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猪口の底     (連歌)

酒は沁み入る おもむろに

返す徳利の口の端に

滴る 音のない雫

猪口は手に付き かろやかに

ひとつ置いても ひそやかに

底を入れるに とんと鳴る也

2015

ーーー

修羅の手つきが 注げども

知らじと燗は 匂いたつ

器円(まどか)に 和を醸す

煽ればじんと のどに胸

腑(はら)に落ちるは 慈悲の露

空けても濡れる 猪口の底哉

2026









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