疲れることでしか癒やせない。
山の麓のユニクロへ行った。
それは某演習場の下のほうにあり、自転車で行って、ユニクロの脇の道からその演習場までのぼれば少しはヒルクライムの練習になる。
ひとたび行けばひたすらのぼれるように思えたので、淡い期待を胸に、私はのぼりはじめた。
ただ……地力がついたのか大したことはなかった。そこまで、求めていたところまで到達したはずなのに、全くの拍子抜けだった。
となれば、当たり前のように更に上を目指すこととなった。
次第にギヤを軽くせざるを得なくなり、とうとうインナーローか? いや、そんなはずは。表情はもはや顰めることすらままならなくなり、無ではなくとも、気の抜けた情けない表情で固定されてしまった。
このまま行ったら、多分上のほうまで……。
そんなことを考え始めたところで丁字路にぶちあたって、はっと我にかえる。
帰るか……。
どうして、こんなことをしているんだろう。暇つぶしとはいえ、きつすぎやしないか? いや、ここまで追い込まないと余計なことを考えてしまうから、こうなってしまうのか……。
結局、どこまで行っても暇つぶしにしかならないのだろうか。救いを求めて行くはずなのに、何故こんなにも疲れているんだろう。
住宅地化していく山道も、子供達が独立した20年後には打ち棄てられるのでは……? なんて余計なことを考えつつ……。
