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長岡・摂田屋 観光地らしくない。でも、また行きたくなる町

偶然立ち寄ることになった長岡市。発酵文化、人の温かさに触れることができ、「また来たい」と思える場所になりました。

きっかけはダイナミックプライシング

今回の新潟旅行のメインイベントは『にいがた酒 夏の陣』。
新潟市内のホテルを探していたところ、ダイナミックプライシングで通常よりもかなり高額だったので、前日は長岡駅近くのホテルに宿泊して、長岡市内観光をしました。
行きの新幹線では、周りはアイドルのライブに参加すると思われるひらひらしたかわいいお洋服を着ている若い女子ばかり。我々だけが間違った号車に乗ったのか?と思うほどでした。

空いていて平らな長岡

さて、長岡駅で降りる人はほとんどいませんでした。ひらひら女子の行き先は、新潟だったようです。
私の目的は、発酵の町「摂田屋」で味噌や醤油についてお店の方の話を聞きながら巡ることです。情報収集せずに向かいましたので、後から予想外の結果に・・・。
長岡駅から摂田屋へは、電車かバスで向かいます。観光案内所で聞いたら、速くて安い電車をお勧めされましたが、30分待たなければならなかったので、バスで宮内駅へ向かいました。料金は片道230円。
バスだと町の雰囲気がよくわかります。第一印象は「なんもないね」。次に「平らだね」と。後からタクシーの運転手さんに聞いたのですが、盆地なので、夏は暑く冬は寒いそうです。

名物 生姜醤油ラーメンで腹ごしらえ

到着してすぐに向かったのは、夫がチェックしていた青島食堂さん。
生姜醤油ラーメンの有名店で11時半くらいですでに列ができていました。
待つこと30分くらいで席に通してもらいました。我々よりも年上と思われる女性がお店を切り盛りしていました。暑い厨房を女性2人だけで切り盛りする姿に頭が下がりつつ、ラーメンはとても美味しくいただきました。写真撮影は禁止のお店でした。
生姜醤油ラーメンといっても、生姜がガツンとくる味ではなく、生姜風味という感じです。あっさりしてて暑い日でも食べたくなるねと夫と話していました。

腹ごしらえをして、観光案内所でもらった地図を片手に街歩きを開始。

長岡駅の観光案内所でもらった地図。裏にはバスと電車の時刻表もあって便利。

観光地なのに誰も歩いていない。

案内図とイメージが違うというか、観光地感はなく、いきなり寂しい雰囲気が続きます。歩いている人は我々だけ。道を間違えたのか心配になりますが、間違えてはいませんでした。
「吉乃川 酒ミュージアム」を見学したかったけど、なんとこの日に限って館内メンテナンスのため臨時休業(涙)。

吉乃川 酒ミュージアム
道には人が歩いていません

「なんでこんなに人が歩いてないんだろうね」と話していると夫が
「これから行く味噌のお店は営業しているんだよね?」と。
「土曜日だしやってるでしょ?観光地だし。」と言いつつ先ほどのマップを見ると、土日定休のほか、土曜不定休や日曜定休の蔵が多いことに気がつきました。「ここは観光地だよね?」と疑問と焦りを感じつつ、営業していそうなお店を地図で探し、星六さんにまずは向かいました。
星六さんに着いたものの、人の気配がなく、営業しているのか分かりません。しばらくすると、小学校低学年くらいの男の子が奥から現れ、帳場の辺りで遊び始めました。「入っても大丈夫そう」と判断し、私たちも店内へ。
しばらく商品を眺めていると、ようやく店主が出てきて、店内の商品について説明してくれました。

子供のころよく見たような建物です

店主との会話で知る発酵文化

私がときめいた商品は三五八(さごはち)漬けの素。塩麹のルーツともいわれる東北地方の便利な調味料です。 店主によると、野菜だけでなく肉・魚にも使える万能調味料だそうです。
三五八漬けの素の実食レポはこちらを→三五八漬けの素できゅうりを漬けた


初めて手にした三五八漬の素。嬉しい!楽しみ!

