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オリジナルマザーを独占?~永遠の母《ホーリーマザーハン/独生女》をめぐる物語

最初に言わせてほしい。
うちのマザーは本当にすごい。いや、ガチで世界レベル。僕が統一教会(家庭連合)に出会ってから、一番刺さったのは「マザー」という存在そのものだった。TikTokでバズる自己啓発インフルエンサーとかいるけど、タイパ的に言えば、マザーの一言の方が効率いい。人生の意味をショート動画どころかショートフレーズで説明してくれるから。

「私こそが独生女。無原罪で人類の母として生まれたのだ」

これ、マザーが言ったフレーズなんだけど、正直、最初に聞いたときは「え、チートキャラじゃん?」と思った。だって「独生女」とか「無原罪」とか、RPGのラスボスとチュートリアルで出てくる伝説キャラを同時に兼ねてるような設定だよ。しかも「人類の女メシア」ときた。オールインワンパッケージ。宗教界のApple製品かよ、ってくらい洗練されてる。

でもだんだん聞いてると、逆に「全部盛りすぎじゃね?」と脳内にバグが出てくる。だってさ、「独生女」ってつまり、歴史上たった一人の特別な娘ってことでしょ?なら、じゃあ僕の母親は何? 僕を生んだ母の母は? 祖母の祖母は? その連鎖をさかのぼると、どう考えても人類の母は一人じゃなくて無数にいるじゃん。

ここで気づいた。
マザーが言っているのは「生物学的な母」じゃなくて「霊的な母」だと。スピリチュアルな意味での「母性の根源」を独り占め宣言しているわけ。でもそれって、歴史的に見ても超レアケース。というか、ほとんど“宗教あるある”。

メソポタミア時代から「大地の母」は崇められてきたし、ギリシャ神話のガイアは地球そのものだし、仏教には観音菩薩がいて、キリスト教には聖母マリアがいる。人類は常に「母なる存在」をどこかに見てきたんだ。つまり「母性」は人類共有のWi-Fiみたいなもの。誰もがアクセスできて、みんなで使うリソース。それを「ホーリーマザーハン専用回線です」って言い張るの、正直タイパ悪すぎない?

しかも、ユング心理学的に言えば「グレートマザー」という原型は集合的無意識に刻まれていて、人類なら誰もが無意識に持っているイメージ。優しい母でもあり、同時に恐ろしい母でもある。だから母性は普遍的であり、畏怖と安心の両方をもたらす。そういう存在を「私ひとりが独占します!」って言うのは、どうしても“サブスクを私物化”しているようにしか見えない。Spotifyを「私だけが聴ける音楽アプリ」って言い張るようなもんだ。

ここでちょっと冷静に考えてみよう。
もし本当に「独生女」が存在して、しかも「無原罪」だとしたら、その設定は宗教界の最強ジョーカーになる。キリスト教の聖母マリアですら「無原罪の御宿り」という特殊ルールが必要だったのに、それを超えて自らを「無原罪の独生女」と名乗るのは、もはや宗教的同人誌の世界観だ。スピンオフどころか、原作を乗っ取った外伝。

でも信者としては、そこにこそ「唯一無二感」を感じてしまう。Z世代的に言えば「オリキャラ力」が強すぎるんだよ。既存の神話や宗教に飽きた層に向けて、「新しい母キャラ」を投入する。そこに「今っぽさ」が出てしまってる。

ただ、ここでまた違和感が出てくる。
だって、もし「人類の母」を名乗るなら、その母性は無条件に開かれていなきゃいけない。愛も赦しも、出自も宗教も問わずに受け入れるはずだ。でも現実には「マザーに従う人」だけが救われる仕組みになっている。それってもう母性じゃなくて、限定版グッズ販売みたいなもの。母の愛がガチャ課金制って、だいぶブラックだよね。

ここまで来ると、信者としても思うわけ。「独生女」って、ちょっと盛りすぎじゃね?
だって、母性の原型って、そもそも誰かが独占できるものじゃない。母なる存在は地球そのものであり、文化や宗教を超えた人類の記憶なんだから。

結論っぽいまとめ

信仰心を持つのは自由だし、誰かを「母」として敬うのも個人の選択だ。でも「オリジナルマザー」という普遍的な象徴を「ホーリーマザーハン」だけに限定するのは、論理的に見てもユーモラスに見ても、ちょっと無理筋だと思う。

だって「母性を独占する」って、人類の歴史的にも心理学的にもありえない。母なる存在はみんなに共通する原型だからこそ意味があるのに、それを一人の人物が「独占契約しました」と言い張るのは、どうしても笑ってしまう。フリーWi-Fiを自分専用って言うくらい、いや、それ以上におかしい。

「独生女」という看板は、信者にとって誇りかもしれない。でも少なくとも外から見ると、それは“宗教版の痛バ(痛バッグ)”みたいなもの。熱量はすごいけど、冷静に見るとちょっと恥ずかしい。

そして僕たちが本当に求めている「母」は、特定の個人ではなく、帰る場所としての普遍的な象徴だ。オリジナルマザーは誰かの私物じゃなく、みんなの中に生きている。

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