【無料】7月30日 本日の為替市場見通し
昨日の為替市場でドルは荒れ模様。レンジそのものは決して広くなかったが、それでもドル/円は2度にわたるなかなか激しい上下動をたどっていた。
東京タイムは、前日大幅安をたどった日経平均株価が急反発したことなどを横目に右往左往。欧米タイムに入ると、注目された米FOMCにおいて「利上げ」を主張した会合出席者がいたとの報道が市場の波乱要因に。
今週の金融市場で注視されている2つの要因のひとつ、米金融政策が本日未明に発表された。結果そのものは「据え置き」だったが、サプライズだったのは「会合に出席したうちの3人がインフレ抑制へ利上げすべきだと主張した」--こと。
また、その後の会見でウォーシュ議長は、FRBが掲げるインフレの2%目標を強調し、物価安定への決意を改めて強調するとともに、「必要かつ適切と判断すれば躊躇なく行動する」と述べたことも材料視されていたようだ。つまり、次回9月の会合で「利上げに踏み切るのでは?」といった見方も市場ではジワリと取り沙汰されていたようだ。ドル高の支援要因に。
一方、そんな早期利上げ観測の主因にもなっている米インフレ懸念だが、大元はというと間違いなく「中東情勢不安」へと行きつく。ちなみに、原油価格WTIはというと、数日前の80ドル割れから急上昇へと転じ、足もとは84-85ドルでの推移だ。危機的状況に陥ることを予想しているとは言えそうにないが、それでも再び警戒感が強まりつつあると言ってよい。引き続き予断を許さないだろう。
テクニカルに見た場合、ドル/円の基本的なリスクは上向きながら、ここ1週間ほどはすべて163円台での値動き。1円レンジのなかにスッポリとはまってしまった感がある。
現在の市場でもっとも注視されているのは米FOMCを終えたことで、明日の日銀会合結果発表。それに向けて、思惑の交錯するなか、本日も基本的には前記した163円台を中心とした一進一退か。方向性の乏しい展開がいましばらく続く可能性がある。(了)
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