見出し画像

ドリフト・ラリー勢に告ぐ。Logicool G RS50 SYSTEMこそ「丸型ステアリング」と「ハンドブレーキ環境」をPS5で完成させる最適解だ

「ダイレクトドライブのハンコンは欲しいけれど、付属のステアリングがDシェイプ(下が平らな形状)ばかりで、ドリフトやラリーの激しい操作がしにくい……」

「PS5でサイドブレーキを使いたいけれど、接続が複雑そうで手が出せない……」

もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、その答えはロジクールが提示してくれました。こんにちは、ガジェログ編集部です。PC・スマホ関連ガジェットを追い続けて15年、シムレーシングの進化を最前線でレビューしてきた私たちが、今、特定の「こだわり」を持つゲーマーに最も推したいシステムが、Logicool G RS50 SYSTEMです。

近年のハイエンドハンコン市場は、GTカーやフォーミュラカーを想定したDシェイプ型が主流です。しかし、ドリフトラリーといった、頻繁にハンドルを回し切り、素早いカウンター操作を要求される競技ジャンルにおいて、その形状は時に牙を剥きます。

RS50 SYSTEMは、あえて操作性に優れた「丸型ステアリング」を標準採用。さらに、待望の2-in-1デバイス「RS SHIFTER & HANDBRAKE」を組み合わせることで、コンソール機では難しかった「本格的なサイドブレーキ環境」を驚くほど簡単に構築できるのです。

今回は、15年の経験をもとに、なぜRS50 SYSTEMがドリフト・ラリー愛好家にとって「失敗しない」選択なのか、その操作感応答性、さらには設置のノウハウまで徹底的に解説します。



理由その1:RS Round Wheelがもたらす「究極のカウンター操作」と手応え

ドリフトやラリーを愛するプレイヤーにとって、ステアリングの「形」は性能以上に重要です。RS50 SYSTEMに同梱されているRS Round Wheelは、まさにそのために設計されたかのような逸品です。

直径291mmの「正円」がもたらす安心感

多くのハイエンド機が採用するDシェイプは、膝との干渉を避けるには良いですが、ドリフト中にステアリングを滑らせながら回す「送りハンドル」の際、平らな部分が手に当たってリズムを崩す原因になります。

RS50のRS Round Wheelは、直径291mmの綺麗な円形です。これにより、どの角度から手を添えても均一な操作感が得られ、カウンターを当てる際の「あと数センチ」の微調整が直感的に行えます。

高性能シリコンレザーと剛性のシナジー

ステアリングの表面には、高性能なシリコンレザーが採用されています。これが非常に優秀で、手触りはサラサラとしていながら、力を込めた瞬間にガチッと手に吸い付くようなグリップ力を発揮します。

また、ホイール本体はフルメタル構造(アルミニウム)で作られており、剛性が極めて高いのが特徴です。ドリフトの激しい切り返しでステアリングに強い負荷がかかっても、たわみや歪みを一切感じさせないため、ドライバーは車の挙動を読み取ることだけに集中できます。


理由その2:RS SHIFTER & HANDBRAKEでPS5に「ハンドブレーキ」を直結する

ドリフトやラリー勢にとって、ステアリング以上に頭を悩ませるのが「サイドブレーキ」の導入です。特にPS5ユーザーにとって、サードパーティ製のブレーキを認識させるのは至難の業でした。

ツールレスで切り替え可能な2-in-1デバイス

別売りの「RS SHIFTER & HANDBRAKE」は、この問題を鮮やかに解決します。これはスイッチ一つで「シーケンシャルシフター」と「ハンドブレーキ」を切り替えられる魔法のようなデバイスです。

工具を一切使わずにモードを変更できるため、ラリーを遊ぶ時はサイドブレーキとして、GTレースを遊ぶ時はシフトとして使い分けることが可能です。

ベース背面のUSBポートという神仕様

RS50の真骨頂は、ベースユニット背面にUSBポートを3つ搭載している点にあります。1つはRSペダル用、残りの2つはシフターやハンドブレーキ用として使えます。

これにより、従来は複雑なUSBハブやアダプターが必要だった「ハンドブレーキの併用環境」が、ベースに直接挿すだけで完成します。まさに、コンソールゲーマーが長年待ち望んでいたプラグ&プレイな環境と言えるでしょう。


