🚗 車にも「日傘」があったらいいのに。
夏の駐車場に車を停める。
しばらくして戻ってきて、ドアを開けます。
「あっつ!」
ハンドルは熱い。シートも熱い。ダッシュボードも熱い。
エンジンをかけてエアコンを全開にしても、車内が涼しくなるまでには少し時間がかかります。
だから私たちは、フロントガラスの内側に銀色のサンシェードを置く。
あれは、すごくいいですよね。
太陽の光を反射して、車内に熱が入るのを防いでくれます。
でも、ふと思いました。
これ、もっと進化できないだろうか。
そもそも、車の中に入ってきた太陽を止めるのではなく。
車に太陽が当たる前に、止めてしまえばいい。
そこで思いついたのが、
「車にも日傘があったらいいんじゃないか」
というアイデアです。
☀️ 車の上に、もう一つの屋根
イメージは、車のルーフから10cmほどの短い支柱が四隅に伸びています。
その支柱の上には、薄いタープがピンと張られています。
車の屋根とタープの間には、10cmほどの空気の層があります。
つまり、
車の屋根
と
もう一つの屋根
の二重構造です。
タープが太陽を受け止めます。
その下には空気の層があります。
車体に直接太陽が当たりません。
しかも、タープの四方は開いているので、風が通り抜けます。
これなら、銀色のサンシェードとは少し違います。
「熱を反射する」だけではなく、
「車そのものを日陰にする」
という発想です。
建物に二重屋根があるように、車にも二重屋根があっていいのではないでしょうか。
🌱 しかも、その屋根は常設です
ここで大事なのは、駐車するたびにタープを取り付けるのではないことです。
このタープは、走っているときから常に車についています。
常設なのです。
車のルーフから10cmほど浮いたところに、薄いタープが張られています。
走行中もそのまま。
駐車しても、そのまま。
ですから、駐車するたびに、
「トランクを開ける」
「サンシェードを取り出す」
「車内に手を伸ばす」
という作業がありません。
車はいつでも、自分の屋根を持っています。
🅿️ 駐車すると「日傘」が伸びます
でも、それだけではフロントガラスが日陰になりません。
そこで、もう一つ仕掛けを作ります。
駐車したら、ルーフに常設されたタープから、フロント方向にアタッチメントが伸びます。
スライドするように、
スッ……
と前方へ伸びます。
そして、フロントガラスの上まで覆います。
必要なら左右にも少し広がります。
すると、車の上に、
「二重屋根+フロント日傘」
が完成します。
走行中はコンパクト。
駐車すると、車が自分で日陰を作ります。
人間がサンシェードを取り付けるのではありません。
車自身が、日傘を差すのです。
🔋 太陽から守りながら、太陽で発電します
ここで、さらに妄想を一段進めてみます。
このタープを、ただの日除けにはしません。
ペロブスカイト太陽電池を使います。
薄くて軽く、柔軟性を持つ太陽電池をタープの素材に組み込むのです。
すると、車の上にあるタープは、
日傘であり、発電所になります。
太陽が照りつけます。
タープが太陽を受け止めます。
車には直接太陽が当たりにくくなります。
その一方で、タープは太陽光を電気に変えます。
つまり、
太陽から車を守るために広げた屋根が、太陽から電気を作っている。
なんだか面白くないでしょうか。
☀️ 太陽が照る
↓
🌂 車の日傘が太陽を遮る
↓
🌡️ 車内が熱くなりにくい
↓
🔋 日傘が太陽光で発電する
「太陽が強い日ほど、車が自分を守りながら発電する」
そんな車です。
💨 10cmの空気層が効いてきます
ここで、最初の「10cm」が重要になります。
もし太陽電池を車の屋根に直接貼ったら、太陽電池そのものが熱くなります。
その熱は、車体にも伝わっていきます。
でも、10cm浮かす。
すると、タープと車体の間に空気の層ができます。
しかも、四方が開いています。
風が通る。
タープが太陽を受け止め、その下を空気が流れます。
車体には直接太陽が当たりません。
つまりこれは、
発電パネルを載せた車
ではなく、
発電する二重屋根を載せた車
なのです。
🚙 「駐車」が発電時間になります
今の車は、駐車すると基本的に何もしません。
ただ、そこに停まっています。
でも、この車は違います。
駐車すると、日傘を広げます。
日陰を作ります。
車内の温度上昇を抑えます。
そして発電します。
発電した電気は、車内の換気ファンを回してもいいでしょう。
ドライブレコーダーの電源にしてもいいでしょう。
スマートフォンの充電に使ってもいいでしょう。
EVなら、補助的な充電に回してもいいでしょう。
つまり、
「駐車している時間」が、車を守りながらエネルギーを生み出す時間になる。
駐車場に並んでいる車を見たら、みんな屋根を広げています。
薄いタープが太陽を反射しています。
そのタープには、太陽電池が組み込まれています。
駐車場そのものが、巨大な発電所のようになっている。
そんな光景も、いつか見られるかもしれません。
🚨 そして、この「日傘」は命を守る避難所にもなります
もし大地震が起きて、車中泊での避難を余儀なくされたとき。
真夏の車内で冷房を使い続ければ、
あっという間にガソリンやバッテリーが尽きてしまいます。
でも、この車なら違う。
二重屋根と空気層が直射日光を遮り、車内の温度上昇を極限まで抑える。
ガソリンを使わなくても、日傘が作った電気で換気ファンを回し、
スマホを充電し続けられる。
日常の「あっつ!」を防ぐための日傘が、
非常時には「電源付きの自家用シェルター」に変わるのです。
🌂 車にも、日傘を
考えてみれば、人間は昔から日傘を使ってきました。
太陽が強ければ、傘を差します。
暑ければ、日陰に入ります。
だったら車だって、日陰に入っていい。
いや。
車自身が日陰を作ってもいい。
最初は、
「車の上にテントかタープがあったら、夏の駐車がもっと楽なのにな」
という、ただの思いつきでした。
でも考えてみると、
車の屋根から10cm浮いたタープ。
駐車するとフロントまで伸びる日傘。
そのタープにはペロブスカイト太陽電池。
太陽から車を守りながら、太陽で発電する。
そんな車があってもいいのではないでしょうか。
未来の車は、駐車した瞬間にこう言うのかもしれません。
「ちょっと待って。今、日傘を差しますから。」
