいたこと、考えたことを記録として残していく。
その積み重ねが、いつか誰かの「自分にもできるかもしれない」につながれば嬉しいです。
前回の記事では、「小さな声を集める箱」をどう作ったのかをまとめています。
現場第一AI 週報|WK22|小さな声を集める箱は、こうやって作りました
また、最初に作った記事はこちらです。
🍀地域で働く人の「小さな声」を集める箱を作りました🍀
https://note.com/genba_daiichi/n/n23f858b6a86b
現場第一AIでは、AI活用、現場改善、小さなWebアプリづくりを、初心者にも分かる形で発信しています。
よろしければ、今後の週報も読んでいただけたら嬉しいです。
追伸
私自身、AI活用や現場改善について発信を続けていますが、発信の届け方についてはまだ試行錯誤中です。
もし同じ領域に詳しい方や、実践されている方がいれば、ぜひ意見交換させていただけたら嬉しいです。
現場の無駄、離職、教育コスト、属人化。
こうした構造的な課題を少しでも改善したい。
その思いは、これからも変わりません。
