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“大変”だけじゃない介護の世界を、そっとお届けします

はじめに

まず、私がなぜ介護の仕事をしようと思ったのか。この仕事をする前はフリータをしておりました。様々なバイトを通して、働きながら資格を取れるものはないか探していたところ、そんな中見つけたのが介護の仕事でした。
私が働いた当初は、実務経験3年をつめば国家試験を受験できる資格を得られ、挑戦することを決めました。
介護の仕事を始めて10年以上経ちましたが、様々な体験、苦しかったことなど少し共有できればと思いますので、読んでいただければ幸いです。
介護の仕事と聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは「大変そう」という言葉だと思います。
確かに、身体的にも精神的にも負荷がかかる場面はあります。
けれど、現場に立ってみると、それだけでは到底語りきれない“様々な側面”があることに気づきます。


1,大変さの奥にある、人の強さ

ある利用者さんが、ゆっくりと時間をかけて立ち上がる姿を見たとき。
その一歩に込められた努力や意志の強さに、こちらが胸を打たれることがあります。
「今日はここまでできたね」
そう声をかけると、照れくさそうに笑ってくれる。
その笑顔は、どんな疲れも一瞬で吹き飛ばす力を持っています。
介護は“支える仕事”と言われますが、実際には支えられているのは私たちのほうかもしれません。

2,できないことより、できることに目を向ける

現場では、できなくなったことに目が向きがちです。
しかし、利用者さんの「できること」は、探せば必ず見つかります。
・自分でコップを持てた
・自分の言葉で気持ちを伝えられた
・昨日より少しだけ歩けた
その小さな変化を一緒に喜べるのが、介護の仕事の醍醐味です。
“できること”に光を当てると、利用者さんの表情も、関わるスタッフの気持ちも、自然と明るくなります。

3,関係性がつくる「その人らしさ」

介護は技術だけでは成り立ちません。
大切なのは、目の前の人とどんな関係を築けるか。
たとえば、普段は無口な方が、ふとした瞬間に昔の思い出を語ってくれることがあります。
その一言に触れたとき、「この人の人生の一部に触れさせてもらっているんだ」と実感します。
介護は“作業”ではなく、“関係性の積み重ね”で成り立つ仕事です。

4,大変さの中にある、確かなやりがい

もちろん、介護の現場には悩みも葛藤もあります。
思うようにいかない日もあるし、心が折れそうになる瞬間もあります。
それでも続けられるのは、
「ありがとう」
「あなたがいてくれてよかった」
その一言が、心の奥に静かに灯り続けるからです。
介護の仕事は、大変さとやりがいがいつも隣り合わせ。
どちらか一方では語れない、複雑で、でもとても豊かな世界です。

5,おわりに

介護の仕事をしていると、人の弱さだけでなく、人の強さにも触れます。
そして、支援しているつもりが、いつの間にか支えられている自分に気づきます。
「大変」だけでは語れない。
その言葉の意味を、これからも現場で確かめ続けたいと思います。






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