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第15回 若手研究とは(科研費)
日本学術振興会(JSPS)の科学研究費助成事業(科研費)における「若手研究」は、博士取得後間もない研究者を対象に、自立的な研究の立ち上げを支援する制度です。
将来の研究基盤形成につながる、独創的な研究が対象となります。
■ 対象者
以下のいずれかに該当する研究者が対象です。
博士の学位取得後 8年未満
博士の学位取得見込み
出産・育児等の期間を除くと実質的に8年未満となる者
■ 研究の特徴
若手研究は、次のような特徴を持ちます。
研究代表者が単独で実施する研究
自身のアイデアに基づくテーマ設定
今後の研究発展につながる基盤形成
つまり「自分の研究を自分で立ち上げる」ための制度といえます。
■ 研究規模・期間
研究期間:2~5年
研究費:500万円以下
■ 審査の特徴
若手研究は、書面審査のみで評価が決まる制度です。
2段階の書面審査
合議審査なし
複数の審査委員が個別に評価
申請書の内容がそのまま結果に直結します。
■ 評価のポイント
審査では主に以下の点が見られます。
① 研究の意義・新規性
何を明らかにするのかが明確か
既存研究との違いが示されているか
② 研究計画の具体性
方法が具体的に書かれているか
実現可能なスケジュールか
③ 研究遂行能力
これまでの実績との整合性
計画を実行できる裏付けがあるか
■ 実務上の重要ポイント
若手研究では、次の点が採択を大きく左右します。
研究テーマの「問い」の強さ
方法の具体性と申請書全体を通した一貫性
誰が読んでも理解できる文章構成
特に書面審査のみであるため、
「伝わらない=評価されない」ことになってしまいます。
■ まとめ
若手研究は、
若手研究者の自立を支援する制度
個人研究としてのスタート地点
書面の完成度が結果を左右する
という特徴があります。
そのため、
研究内容だけでなく、「伝わる形で書けているか」が採択の分かれ目になります。
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