アドベントカレンダーに翻弄される
師走になると、どうも心の中がザワザワする。常に心の中に何かが蠢いて、気が休まらない。
今年は年末に引っ越しを控え、例年よりも心が忙しない。
1年の締めくくり的な世間の空気、百貨店のディスプレイ、街のイルミネーション、駅に飾られているクリスマスツリー、もうすぐクリスマスという人々の浮かれた雰囲気。
noteの世界でも、クリスマス関連やアドベントカレンダーの投稿を目にする。
アドベントカレンダーを目にすると私はソワソワする。それは
アドベントカレンダー=誕生日へのカウントダウン
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友人に誕生日祝いのメッセージを送ると「ありがとう!今日、誕生日って忘れてた」と返信が来ることがある。
私くらいの年齢になると、皆そういうふうになっていくのだろう。日々の忙しさに紛れ、自分の誕生日はそれほど重要なものではなくなる。
自分の誕生日を忘れるなんて、とても大人だ。なんとカッコいいのだろう。
私もそういう大人になりたい。
ところが世の中がそれを許してはくれない。
誕生日がクリスマスとセットである以上、クリスマスの話題が出るたびに、私は私の誕生日を思い出してしまう。アドベントカレンダーを見るたびに誕生日まであと○日と言われている気分になる。
どうすればクリスマス=誕生日を意識せずに過ごせるのか。
クリスマスを「栗、須磨(兵庫県の地名)、酢」と言う3つの単語を言っているだけだと思い込む。
ツリーや飾りが目に入らないよう目隠しで過ごす。
クリスマスと言う言葉を聞かないようにラジオもテレビもつけない。
いっそ修行僧として山に籠る(しかし私は坊主頭が似合わない)。
世の中からクリスマス自体が消滅する。
記憶を喪失する。
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子供の頃、12月25日に目覚めると、枕元にリカちゃん人形が置いてあった。嬉しくてはしゃいだけれど、妹たちにも置かれていた。
これはサンタさんからのクリスマスプレゼント。誕生日プレゼントではない。
しかしその日、リカちゃん人形以外のプレゼントは無かった。
(後に私のリカちゃん人形だけが高いものだった事が判明する。衣装が豪華だった。いや、でもリカちゃんはサンタさんから。両親からのプレゼントではない)
12月、ケーキ屋さんに「クリスマスは誕生日ケーキのご予約は受け付けていません」と張り紙が貼られる。
これはクリスマス生まれはクリスマスケーキを誕生日ケーキにしてね、と言うケーキ屋さんのメッセージ。12月24日や25日に生まれた人だって、誕生日ケーキを注文する権利が欲しい。
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クリスマスに生まれたメリットは、誕生日を覚えてもらいやすいこと。でも、それだって「24日やったっけ?」と言われたりする。
私には12月24日生まれの友人Kさんがいる。
3つ年下のKさんとは23年前、当時勤めていた職場で出会った。2人とも洋服や買い物が好きで、誕生日が1日違いと言うことで意気投合。クリスマス誕生日あるあるで盛り上がり、23年経った今も仲がいい。
毎年12月になるとホテルのアフタヌーンティーや、高級レストランで美味しいランチを頂きながら、お互いの誕生日を祝う。
先日、Kさんが兼ねてから行きたかったという、人気洋菓子店に行ってきた。
14:20に自動受付機で受付をすると137番と印字された感熱紙が出てきた。画面には「あと95組」と表示されている。95組待ち???
#どうかしてるとしか 思えない。
続く。
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