【無料】2月26日 本日の為替市場見通し
昨日の為替市場でドルは続伸。ドル/円は156円後半まで値を上げ、NYクローズも156円台のドル高値圏だった。
東京タイムは当初揉み合いをたどるも、夕方に掛けドル買い優勢。伝えられた日銀審議委員人事において、「ハト派」に分類される浅田氏と佐藤氏が挙がったことが材料視されていたという。その流れを継ぐ格好でNYタイムなどもドルは強保ち合い。
24日に毎日新聞が報じた、16日に実施された高市首相と植田日銀総裁の会談において、「高市首相が追加利上げに難色示す」を受け市場では日銀の利上げ困難論が取り沙汰されるなか、先で取り上げた日銀審議委員人事において、「ハト派」に分類される浅田氏と佐藤氏が挙がったことが憶測に追い打ちを掛ける格好となった。日銀の利上げ期待はますます縮小を余儀なくされている感を否めない。
なお、そうしたなか本26日の読売新聞朝刊は植田日銀総裁のインタビューとして、「追加利上げは情報点検して意思決定」--などと報じている。
一方、それとは別に、まだゴタゴタが続き情勢が見通せない「米最高裁によるトランプ関税の違憲判決」を受けた動きなどにも要注意。昨日は、米USTR代表から「米関税を将来的に従来の率に戻す」といった発言が聞かれるなど、少しずつ落ち着きを取り戻しつつある感も見られるが、その反面で仏化粧品大手ロレアルや英家電大手ダイソンなどが徴収されたトランプ関税返還求めて提訴したことが明らかになっている。
まだまだ予断を許さない。引き続き続報などには要注意。
テクニカルに見た場合、ドル/円は昨日も続伸し156円後半へ。ちなみに、直近の9日高値157.71円を起点にした下げ幅のフィボナッチでは、最終76.4%戻し(156.40-45円)も上回ってきた。もちろん、一連の過程で円安けん制発言なども予想されるものの、チャート的には100%戻しも否定できないことになる。さらなるドル高進行の可能性も頭の片隅ににとどめておきたいところだろう。(了)
