59歳。人間関係を減らしたら、人生が驚くほど軽くなりました。
■ 減らしたら、本当に大切な人が見えてきた
59歳、最近の私のテーマです。
『人生後半は、「増やす」より「減らす」ほうが、ずっと豊かになれる。』
仕事を減らしました。売上も事業も半分ほどにしました。 革靴やスーツを手放し、普段はスニーカーで過ごすようになりました。 身体にも投資を始めました。
そうして一つひとつ引き算をしていく中で、手放して本当に良かったと思えたものがあります。
「人間関係のしがらみ」です。
会社員を辞め、個人事業主として独立して4年。 人との付き合い方が変わると、人生は想像以上に軽やかになりました。
今日は、そんな話を書いてみたいと思います。
■ 会社には、会社のルールがあった
約30年間、会社員として働いてきました。 振り返れば、「当たり前」だと思っていたことが、たくさんあります。
飲み会では席順を気にする
タクシーやエレベーターでは上座・下座を意識する
出張へ行けば、お土産を忘れない
印鑑の押し方、資料の名前順など、細かいルールを守る
上司や取引先への細かな気配りも、社会人として必要なことだと教育されてきました。 もちろん、その経験を否定するつもりはありません。あの時代には、あの時代の文化がありました。別に嫌いでもありませんでした。
でも会社を辞めて59歳になった今は、違います。
そのルールまで、人生後半に持ち歩く必要はない。
今も礼儀や挨拶や笑顔は大切だと思っています。 でも、根拠のない気遣いや形式だけの慣習には、すっかり興味がなくなりました。
会社時代の仲間と飲むことも、ランチをすることもあります。 でも今は、
「早く来た人から好きな席に座ろう。」 「今日は割り勘でいいよね。」
そんな気楽な時間のほうが、ずっと心地よく感じます。
■ 独立したのに、無理な付き合いを続ける理由はありませんでした
独立してからも、会社時代の縁は続いています。
退職した同僚。転職した知人。 仕事の相談や情報交換など、お互いに刺激をもらえる関係は今も大切です。
一方で、少し違和感を覚える付き合いもありました。
誰かの噂話ばかりする集まり。 探りを入れるような質問をしてくる人たち。
会社員だった頃なら、仕事だと割り切って付き合っていたかもしれません。 でも今は違います。
「この人たちとは距離を置こう。」 そう思ったら、無理をしないようになりました。
独立したのは、自由に働くためだけではありません。 自由に人付き合いを選ぶためでもあった。
人生後半の時間は、思っている以上に貴重です。 合わない人との時間に使うには、もったいない。 そんな感覚が自然と身につきました。
■ 減らしたら、昔の友人が戻ってきました
人間関係を減らしたからといって、孤独になったわけではありません。 むしろ逆でした。
心に余白ができたことで、本当に会いたい人と過ごす時間が増えたのです。
独立して時間に余裕ができると、20代の頃の友人たちと再び会う時間が持てました。
当時は、お金なんてほとんどありませんでした。 夜遅くまでくだらない話をして笑い合う。 微糖の缶コーヒーだけで何時間も過ごせた。そんな仲間です。
今では、それぞれ違う人生を歩んでいます。 個人事業主になった人。会社を経営している人。開業医として活躍している人。
立場は違っても、肩書きではなく、一人の友人として付き合える関係です。
最近では、一緒にキャンプへ行くこともあります。 時には、お茶やランチも。仕事のお互いの不得意分野の相談もできます。他愛もない話もあり、なんでもありです。
そこには、会社の肩書きも、上下関係もありません。 あるのは、安心して過ごせる時間だけです。
人間関係を減らしたというより、本当に大切な縁が戻ってきた。 そんな感覚のほうが近いのかもしれません。
■ 人脈より、「安心して会える人」
若い頃は、人脈を広げることが大切だと思っていました。 名刺の枚数が増えて、会社の事務机の上に自慢げに置いてみたり、勘違いして誇らしく感じていた時期もあります。
でも59歳になった今、増やしたいのは人脈ではありません。
「安心して会える人」です。
急に電話をして、 「コーヒーでも飲まない?」 そう言える人。
久しぶりに会っても、昨日の続きのように話せる人。
そんな人が何人かいてくれるだけで、人生は十分豊かです。
■ まとめ:減らしたら、人生は軽くなりました
人間関係を減らすことは、誰かを拒絶することではありません。
自分の大切な時間を増やすことです。
義理だけの飲み会には行かない
噂話ばかりの付き合いはしない
意味のないルールは完全に手放す
空いた時間に、 散歩をし、 キャンプへ行き、 本を読み、 友人や家族と楽しい時間を過ごす。
そんな毎日が、私にはとても心地よく感じます。
55歳の私は、人脈を増やそうとしていました。 59歳の私は、安心して笑い合える人を大切にしています。
人生後半は、「持つ」より「減らす」。
人間関係も、その例外ではありませんでした。 減らしたはずなのに、人生は以前より、ずっと豊かになっています。
■ 次回
人間関係や暮らしをスリムに整えていくと、自分自身の「仕事や売上に対する考え方」にも、大きな変化が訪れました。
次回は、【59歳。売上を半分に減らしたら、仕事が一番面白くなった話】について、お話ししてみたいと思います。
