【無料】7月7日 本日の為替市場見通し
週明けの為替市場は再びドル高進行。ドル/円は寄り付きレベルを日中安値に右肩上がり。結局、1円以上も値を上げた。
東京タイムはほぼ一貫した右肩上がり。胡散臭い日経新聞報道「円相場『年内170円』に現実味」の影響を指摘する声も聞かれていたようだ。その流れは欧米タイムも基本は変化なし。しかし、上値が徐々に重くなると、162円前後まで小緩む展開に。
ちなみに、前述した日経報道は、「1ドル=170円現実味」の理由として、「2027年度予算案で明確な財源が示されなければ」とし、「そんな声も聞かれ始めた」と話をまとめているが、筆者は取材のなかで一回も聞いたことがない。
それに、そもそも論として「日本の財政悪化で円安」との説に、筆者は大いに疑問を抱いている。だって、「日本の財政悪化(が懸念されている)」のに「日本株は大幅高」が続いているんですよ。理屈が合わないと思いませんか?まぁ、このあたりの話はもっと詳細に、違うところで別途レポートしているので、ここではこれだけにしておきます。
そうしたなか、気になるの要因のひとつが国際情勢。そのなかでも、とくに中東とウクライナ情勢はやはり気掛かりだ。
また、本日からトルコで始まるNATO首脳会議を注視している向きも少なくない。日本の高市首相は残念ながら欠席になってしまったけれど、代わりに茂木外相が出席する予定で、その仕事ぶりも注目されている。果たしてどういった議論がなされ、どういった声明などが発表されるのか、しっかりとウォッチ指摘おきたいところだろう。
テクニカルに見た場合、ドル/円は先週記録した162.84円で目先の高値を付けた感があるものの、予想よりも早く162円台までもどってきた。これを目先、先の162.84円を起点としたフィボナッチで考えると、すでに76.4%戻しも上回ってきており、100%戻しも理論上は否定できない状況だ。昨日高値162.40-45円を超えると、全戻しをたどる可能性もある。
なお、そうした一連の過程における当局の実弾介入にも要注意だ。(了)
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