人月神話ヒトナラベ研修版3.0と対話トレーニングカードを携えて──ゲームマーケット2025春 出展記録
2025年5月17日(土)-M04ブース
2025年春のゲームマーケットに、有志制作で取り組んできた2つのカードゲームを出展しました。
人月神話ヒトナラベ(研修バージョン3.0)
対話トレーニングカード
いずれも「対話」というか、関係性に影響するゲームだと思っていて、「対話」という固い言葉というよりは、楽しんで会話づくりにできたらいいなぁというゲームです。
ゲームマーケットという場
ゲームマーケットは、ボードゲームを中心としたアナログゲームの展示即売会です。出展者と参加者の距離が非常に近く、商業作品と同人作品が並ぶ中で、直接手に取ってもらい、説明し、反応を目の前で受け取ることができる貴重な場だと感じています。
人月神話ヒトナラベの変遷と今回の出展
人月神話ヒトナラベは、もともと「プロジェクトマネージャーの知見を遊びながら学べるものをつくりたい」という仲間たちの想いと、「プロジェクトのコミュニケーションをよくしたい」という私自身の思いが交わって生まれたカードゲームです。私は開発当初から、コミュニケーションツールとしての価値に注目し、ゲームを通じて現場の対話や関係性の改善に役立てる形で発信を続けてきました。
2019年の初版リリース以降、「コミュニケーションのためのカードゲーム」というコンセプトはそのままに、カード表現や構成の修正、イラストパッケージ化、BLバージョンの試作などを重ねてきました。
バージョンアップの途中からはブランクカードを同封し、参加者が自社のトラブルや知見をイベントカード化したり、自分たち自身をキャラクターとして登場させることで、リアルとフィクションをつなぐ仕掛けを取り入れています。
ワークの構成
1回目:他人ごととして遊ぶ
ワーク:自分たちの現実をカードにする
2回目:自分ごととして語りながら遊ぶ
この流れで行うことで、定着し「普段遣い」に近いかたちで活用されるようになってきました。ただ楽しいだけでなく、話しやすくなる・振り返りやすくなる道具であること。それがこのゲームの核にあります。

今回のバージョン3.0でのアップデート内容
研修バージョン3.0では、ゲームプレイのテンポと実用性の両立を目指しました。
従来の40分プレイ時間を約20分に短縮。これは結果としてランチタイムにご飯後に1回遊べるという副次的な成果も。
初級エンジニアの採用率改善のためにキャラクターにビジュアルを追加し、タスク処理の上限回数に差を設けるなどゲームバランスを再設計(制作者側で初級エンジニアのゲーム内での扱いが雑でかわいそうという声が上がっていたので、キャラクタービジュアルを追加してゲームの数値としての存在から「人」としての要素を追加w)
会社にあっても違和感のない想定というコンセプトなので名刺サイズのカードを維持しつつ、時間経過でも反らない厚みを選定
手触り重視のマット加工を採用(ラミネートの方がホワイトボードみたいに書き消しが便利という話もあり今後検討)
対話トレーニングカードについて
対話トレーニングカードは「組織を変える5つの対話」という書籍も翻訳された和智さんがワークショップされている「対話トレーニング」を受けた時に面白さにハマって、ゲームマーケットで販売させてほしいとリデザインさせてもらった商品です。会社の中で「普段の会話」ということはあまり育成スキルにはいってなくて、意識して会話できるトレーニングとして「事実と解釈を分ける」「自己理解と他者理解を往復する」といった対話のスキルを練習するためのツールです。

やっぱりリアルに参加者の方々と話せるのが楽しいし、勉強になる。。。
今回の出展を通じて、来場者の方々とたくさんの対話を交わすことができました。
「会社から研修にゲームを使うものを考えてほしいと依頼をちょうど受けた」というリーダーの方や、私たちと同じで「ゲーミフィケーションを学びに活かせないかと考えていて…」という方にも会えましたし、研修ゲーム関連のイベントで繋がっていた方も出展されていて「バージョンアップいいですね!」と褒めてもらえたりして改めて出展してよかったと実感しています。
今回は自分たちだけで売り子もこなしながらの運営だったので、来場者と直接話せたことは大きな収穫でした。その一方で、他ブースをじっくり回る余裕はなく、そこは少しだけ心残りでした。それでも、短い時間で見た限りでも、同人ゲームのクオリティは確実に上がっていて、ダイスやダイス入れやゲームのコマ専門の出展もあり、カオスで多様な感じは同人即売会ならでは熱気でしたね。100面体ダイスを思わず買っちゃいましたw
人生初のユーチューバーの配信にもインタビューされたりも。びっくりするほどちゃんと話せなくて怖くてみてないですけど.
最後にちょっとだけ宣伝。興味をもっていただいて会社に買ってもらいたいという方もいらっしゃると思うので。領収書が発行できる BOOTHでも販売してます。
ゲームにするというのは、それなりのエネルギーも時間も使いますが、学びの形として自分の好きな領域なので、今後もやっていきます!!
