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草野マサムネについて

草野マサムネについて話す前に

「音楽と政治を混ぜるな」という標語があります。この標語の存在はかなり特殊で、私はこの標語自体が、表現として失敗していると感じます。草野マサムネについて説明を試みながら、標語が失敗している理由を説明したいと思います。

スピッツは政治的か?という変な問い

たとえば、私が敬愛するスピッツは政治的でしょうか?おそらく、世間にそういうイメージを持つ人は少ないでしょう。草野マサムネの数多あるソングライティングの中で、政治の諸問題や政党の固有名詞等に言及することは、私の記憶の限りでは、皆無だと思う。だからといって「政治に疎い」と決めつけるのも変だし、違う。つまり問いが変だったということ。

ここで問いを立て直したい。

スピッツは政治的か?ではなく。草野マサムネの中では「生活=政治」なのではないか?

「混ぜるな」と言う人が想定している"政治"は、たぶん政局のことだ。政党名、国会、選挙、誰が勝った、負けた。しかし政治とは本来、誰が、どう生きられるかという配分の問題であって、生活のすみずみに最初から政治が染み込んでいる。混ぜるも何も、はじめから分離できない。生活=政治の図式をマサムネはおそらく持っている。

なぜならスピッツのすべての歌には、必ず生活者が登場する。生活者が登場する以上、そこに政治がないなんてありえない。

そして聴いていると、同じ生活者である私に、彼の歌からヒシヒシとフィードバックが返ってくる。生活者同士の、連帯のようなものを感じる時さえある。おそらく、それは微笑みであり、会釈が返ってくる感じ。政局が荒れ果て分断したとて、我々は敵対者ではない。生活者だ、と。同じ生活者なら、団結することもできる。はずだ。

ところで、スピッツには「SUGINAMI MELODY」という曲がありまして、名曲です。是非ご一聴を。そして杉並といえば、住民運動と市民政治の土壌で知られた街として、昨今は「杉並モデル」なんて言葉も出てきました。私も住んでます。眠るドラ猫〜人は旅人〜。何度聞いても杉並に合うメロディ。もしやマサムネ氏も住んでるのか?と思わざるを得ない。高円寺の阿波踊りを観に出没しているという噂は聞いたことがある。

最後に

在住かは真偽不明で、断定は出来ません。しかし生活者の街に、生活者の歌い手が住んでいて、生活者を勇気付けているなら、素晴らしいことですよね。金曜ドラマのTかわ。夏帆と中島歩の組み合わせ。今期ドラマはこれで何回も泣いちゃうだろな〜。ブルーベリーみたいに甘いやつ〜。せめて声にして届けようありがとさん。生活=政治。望み叶うパラレルな世界で、我々はまなざし合い、見知らぬ糸が絡まり、関係して、それを着て、包み込まれて、生きていく。

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