ゲムマ春2025を終えてつくりたいもの
初のゲムマ関東出展が終わった。めちゃくちゃ楽しかった。
人に作品が届くのは、毎度のことながらほんとうに嬉しい。「これ、どんなゲームですか…?」と、すこしワクワクのにじむ声を聞くだけでニヤついてしまう。
今回もたくさんの刺激を受けつつ、ふるかわ工房の作品、ひいては「遊び」について考える。
「最近暑いし、日傘買ってみたら?雨晴兼用のもあるんだよ」
「日傘といえば、花火大会の混雑のせいで壊れちゃったことがあったねぇ」
「出張はさすがにビニール傘じゃなくてかっこいいの買うべき?」
「この折りたたみ傘、軽!」
「この傘かわいいし目立つから盗まれにくいっしょ。フフフ」
「最近傘チャームのガチャガチャふえたよね」
これは、僕が過去に妻とした「傘」の話の一部だ。
僕たちは雨女雨男なので、でかけると雨がよく降る。でも、「なら傘を選ぶこと自体を日常の楽しみにしちゃおう」なんて発想は僕にはなかった。し、ましてや「ゲームにしよう」と言い出すとは。
(実際、妻は傘を買うときにはピンとくるものを真剣に選ぶし、気に入った傘をとても大事にしている。)
こんなふうに、ふるかわ工房の作品は、日常でちょっとワクワクしたことや、僕たちの趣味を題材にしている。といっても、アイデアやデザインはすべてリードデザイナの妻(https://x.com/furukawa_kobo_n)によるもので、僕はほとんど口出ししているだけなんだけど。(でも、二人で一緒に面白いと思うものを目指していることはたしか。)
そんなふうに作られた「UMBRELLA」「BACHI×BACHI!」だから、扱っているものはボードゲームだけど、まぎれもない我々の「素の趣味」をブースに並べているような気分。そこに吸い寄せられて、「どんなゲームですか?」とワクワクにじみ声をかけてくれたとあれば、そりゃあ嬉しいものだ。
これは僕個人の考えだけど、「他人とゲームをしている時、『楽しさの対象』はゲーム自体ではなくて、その人たちとの時間・空間」のほうだと思っている。
つまり、一緒に遊ぶ人や集まりによって感じること話すことが全く変わる。それが面白いところだ。(もちろん遊びの面白さはそれだけではないし、システムが二の次と言っているわけでもない。)
だから「UMBRELLA」「BACHI×BACHI!」を遊んでもらって、それだけで十分嬉しいけれど、さらに自然に「傘」や「蜂」の話が生まれたら、もっと嬉しい。そうなっていると良いな。
コンセプトとかたいそうなものではないが、考えすぎて迷ったときに僕らが立ち返るスタンスというか、「つくりたいもの」は、そういうものだなぁ。
⋯なんてことを、イベント1日目、泊まったホテルの露天風呂で考えた。あがったあとの無料アイスが美味かった。
