夕方に消えた寄り道のこと
その日は、少し早く帰れるはずでした。
会議は午前中にまとまっていて、
夕方には手が空く見込み。
珍しく、帰りの時間に余白ができる日でした。
帰りにカフェに寄ろうと思っていました。
noteを少し書いて、誰かの文章を読む。
それだけの予定です。
この記事では、出社日の帰りに予定していた
「寄り道」が消えたときのことを、少しだけ振り返ってみます。
なぜそれが、ただの予定変更以上に残ったのか。
☕まだ始まっていない寄り道
昼のあいだも、どこかで考えていました。
どの席に座ろうか、とか、
何を頼もうか、とか。
まだ始まっていない時間なのに、
すでに少し楽しんでいるような感覚でした。
出社日は、帰りにしか余白がありません。
だから、その時間を先に置いておく。
仕事のあとに、小さく寄り道する。
それが、その日のバランスになる気がしていました。
☕崩れるときは、音もなく
夕方、急に仕事が入りました。
説明を聞いた瞬間、
「あ、これは無理だな」と思います。
頭の中で、さっきまでのカフェの光景が
静かに消えました。
それでも少しだけ、計算します。
どこまでやれば間に合うか。
短時間だけでも寄れないか。
でも、打ち合わせがひとつ入った時点で、
その可能性はなくなりました。
特別なことではありません。
よくあることです。
☕手放すという動き
同僚と話しているうちに、
意識は自然と仕事に戻っていきます。
さっきまで考えていた寄り道のことは、
少し遠くに置かれる。
あきらめる、というより、
手放すに近い感覚でした。
その日の流れに合わせる。
予定を持ち直す。
そうやって、帳尻を合わせているのかもしれません。
☕いつもの帰り道で
会社を出ると、
いつもの帰り道でした。
寄り道をしない日と、同じ風景。
でも少しだけ、予定していた時間の輪郭が残っています。
今日はやめておこう、と思いました。
無理に取り戻す感じでもなく、
ただ、次に回すように。
出社日の帰りは、
少しだけ旅のようでもあります。
ただ、その行き先は、
仕事の流れに左右されることが多い。
あなたの帰り道には、
どんな時間を置いていますか。
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