瞑想日記 小鳥の囀りを探す小さな旅
座布団に座り脚を組み、そっと目を閉じる。
「今日はどんな瞑想にしようかな?」
今朝はなにも考えず座ってみたのですが、窓の外から賑やかに聞こえてきたのは、小鳥たちの愛らしいさえずりでした。
「今日は、この子たちとすごく相性が良さそうだぞ」
そんな直感的な閃きに導かれ、今朝は鳥たちの声にじっくりと耳を傾ける時間を過ごすことに決めました。
声の主たちは、どうやら近くの公園の木々に集まっているようです。
耳を澄ませていると、同じ家の中で暮らす母が台所でトントンと野菜を切る音や、お米を研ぐ優しい音が聞こえてきます。時折、外を通り過ぎる車やバイクのエンジン音が響くこともあります。
一瞬、あるいは少しの間、それらの生活音が大きく聞こえて、鳥たちの声が遠ざかることもありました。けれど不思議なことに、今日の私は、遮られることなくずっと彼らの声を意識の真ん中で聴き続けることができていたのです。
「波長が合う」って、きっとこういう感覚のことを言うのかもしれませんね。
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しばらくすると、鳥たちが場所を移動したのか、さえずりがピタッと消えてしまいました。
「もう少し遠くにいる鳥たちの声は聞こえないかな?」
私の聴覚が、宝探しをするかのように、自然と次の対象を探し始めます。
その瞬間、とても面白くて不思議な現象が起きたのです。
私の右側の耳が、側頭部から「ふわり」と離れて宙に浮き、窓から外へ、そして公園のほうへとゆっくり移動していく映像が流れ始めたのです。
耳はどんどん高度を上げ、新緑の木々の間をゆっくりと巡りながら、優しくさえずる鳥たちの声を一生懸命に探しています。そのイメージが、あまりにも鮮明で、まるで本当に起きていることのようにリアルに感じられたのです。
流れていくビジョンには私の側頭部と、空を飛んでいる耳は、一本の「半透明の光の線」のようなもので繋がっているのが確認できました。
「大丈夫、私はちゃんと聴覚をコントロールできているよ」
自分の身体が、そんな風に教えてくれているようでした。
その不思議なイメージを面白がりながら受け取っていると、さらに別の場所にいる鳥の声や、もっとずっと遠くのさえずりまでが、次々と私の耳にキャッチされてくるから不思議です。
幻覚幻聴などのたぐいではありません。多分(笑)
大人の足で歩けば、5分から10分ほどでぐるりと回れてしまう小さな近所の公園ですが瞑想していた時間は1時間。
こうして「聴覚の冒険」を通して出会い直してみると、そこは数え切れないほどの命の歌に満ちた、とてつもなく味わい深い大自然のように感じられました。
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「実際にその場所へ足を運べなくても、瞑想をしている間、私たちは世界のどんな場所にだって行くことができるんですよ」
いつだったか、ヨガの先生が教えてくれた温かい言葉が、ふと頭のなかに蘇ってきました。
意識を向け、集中し、そして優しく拡張していく。
やっぱり瞑想は面白い!
今日も素敵な週末をお過ごしください。

ちょっと不思議で穏やかな時間を過ごせました
瞑想。いいですよ。