そして少し高級な五年ものの味噌を買うか買うまいかじっと見ていると、「五年熟成させると、発酵によって麹がほとんどなくなるので、しょっぱい味になるけど、味に深みが出るんですよ」と店主。
私が「家で味噌を作っているのですが、その味噌を五年間放置しておけば、このようになるのですか?」とたずねると、
「長期熟成味噌は家庭では温度管理が難しいので、同じようには作れないですね」と教えていただきました。そもそも温度が変化しないように大量に仕込む必要があるそうです。
家ではできないと聞き、言い訳が立ったところで即購入を決意。八丁味噌と味比べをしてみます。

5年ものの味噌。家庭で作るのは難しいと聞き、即買い

その他、柿の種を味見させていただき、店主との会話も楽しんで、店を後にしました。
「いいお話が聞けたね」と、暑さと段取りの悪さで不機嫌になりかねない夫に前向きに話しかけると、「そうだね」と、夫も楽しかったようでよかった。

次の店も営業してますように!!

さて「次の店も開いていておくれ」と願いながら訪ねたのは星野本店さん。正面の入口は閉まってる様子。しかし、ここで諦めず、左手に別の入口があるのを発見。店内は電気もついてなくて、休業のようにも見えましたが「せっかくここまで来たし、のれんもかけてあるから入ってみよう」と観光客根性で店内へ。

左手の入口。営業中であれ!と願い店内へ

誰もいない店内に商品が並んでいました。実は店じまいしているところに押しかけてしまったのかとドキドキしながら薄暗い中で商品を見ていると、奥からスタッフの方が現れ、熱心に商品の説明をしてくださいました。
粕漬けの素が売れ筋のようで、スタッフの方が三つ星レストランで、この粕漬けの素をアレンジしたソースをバケットにつけて食べたらとても美味しかったと話してくれました。その熱い説明を聞いているうちに、大量買いしたくなりましたが、なかなか重たいので、断念しました。

オリーブオイルと混ぜてドレッシングにしたりと、活用が幅広い

そのほか、味噌なども帰りの道のりを考えずに買い、エコバックはずっしり重たくなり、私の目標は達成。満足げな私と反対に、暑さが苦手な夫はご機嫌斜めになりそうだったので、「江口だんご」へ向かいました。

最後は発酵スイーツでひと休み

人がいなかったのが嘘のように、江口だんごにはたくさんの人がいて、この日は待ち時間が長くなりそうだったので断念。売店では新潟名物の醤油赤飯なども販売されていました。後で調べると、笹団子の有名店でした。ちゃんと調べて行けばよかった。
その代わり、隣のお店で発酵シェイク(ブルーベリー)と発酵レモネードをいただきました。30℃を超える暑さだったこともあり、発酵のやさしい甘みが体に染み渡りました。さらに「酒おみくじ」(2,200円)に挑戦して、運試し。特賞の銅製のお猪口が欲しかったけど、ステンレス製のお猪口が当たりました。これなら自分で選んで買った方が良かったか?と少々後悔しつつ、それも運試しの醍醐味ということで、自分を納得させました。
このエリアが一番観光地な雰囲気があり、お土産なども充実していました。

夫は発酵シェイクのブルーベリー、私は発酵レモネード

まとめ

摂田屋は、いかにも観光地という雰囲気ではなくて、大げさな営業もないけれど、お店の方々はどなたも商品への愛情と熱意をもって説明してくださったのが印象的でした。次回は計画的に巡ります。

次回へのメモ

・摂田屋は土日休みの店舗が多いため、営業日を事前に確認した方がよい
・青島食堂は摂田屋周辺に複数店舗あるものの、訪問時は11時半ですでに行列。夏休みはさらに混むそうなので、時間に余裕を持った方がよい
・次回は吉乃川 酒ミュージアム、長谷川酒造、越のむらさきの醤油工場を計画的に巡る


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