グリューワインソルベ|フレーバーストーリー
ヨーロッパのクリスマスには欠かせないものの一つに「グリューワイン」がある。国ごとに呼び名は違うけれど、「グリューワイン」という名前が一番知られているのではないだろうか。
クリスマスをイメージしたフレーバーを考えるとき、まず浮かぶのはシュトーレンやパネトーネなどの焼き菓子。飲み物なら、まっさきに思いついたのがグリューワインだった。
グリューワインとは、赤ワインにスパイスや柑橘を加えて温めたドリンクのこと。けれどジェラートにしようとすると、そもそも冷たいし、アルコールをジェラートにがっつり加えるのは相性が良くない。特に、固さの調節がしづらくなるからだ。
そこで、作り方をGPTに相談しつつレシピを考え、しっかり煮詰めた赤ワインにぶどうジュースを加えて仕上げる方法に落ち着いた。あとは作るだけなので、近所でいつもワインを買っている「masuyo」さんというお店に相談に行き、一緒にワインを選んでもらった。
https://www.masuyo01.com/
選んでもらったのは「NO.4 ロッソバルベーラ」。まさに「ナチュラルワイン!」という仕上がりで、ぐいぐい飲めてしまう赤ワインだ。いや、こんな美味しいワインに火を入れるなんて申し訳ないのでは…と思いつつも、せっかくのクリスマスイベントなので奮発することにして、このワインをぐつぐつと、量が15%ほど減るまで煮詰める。
使うスパイスはクローブとシナモン、そしてオレンジピール。ちなみに、使ったぶどうジュースもオーストリア産の、ワイン用ぶどうを使った贅沢なジュース。楽しいイベントなので、原価計算はやめておきましょう。
このフレーバーは、シナモンとクローブの香りがふわっと立ち上がって、赤ワインのコクとオレンジピールのほろ苦さが後味に残る、大人のジェラートです。が、しっかりワインは煮詰めているのでアルコール感が感じられる訳ではありません。
こうして初めて作ったグリューワインのジェラート。ホットではないけれど、ちゃんとグリューワインらしい風味に仕上がりました。
こちらのフレーバーは、アイスクリームクリスマスの会場にて、週末あたりに登場予定です!
——文:中井/SINCERITA