理由その3:8Nmの「ダイレクトドライブ」と「TRUEFORCE」が滑り出しを察知させる

「車が滑り始めてから気づく」のでは遅すぎます。ドリフトやラリーでは、タイヤがグリップを失う「予兆」をいかに早く捉えるかが勝負です。

ギアを介さない8Nmのリニアな応答性

RS50 SYSTEMが採用する8Nmダイレクトドライブモーターは、ステアリングシャフトに直接駆動を伝えます。従来のギア式ハンコンのような「情報の遅延」や「遊び」が一切ありません。

フロントタイヤが外側に逃げようとする力、あるいはリヤが滑り出そうとする瞬間の「手応えの軽さ」が、ダイレクトに、そして瞬時に指先へ伝わります。この圧倒的な応答性があるからこそ、神がかったカウンター操作が可能になるのです。

TRUEFORCEが呼び覚ます路面の解像度

さらに、ロジクール独自のTRUEFORCE機能が、路面のザラつきやエンジンの振動を高解像度なハプティクス(触覚)情報として再現します。

ダート走行時の砂利を弾く感覚や、ドリフト中にタイヤが路面を掻く振動が、視覚情報よりも早く脳に届きます。この圧倒的な没入感は、一度体験すると「振動のないハンコンには戻れない」と言わしめるほどの衝撃があります。


失敗しないための「設置」ガイド:8Nmのパワーを受け止める土台作り

ダイレクトドライブを導入する際、意外と見落としがちなのが「固定の強度」です。8Nmのトルクは、想像以上に強力です。

頑丈なテーブルクランプによる「デスク派」への対応

RS50 SYSTEMには、PROシリーズ譲りの極めて堅牢なテーブルクランプが同梱されています。一般的な学習机や厚みのあるPCデスクであれば、このクランプだけでガッチリと設置が可能です。

「リグを組むスペースはないけれど、最強の操作感が欲しい」という方にとって、このクランプの剛性の高さは大きな安心材料になるはずです。

完璧を求めるなら「RSペダル」の導入を

RS50 SYSTEMはステアリングとベースの全部入りセットですが、ペダルは含まれていません。ドリフトやラリーで荷重移動を緻密にコントロールしたいなら、ぜひロードセルセンサーを搭載したRSペダルを合わせて検討してください。

踏み込んだ「距離」ではなく「力」でブレーキの強さを記憶できるロードセルは、コーナー手前での繊細なブレーキングを劇的に楽にしてくれます。


メリット・デメリットを正直にレビュー:15年のプロの視点

どんなに優れた機材でも、使う環境によっては注意点があります。中・上級者の視点から、冷静に分析しました。

メリット

まず、丸型ステアリングによるカウンターのしやすさは、他機種を圧倒します。ジャンルに特化した優位性がここにあります。

次に、PS5でハンドブレーキを直結できる利便性は、ロジクール独自のエコシステムならではのサイドブレーキ環境の容易さをもたらしてくれます。

そして、2年保証と充実のアフターサポートによる国内正規品の安心感は、高額なデバイスを購入する上で最大のメリットです。

デメリットと解決策

8Nmのパワーをフルで使うと、安価なデスクではモニターまで激しく震えることがあります。これに対しては、G HUBソフトウェアを使用してフォースフィードバックの強度を調整するか、重量のあるデスクへの変更、あるいはハンコンスタンドの導入を検討するとよいでしょう。

また、ベース・ステアリングに加え、ハンドブレーキやペダルを揃えると、それなりの投資になるという初期コストの増加も無視できません。この解決策としては、まずはRS50 SYSTEM本体を導入し、既存のロジクール製ペダル(G29用など)を「レーシングアダプター」で流用しながら、段階的にアップグレードするのが賢い選び方です。


まとめ:Logicool G RS50 SYSTEMは「横を向いて走る」あなたのためのマスターピース

Logicool G RS50 SYSTEMは、単に速く走るための道具ではありません。それは、アスファルトの上でタイヤを滑らせ、砂塵を巻き上げて走る「あの感覚」を、あなたの部屋に完全に再現するための装置です。

RS Round Wheelが、自由自在なステアリングワークを約束する。8NmのDDとTRUEFORCEが、路面のすべてを指先に刻み込む。そしてRS SHIFTER & HANDBRAKEが、PS5での本格サイドターンを可能にする。

もしあなたが、「グランツーリスモ7で本物のドリフトを極めたい」「ラリーのステージを、実車と同じ手応えで駆け抜けたい」と願うなら、これ以上の選択肢は他にありません。

迷っている時間はもったいない。RS50 SYSTEMを手に入れたその瞬間から、あなたのレースライフは、文字通り「新しい角度」から動き始めるはずです。

いいなと思ったら応援しよう!