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ポイ活

日常の買い物やサービス利用を通じてポイントを効率よく貯め、現金や電子マネーなどに換えて活用する「ポイント活動」の略称

三井住友銀行HPより

私も御多分に洩れず、ゆるりとポイ活をしている。

三井住友銀行でオリーブカードを作成してVポイントカードと連携し、口座に1万円以上残高があれば、毎月Vポイントが100ポイント付与される。金利の低い今、毎月1%のポイントが還元されるのはなかなかお得だ。

先日 放置していたVポイントのアプリを開くと、いつの間にか2,700ポイントも貯まっていた。ただ放置しているだけで2,700円分。なかなか悪くない。塵も積もれば山となるってこう言うことだよな。と思ったりする。
と、同時に「まもなく失効するポイントがあります」と通知が来ていた。
私はポイントを一気にドーンと使いたくて、貯め込む傾向にある。こういう通知を見ると、その都度使わないと損するよな、と思う。きっと使わずに消えてしまったポイントがいくつもあるのだろう。

7月末までにVポイントを使うべく、使えるお店を検索した。
ファミリーマートは通勤経路にはなく、大回りしてわざわざ行かなくてはならない。チェーン店のお蕎麦屋さんやパスタ屋さんが帰り道にある。お蕎麦かパスタか悩んだ末、私はお蕎麦屋さんでランチをすることにした。

普段は節約のため家食の私だが、毎週水曜日は仕事がお昼で終わるので、何かを買って帰ったり、お気に入りの喫茶店でランチをしたり、プチ贅沢をする。
水曜日、仕事の帰りにお蕎麦屋さんへ直行した。今日は全額ポイント払い。ちょっと贅沢をして鴨南蛮を注文する。

コニシさんの「横浜の昼は、ラプランスだった。」

を読みながら、少しパサパサの鴨肉をかじる。人のお昼ご飯の話を読みながら、お昼ご飯を食べる。なんかいいやん。
そして勝手に、横浜と大阪が1本の線で繋がったような錯覚に陥っていた。

旅人気取たびびときどりに先を越されたコニシさんの姿を想像し、誰にも気づかれないようにクスッと笑い、鴨南蛮の出汁に柚子胡椒を入れ、また蕎麦をすする。
ああ、私の周りにも私を横目で見る男性がいるやも知れぬ。と、辺りを見渡すも、隣はバギーを押しているお婆さん、向かいは老夫婦。ここは横浜ではなく町中華でもなく、大阪のショッピングモールのお蕎麦屋さん。

記事を読み終わり、運ばれてきた蕎麦湯でお出汁を3杯飲み、蕎麦茶で口の中をスッキリさせると、お会計へ向かった。

レジ周りに「Vポイントが使えます」の表示が無い。でもネットで3回くらい調べたから大丈夫なはず。

「Vポイントは使えますか」
「Vポイントは使えません。ご予約の場合のみになります」
レジの店員さんは事務的にそう言った。

えっ? ならばここに来なくてもよかった。
パサパサの鴨南蛮を食べなくたって良かった。

「dポイントがつきますよ」
と言われたので、dポイントをつけてもらい、普通に支払いを済まして店を出た。遠回りしてファミリーマートに寄り、Vポイントでアイスクリームを買って、自宅に戻る。
最初からファミリーマートで買い物をして帰ってくれば良かった。

ホームページを確認すると、そのお蕎麦屋さんではVポイントを使えるところと使えないところがあり、各店舗で確認するようにと注意書きがあった。

唐揚げをかなりタイプの女性にあげなかったコニシさんのことを笑っていたけれど、どう見ても使えないポイントを使うためにお蕎麦屋さんに行った私の方が滑稽だ。

滑稽さで言えば、私はコニシ木の子に勝った。

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