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59歳。革靴を手放したら、毎日が少し軽くなりました。

■ サラリーマン時代のこだわりを、手放しました

前回は、観光地を急いで巡るのをやめ、その土地の日常を楽しむ「急がない旅」について書きました。

旅先では、一日2万歩、3万歩歩くことも珍しくありません。

そんな旅を支えてくれているのが、毎日履いているスニーカーです。 今日は、私の「足元」の話を書いてみたいと思います。

会社員だった約30年間、私は革靴が好きでした。 何足も揃え、週末には靴磨きセットを広げ、一足一足丁寧に手入れをする。それが、楽しみでもありました。

でも、独立して4年。 クローゼットのスーツは2着だけを残し、ほとんど手放しました。

革靴も同じです。 10足近くあった靴は、カジュアル用と冠婚葬祭用の2足だけになりました。

今振り返ると、あの革靴は会社員だった私の「制服」だったのだと思います。


■ 今は「歩きたくなる靴」を選ぶ

今の相棒は、4足のスニーカーです。 選ぶ基準は、とてもシンプルです。

  • 楽であること

  • 歩きやすいこと

  • そして、長く歩いても疲れにくいこと

若い頃のように、見た目を優先して窮屈な靴を履くことはなくなりました。

自分の幅広な足に合うことと、 必要に応じて、オーダー作成したインソールも使い分けています。

ただ、「楽なら何でもいい」とも思っていません。

ロゴが控えめで、落ち着いた色合い。 カフェでも、ホテルでも、仕事の打ち合わせでも自然になじむ一足。

そんな、大人らしい品のあるスニーカーが好きです。

■ 手入れだけは、昔と変わりません

革靴はめったに履かなくなりました。 でも、一つだけ変わらなかったことがあります。

手入れです。

週末になると汚れを落とし、ブラシをかける。 必要なら防水スプレーをかける。 紐まで綺麗にする。

サラリーマン時代に身についた習慣は、今でも続いています。

ブランドよりも、 新品よりも、 丁寧に手入れされた一足の方が、ずっと格好いい。

私は今、そんなふうに思っています。

■ 仕事も、旅も、同じ一足で歩く

今は、仕事用の靴も、旅行用の靴もありません。

仕事の日。 旅の日。 休日。

その境界線がなくなったからです。

午前中は仕事で現場を歩き、 午後からそのまま妻とカフェへ行く。 ある日は、そのまま空港へ向かう。

お気に入りの一足があれば、それで十分。 靴を履き替えない暮らしは、想像以上に身軽でした。

■ あと何万歩歩けるだろう

59歳になった今、靴はおしゃれのためだけの道具ではありません。

これから先、 あと何万歩歩けるだろう。 あと何回、遠方まで旅行に行けるだろう。

そんな未来を支えてくれる、大切な相棒です。

だから、素材に拘った少しいいスニーカーを選びます。安易に流行り物に走らず、1足1足、丁寧に慎重に選びます。何度も試し履きをすることもあります。
そして購入した後は、長く、大切に履きます。

革靴を履いていた頃より、今の方が、ずっと軽やかに歩けています。

それは靴だけではなく、生き方そのものが少し軽くなったからかもしれません。

■ 次回

毎日を気持ちよく歩けるようになると、不思議なことに、身体そのものを整えたいという気持ちも自然と強くなりました。

次回は、59歳の私が無理なく続けている 【機嫌のいい身体をつくる、大人のゆるい運動習慣】 について、お話ししたいと思います。

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