2026.1.16務川慧悟がいざなうガストロノミーの一夜vol.2 『旅の五線譜』
その日の奈良は暖かかった。
なぜなら主役は晴れ男の務川慧悟氏ですから。
vol.2となる今夜のプログラムは
2025年にコンサートで訪れた異国のワインとのペアリング。
以下、
Program
Pairing wineとお話(記憶です)
そしてMenu
①プーランク:3つのノヴェレッテFP47より第1番ハ長調
愛の小径 FP 106
Laurent-Perrier Bianc de Blancs Brut Nature NV
ローラン・ペリエ ブラン・ド・ブランプリュット・ナチュールNV
シャンパン プーランクの朝の感じ。
そして優しい愛の小径
menu 寒ブリと蕪
②ショパン:ドイツ民謡「スイスの少年」による変奏曲 ホ長調
ロンド・ア・ラ・マズール へ長調 Op.5
Kloof Street Old Vine Chenin Blanc 2024 (Mullineux)
クルーフ・ストリートオールド・ヴァインシュナン・ブラン
白ワイン 初めて訪れた南アフリカの地。フレッシュな大地を感じる、古木使用のワイン。ショパン15歳の作品。
menu 季節野菜とじゃがいものニョッキ
③レスピーギ:6つの小品P.44より第1曲「甘美なワルツ」、第3曲「夜想曲」
Mancini Primo Vermentino di Gallura 2023 (Piero Mancini)
マンチーニ・プリモ・ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ
白ワイン サルディーニャ島の思い出。地中海の風と太陽。
イタリアのDOCG 夜の賑やかな食事風景、星空の夜想曲。
menu ボンゴレ・ビアンコ
④リスト:スペイン狂詩曲 S. 254
Macán (Bodegas Benjamin de Rothschild & Vega Sicilia) 2018 - 1500 ml
マカン
赤ワイン スペインのバスク地方、リストの思い出の地。リオハ1500ml
情熱的なスペインとパリのエスプリ(ロスチャイルド家)との融合。
menu 鮑の黒パン粉焼き
⑤ラヴェル:夜のガスパール
Chambolle-Musigny ler Cru "La Combe d'Orveau" V.V.2011 (Perrot-Minot)
シャンボール・ミュジニィ 1er ラ・コンブ・ドルヴォー
赤ワイン ブルゴーニュ
2011年 果実味とミネラルが素晴らしい
menu 黒毛和牛フィレ肉のロッシーニ
⑥ドビュッシー:アラベスク 第1番
Riesling Vendange Tardive 2013 (Famille Hugel)
リースリングヴァンダンジュタルディヴ
アルザスの冬の寒い朝(飲まずにはいられない)の思い出。甘口のリースリング、マスカット味を感じる。
ステファン・ホアンとの共演。
menu 奈良県いちごのヴェリーヌ
アンコール ショパン
英雄ポロネーズ



たっぷり、およそ2時間。
才能の溢れ出る、若いショパンの変奏曲、イタリアに縁の作曲家を探るうちに発見したレスピーギの美しいワルツと夜想曲。
ワインの重厚さに負けない超絶技巧のリスト、スペイン狂詩曲。
そして ラヴェル、夜のガスパール!
Ⅰ.オンディーヌ
Ⅱ.絞首台
Ⅲ.スカルボ
その指使い、細やかな解釈、繰り出される全てに意味のある音色。
目の前で次々と繰り広げられる鬼気迫るその情景に、演奏後、誰もが拍手する事さえ忘れていた。我に返り、口に含んだ2011年のブルゴーニュ。
至福の時間が流れていた。
