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My Chemical Romance「The Black Parade」全曲レビュー

今回はMy Chemical Romanceの歴史に残る大名盤「The Black Parade」を全曲レビューしていきます。

作品概要
タイトル:「The Black Parade」
アーティスト:My Chemical Romance
発売:2006年12月6日
チャート最高記録:1位(ニュージーランド)

このアルバムはコンセプトアルバムで、若くして癌を患った「The Patient(=病人、患者)」が一番強力な記憶(=「The Black Parade」) を通して死を迎え、あの世でブラックパレードに参加しそこで自分の恐怖心や後悔と出会う。こうして旅の果てに主人公はもう一度生きたいと決心するという内容とのことです。

このアルバムは本当に何回も聴いてます。Green dayのAmerican Idiotくらい聴いてると思う。
今度CDも中古ですが買う予定です。

最近になってThe Black Paradeツアーもやってたし、ライブもしてるみたいなんで僕はマイケミの新譜聴きたいなーと思ってます。ジェラルドさんどうすかね?

前にマイケミはライブ下手なのか?みたいな記事書きましたが、その時にはすでにマイケミのこと好きで、貶してもなかったんです。
ただ、ずっと聴いてて最近気づいたのがありまして。
曲が完成されすぎてるんですよ。だからみんな下手に聴こえるだけで十分上手いですよ。ごめんマイケミ。大好き。

それではレビュー!


1.The End.

心電図が鳴り響き、アコギの弾き語り的な感じから始まります。3拍子。
主人公はまだ生きています。でも死にそうなんです。
そして、死ぬんです。
みんなは死なないでと言うんですが、主人公はもう自分の病気が治らないことを知っているので諦めています。

2.Dead!

そして間髪入れずに始まる愉快なハネメロディー。
歌詞は幽体離脱の感じになっている主人公が自分自身に語りかけているものになります。
死んじゃったね、死ぬって変な感じだねと。
ただこの曲、ギターがほんとに難しい…なんでこんなむずいん?バッキングしかできん。
でも楽しい曲だなー。

3.This is How I Disappear

死を前にした患者の記憶や妄想の世界を表現している、そんな曲です。
歌詞は繰り返し「without you is how I disappear」(=君無しでは俺は消える) 」と歌っているんですけど、サビのメロディが好きすぎる。
ほかの記事見ると「リスナーに言ってるのではないか」「愛しい人に話しかけてる」と言われているんですけど、Dead!からの流れを引き継いでるんで多分どちらも違います。主人公が自身に話しかけてるんだと思います。
ブレイクダウン部分が好きすぎる。一度ライブに行ってこれ聴いてみたいなあ。

4.The Sharpest Lives

タイトルは「危険な生き方」的なニュアンスらしいです。(ソースはReddit)
申し訳ないですが歌詞の意味はよくわかりません。ただこのアルバムの流れやコンセプトを汲むとだいたいはわかります。
多分主人公は「飲み過ぎた」んじゃないかな。
ドラッグもやりすぎてガンとかそのへんの病気になって、それを後悔してるんじゃないかな。
なんにせよいい曲。

5.Welcome to the Black Parade

キターーーーー!!!!!!!
このアルバムが伝説扱いされている要因の一つ。
こんないい曲ありますか!
いちばん最初のピアノの音だけで一気に虜になる。
で、肝心の歌詞はというと、
主人公はブラック・パレードをあの世で観るんです。これはMV観てもらったほうがわかりやすいのかもしれない。

主人公は多分自分自身?に諦めろ!と言っています。
父親が死んでしまって、でももう仕方ないだろと。
進み続けろ!と言っています。
もうね…この歌詞良すぎる。見事に応援歌ともとれる曲調。
歌詞の「you」は父親だそう。
いい曲だな…ほんとに…

6.I Don't Like You

バラード曲です。
あるカップルの別れを描いた曲で、嫌いだから別れるという訳ではなく、好きだけど別れるといった感じだそうです。
相手のことを思って…😢
わかるよ気持ち。僕も相手のこと思っての結果なのに強がって周りにも好きじゃないって言って別れたことある。
死んでしまう前に別れて少しでも楽にしてやろうという感じでしょう。
なんていいやつなんだ。


7.House of Wolves

罪の意識でいっぱいの気持ちがあるんだろうな。
ここから出なきゃいけない!と焦っているんだろうな。
罪は拭っても拭いきれないんですよ。そらそうです。
そんな曲です。かっこいい。

8.Cencer

これね、隠れ神曲だと思う。もっと評価されたほうがいい。
歌詞の内容は、
死を目前にした愛する人との決別です。
3分くらいの曲だけどこんなにいいことはない。
マイケミのバラードの中でももっと評価されてもいい。というかマイケミ、バラード曲全部いいよな。
最後の歌詞が良すぎる。

「もし君が、今日さよならを言うのなら
本当の、さよならにして欲しい
だって一番辛いのは、君を残していくこと
君を残していく事だから」

ックゥ~~~!!!最高!


