介護が必要になったら、まずどうする?

介護が必要になったらまずすべきこととは何でしょうか?

それは、
「とにかく地域包括支援センターに連絡すること!」
これに尽きます。

そもそも「地域包括支援センター」って何?という人がほとんだと思います。

でも、この「地域包括支援センター」という言葉は、介護関係のキーワードの中でも最重要キーワードです。ぜひこれを機に覚えておいてください。
(長いので以下「包括」といいます)

包括とは、一言で言うと、介護に関する総合的な相談窓口です。
「介護に関する」と書きましたが、医療・保健・福祉などのさまざまな側面からお年寄りを支えてくれる存在です。
具体的には以下のようなことをしてくれます。

  • 保健師や社会福祉士などの専門家が、介護に関する信頼できるアドバイスをしてくれる

  • 地域の医療機関や介護サービスなどと連携しているので、必要なサービスにスムーズにつなげてくれる

  • デイサービスや訪問介護などの介護サービスを受けるために必要な介護保険の申請を代行してくれる

  • 自分や親の状況に合わせて、最適なケアプランを作ってくれる

  • 介護予防などのサービスを紹介してくれる

「親が倒れて介護が必要になった」
という明らかに介護が必要という状況ではなくても、
「最近親との会話がかみあわず、認知症っぽい感じがする」
「高齢になって元気がなくなってきて、外出することが減ってきた」
など、
なんとなく近い将来介護が必要になりそうな段階でも、気軽に包括に連絡してみることを強くおすすめします。

それはなぜかと言うと、理由は大きく3つあります。

① いざ介護が必要になった時に、迅速に対応するため

本格的に介護が必要になって、デイサービスや訪問介護などをを受けるには、介護保険の申請をして、要介護認定をしてもらう必要があります。
そして、申請から認定までには1か月から1か月半くらいかかります。
(私の場合、母は1か月半くらいで認定が出ましたが、父は2か月くらいかかりました。)

ただでさえ、突然介護が必要になってバタバタとしているときに、「どこに相談したらいいかわからない・・・」という状態で時間を無駄にしているわけにはいきません。

いざというときに迅速に対応できるよう、包括の人とあらかじめコミュケーションをとっておくことはとても大切です。包括の方に「ここに高齢者がいます」と知らせておくだけでも、何かあったときに話がぐっとスムーズに進みます。

② 早めに相談すると、包括にとってもありがたい

家族のことって、他人には相談しにくいですよね。
「こんなこと相談していいのかな」「介護の仕事って忙しそうだし、気軽に相談したら迷惑かな」と考えるのも無理もありません。

でも、実は包括に早めに相談することは、包括にとってもメリットがあるのです。

どういうことかというと、
状況が悪化するだけ悪化してから「なんとかしてくれ!」と支援を求められるよりも、早めに相談してもらうことで、包括としても予防策をとりながら早めに問題に対処することができるからです。
問題を放置したままにしておいて、手がつけられないような状態になる前に手を打った方が、包括としても楽だし、コストが抑えられるのです。

だから、相談していいのかなとかは気にすることなく、気軽に包括に相談してみてください。

③ ご本人に合ったサービスを受けられる可能性が高くなる

そして、利用者にとっても早めに相談することは大きなメリットがあります。

たとえば認知症でも初期から手を打てれば、包括がやっている自立支援のサポートを使えるので、お年寄りの健康な時間をできるだけ伸ばしながら、ご本人にあったサービスや施設をじっくりと検討することができます。
どうしようもない状況になって、あせってサービスや施設を決めると、ご本人の意に沿わないようなことになったり、コストが高くなってしまったりということが起こる可能性が高いです。

このように、利用者にとっても、包括にとっても、早めに相談することは大きなメリットがあります。

もう一度言います。「まずはとにかく地域包括支援センターに連絡すること!」

普通に生活していると、介護の話題って耳に入ってこないし、むしろあえて見て見ぬふりをしてしまうようなところがありますよね。
私もそうでした。
「地域包括支援センター」なんて聞いたこともなかったし、この言葉をパッと見ても、「介護」に関する行政の相談窓口だなんてなかなか結び付かないと思います。

でも、介護が本格的に始まって、包括の方には本当に本当にお世話になりました。

  • 施設に入るか、在宅介護サービスを受けるか

  • 両親の年金で受けられる介護サービスはどのようなものがあるか

  • 実家のバリアフリー化をどのように進めるか

  • 実家から近い介護事業者はどんなところか

などなど、本当にたくさんのアドバイスをいただき、多くのことを教えてもらいました。
もちろん私以外にも相談者がいっぱいいてめちゃくちゃお忙しいはずなのに、問い合わせにはいつも即レスしてくれたのも大変ありがたかったです。

とにかく私が声を大にして言いたいのは、
「介護が必要になったら、まずは地域包括支援センターに相談すること!」
です。

ぜひこれだけは覚えておいてくださいね。

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