人事にこそ知ってほしい!人事×スクラムの可能性を探ろうに参加してきました。
「人事にこそ知ってほしい!人事×スクラムの可能性を探ろう」に参加してきました。ちょっとどころかかなりまとまっていない(まとめようとしなかった)個人的な思いの丈だけの投稿になります。m(_ _)m
私自身、2012年にSIerから職替えして社内のエンジニア育成担当としてエンジニア部署に配属されたところから、エンジニアの採用や転職者用の育成プログラム作成、新卒の採用、育成担当などを行うようになりました。その後フリーランス時代に、とある会社のCTO付きの実行部隊として、評価制度、コミュニケーション施策、新人研修、採用の種類選考、一時面接官、面接ガイドの作成を行なってきました。まだその頃はジンジニア(エンジニアがエンジニア組織側の人事領域を行う職種)はなかったですが、組織に関わる面白さを感じて、以降は「組織開発」も含めた働き方をするようになりました。
スクラムとは勉強会からのつながりで、ゆっくりとコミュニティへの参画とイベントへの参加、2020年に認定スクラムマスターを取得して、2025年に認定プロダクトオーナーを取得。仕事としては内製化支援としてシステム開発のプロジェクトとチームを支援するという関わりでした。
ここ数年は、スクラムの推進やアジャイルな組織になっていきたいチームやプロジェクトを支援してきましたが、プロジェクトベースから支援を始めると、組織的な変化をしないと支援の次の段階に進めなくなるということを何回か体験しました。例えばエンジニアのキャリアパスを作成しようとすると、既存の人事側の給与レンジにうまく合わなかったり、評価の指標自体がエンジニアのそれと合わなくて、その時にはなんとなく人事部というものがアジャイルな組織への変化を抑制しているという気持ちにもなり、組織開発を学んでみたりもしましたが、やはり外部からの関わりはできるけど、社内のコーポレートサイドとしての「人事」という領域は踏み入ることができない領域のように感じていました。転職も少し動いたことがありますが、ほぼ書類選考でアンマッチ。
今回の人事とスクラムのイベントは、ねこやなぎさんが投稿していたのをみて脊髄反射で申し込んでいたのですが、今日人事図書館に行ってみたら、登壇者の方がすごい人たちでした。
庭屋 一浩 氏|Scrum Inc. Japan株式会社 HR Scrum Master
小笠原 修裕(のびー) 氏|クリエーションライン株式会社 CHRO 兼 コーポレートチーム責任者
土橋 孝充 氏|KDDIアジャイル開発センター株式会社 CHRO
そして3人とも人事の領域を体験されているということが分かって、関わっていることや実施していることは近しいとは思っていたのですが、直結しているところもがあるのだというので、驚きましたし、やはりそうなんだといううれしさもありました。そして思わず投稿もしてしまいました。
参加した人事図書館のイベントは私にとって人事の領域とスクラムの領域のファーストコンタクトの様で尊かった。でもお互いの当たり前を当たり前にせず、お互いの思い込みは思い込みとして伝える事で言葉や背景、思考の相互理解を一致させる。これは推せる。
— gaoryu (@DiscoveryCoach) May 29, 2025
https://t.co/emgcS7pUND#人事図書館
どんな話をしたかの詳細はここでは書かないのですが、イベント内とその後の懇親会から、自分が得たものというか考えたことを書いておきたいと思います。完全に個人の感想(解釈)です。
人事部では、アジャイルな組織は受け入れられそうですが、スクラムは部分的適応が良さそう。人事部にとっての「プロダクト」が何で「プロダクトオーナー」が誰か?というのが、企業企業の文脈、背景、成り立ちで違うのでまずは役割がシステム開発のそれとは一致していない。そして人事部の仕事をスクラムで回すというのはテーラリングというよりもマインドから擦り合わせて、合う合わないを丁寧に確認していくという感じがしたので、アジャイルな組織になるためにスクラムというフレームワーク(装置)で仕事をしていくと、だんだんアジャイルが浸透していくというやり方が適応しない。アジャイルな組織になるための組織的な課題、阻害要因に対して、レトロスペクティブのTryにして、改善するというのは無理で、組織的、企業的判断や経営視点、組織文化まで向き合わないとプロジェクト単位で変えて良いというのはなかなかなさそう。
自分が思い込みで質問してしまった「人事は年間計画で動くので、計画型の方が合うのではないか?年間で決まっている計画に対してどうスクラムを始めるのか?」という話については、「いつでも始められる」という回答をもらえましたし、年間計画、目標の一つの施策をスクラムで進めることもできるというので、プロジェクト単位にすると「スクラム」が活用できる単位なのだとも思いました。組織開発という企業文化や制度を作り上げて運用する領域はプロダクトとも取れる気もしますが、判断や舵取り、指標がチームごとを超えた組織事になったところで、役員とか社長とかが大鉈を振るう感じがスクラムの共創部分に合わないのかもしれないと。組織はアジャイルに組織文化、制度の変化を起こしていければ良さそうだし、組織の中のアジャイルマインドの精製はもう少し違うアプローチ、変化のプロセスがありそうだと思いました。
ただただイベントの時間が楽しくて、懇親会もぼっち派な私にしては、馴染めていたと思っているので、楽しかったです。人事側からの考えや想い、構造や文化、まさに「知る」ことで自分の思い込みが剥がれていく感覚。新鮮でしたし、ワクワクしました。
今日は言葉の合わせから始めた気がするので、今後も人事×スクラムの対話は続けていきたいです。情報にもアンテナ立てて動きたいと思います。
