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【無料】6月23日 本日の為替市場見通し

昨日の為替市場でドルは引き続き小じっかり。ドル/円は続伸し、一時162円超えをうかがう局面も観測されている。
レベルがレベルと言うこともあり、東京の早い時間帯から円安けん制発言が聞かれるも効果は限定的。ドル/円は緩やかな上昇をたどるなか、「日米財務相が電話会談を実施した」とのニュースが伝わると、一気に警戒感が高まった。

周知のように、ドル/円は連日年初来高値更新中。昨日は161.90円を超え、ついに162円台乗せが間近に迫る局面も観測されていた。
そうしたなか、前述したように日本サイドからは円安けん制発言が相次ぐ。たとえば、片山財務相が「必要に応じていつでも適切に対応」と述べたものの効果は限定的で、実弾介入しか打つ手なしといった状況に。ただ、NYの早朝に「片山財務相とベッセント米財務長官が緊急でオンライン会談開催」と伝えられたことで、ドル/円は突然急落となった。一気に1円近くも値を下げている。

なお、会談についての具体的な内容は明らかにされていないが、三村財務官が同席したとの情報も取り沙汰されており、レベルなどを勘案すると為替に関する話し合いがなされたことはまず間違いない。「実弾介入実施の確約がなされた」可能性もあるなど、いよいよ機が熟してきた感もあり、予断を許さない状況だ。

一方、市場のもうひとつの関心事項である中東情勢だが、昨日も米国サイドからは「イランは核問題で査察受け入れ」(トランプ米大統領)、「イランは海峡開放などを約束」(ベッセント米財務長官)--などと威勢の良いコメントが聞かれたものの、反面でイランサイドは国営テレビが「核問題で新たな約束していない」と報じるなど、齟齬も目に付く。安心するには、まだまだ程遠い状況にあるという気もしないではない。

テクニカルに見た場合、ドル/円は連日の高値更新で心理的な意味も含めて次のターゲットは、やはり162円レベル。その少し手前、161.96円は2024年高値にも当たる水準だ。
ただ、先でも指摘したように、レベル的には当然ながら当局の実弾介入にも要注意。ドルの急反落リスクもないではない。(了)