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ズル休みした日の話

【ズル休みした日の話】

朝起きた瞬間に分かる日がある。

「あ、今日ムリだ」

熱はない。  
喉も痛くない。  
別に職場が嫌いなわけでもない。

でも、行きたくない。

理由は説明できないけど、  
体じゃなくて、気持ちが出勤拒否してる感じ。

アラームを止めて、もう一回目を閉じる。

「あと5分だけ…」って思いながら、  
頭の中ではめちゃくちゃ会議してる。

行く?休む?行ける?無理じゃない?いや行けよ?  
…みたいなやつを、延々と。

で、最終的に出した結論。

「今日は、やめとこ」

就労移行支援で働いてるから、  
本当は“来ること自体がすごい人たち”と関わってる。

だから余計に、  
自分が休むのちょっと気まずい。

それでもその日は、  
「体調不良でお休みします」って連絡した。

いや元気なんだけど。

元気なんだけど、無理な日は無理。

その日何してたかって言うと、  
特に何もしてない。

ちゃんと休めばいいのに、  
変に罪悪感あるから全然リラックスできない。

気づいたら夕方で、  
「今日なにしてたんだろ」ってなるやつ。

で、次の日。

普通に出勤したら、  
利用者さんに言われた。

「昨日、大丈夫でしたか?」

やさしい。

やさしすぎる。

ちょっと待って、  
私、ズル休みした側なんだけど。

一瞬で、申し訳なさと、  
ありがたさと、ちょっと笑いそうになる気持ちが混ざる。

「大丈夫でした」って答えながら、  
内心ちょっとだけ反省した。

でもたぶん、また同じ日が来たら、  
同じことすると思う。

ズル休みって、  
良くないって分かってる。

でも、“ちゃんとした理由がないと休んじゃダメ”って思いすぎると、  
しんどくなる。

だからあの日は、  
あれでよかったことにしてる。

完璧じゃないけど、  
とりあえず辞めてないし、  
今日もなんとか出勤してる。

それで十分な日も、あると思う。

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