9.Mama

超絶大人気曲。ズンチャッズンチャッ…
この曲サビがとにかく好きすぎる。俺サビ好きなん多いななんか。
(以下Reddit情報)
この曲は主人公が死後の世界で出会った兵士に焦点が当てられてるらしい。
彼の母は虐待はあるわ、罵声を浴びせられるわで散々だったとのこと。
そんな中彼は軍隊に入って自分の価値を証明しようとする。でも母はあろうことか、息子はひどい殺人者だ。もう息子に値しないと言う。
兵士はひどくパニックになる。で、「俺らも地獄行きだろうが、お前も一緒に焼かれるだろうな」と。
最後の泣いてるのはそのママ本人で、なんて酷い母親だったんだと後悔しているとのこと。

いや〜、やっぱり人気曲は奥が深い。
最高の曲だ。

10.Sleep

主人公は自分の死に後悔してない。だからもう寝るよ(寝る=永遠?)的な意味。
ほかの人が自分のために泣いているのに疑問を持ちながらも、自分はもう二度と目を覚まさないだろうから寝かせてと言っている。

あかん、和訳見て泣きそうになったわ。なんちゅう曲やねんほんま。

11.Teenagers

こちらはシングルカットもされた大人気曲で、ティーンエイジャーたちに向けた曲だそう。
ジェラルドが「地下鉄に乗っていた時に大勢のティーンエイジャーと乗り合わせ、彼らが騒ぐ様子に恐怖を感じ、自分が “年をとった" 事を実感した」のをきっかけにこの曲が書かれたとのこと。

和訳をみてみると確かにそうだなーと思うことが多かったです。確かに俺らティーンエイジャーはオトナと対立している。そんな気なくても。
そんな曲。

12.Disenchanted

アルバムのクライマックスであるこの曲。
この曲のイントロ弾けた時嬉しかった。
死を間近に控えた主人公が、空想のスクリーンに自分の人生を投影するのがこの曲。
子供の頃は幸福だったなーとか思いながら、やっぱり死にたくないという死への抵抗心が沸き起こってくる。
やっぱ死ぬのって怖いもん。
少し暗い話になるかもしれませんが、僕は小学生の頃いじめに遭ってたんですけど、何度も死のうとしました。でもそのたびにやっぱり怖いなーなんて思って踏みとどまったんです。
それくらい死ぬのって怖い。その先に天国とか地獄とか死後の世界があるとか言ってても実際見たわけじゃないから、どうなるかわからない。
それが怖い。
だからこの曲は自分を投影してるみたいで好きです。

13.Famous Last Words

この曲は最期に残す名ゼリフというタイトル。
主人公の再起がテーマの曲。
また、この曲はジェラルドが、心身ともに疲弊して一時的にバンドから離脱していたたベーシストで弟のマイキーに向けて作られたものだそう。いい兄貴やなぁ。

死を恐れずに生きていくというのがテーマにあり、結局死ぬけど、生きることの大切さを見出すんです。
この曲はほんとにパワーがある。最後にかけての盛り上がりが大好きだ。
そして、主人公は家に帰ります。


14.Blood(Hidden Track)

こちらはアルバムとは多分関係ない隠しトラック。
チープなオルガンに乗せてコミカルに歌い上げるおもろい曲。
「血を注ぐような苦労をしたんだよ~!!だから君の血を僕らに頂戴っ」的なユーモアのある歌詞になってます!笑
ほんまにこれ聴いてみて。マジで笑ってしまう。


まとめ

このアルバムは思っていた以上に深くてすごいアルバムだった。
マイケミ、いやコンセプトアルバム史上トップクラスにいいアルバムだった。
全員聴きなさい。てか買いなさい。
日本に来てほしいなあまた。

ということで読んでくれてありがとう☆


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