カナムグラ
独り言~葉音手帖~
こいつの名前はカナムグラか。
めっちゃ見かける。
というか結構刈った。
他の植物に絡みつく力半端なかった。
基本情報
学名:Humulus japonicus(または Humulus scandens)
英名:Japanese Hop, Annual Hop
アサ科カラハナソウ属(またはカナムグラ属)の一年生つる性草本
原産地:東アジア(日本、中国、朝鮮半島)
日本全国に自生する在来種
形態的特徴
草丈:つるは3-10mに伸びる
茎:四角形で、下向きの刺がびっしり生えている
葉:対生し、掌状に5-7裂、縁には鋸歯がある
葉の表面はざらつき、裏面には腺点がある
花:雌雄異株
雄花:円錐花序で淡黄緑色、5裂した花被と5本の雄しべ
雌花:穂状花序で、苞に包まれる
花期:8月~10月
果実:痩果で、苞に包まれて松かさ状になる
生態・分布
日本全国の平地から山地に広く分布
道端、荒地、河川敷、林縁などに生育
日当たりの良い場所を好む
繁殖力が極めて強く、他の植物に覆いかぶさって成長する
種子で繁殖し、1株から数万粒の種子を生産
茎の刺で他の植物や構造物に絡みつく
利用・文化
伝統的に茎の繊維が布や縄の材料として利用された
若芽は山菜として食用にされることもあったが、一般的ではない
生薬として利用される(葎草:りっそう)
近縁種のホップ(セイヨウカラハナソウ)はビールの原料として有名だが、カナムグラは苦味が異なるため代用できない
食用について
若芽は食用可能とされるが、推奨されない
茎や葉全体に細かい刺があり、触れると皮膚を刺激する
アクが強く、苦味があるため美味しくない
食用とする場合は十分に茹でてアク抜きが必要
一般的には食用植物として扱われておらず、食材としての安全性や調理法の情報も限られている
注意点
茎や葉に下向きの鋭い刺があり、素手で触ると痛い
皮膚の弱い人はかぶれることがある
繁殖力が極めて強く、放置すると他の植物を覆い尽くす
農作物や庭木に絡みついて被害を与える厄介な雑草
花粉はアレルギーの原因になることがある
北米やヨーロッパでは侵略的外来種として問題になっている地域がある
駆除・管理方法
若いうちに根ごと引き抜くのが効果的
刺があるため、必ず厚手の手袋を着用
種子ができる前に除去することが重要
地下部まで枯らすには除草剤の使用も検討される
放置すると翌年さらに拡大するため、継続的な管理が必要
参考URL
国立環境研究所 侵入生物データベース
三河の植物観察
岡山理科大学 植物生態研究室
農研機構 雑草図鑑
