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【What's 洗剤?#06】漂白剤を極める:危険な塩素系とマイルドな酸素系の特性・安全対策

導入:それぞれの性質を深く知るために

[漂白剤の基礎知識と種類]の記事では、漂白剤が洗剤とは異なる「もう一つの洗浄の選択肢」であり、大きく塩素系と酸素系の2種類があることを解説しました。

今回は、それぞれの漂白剤が持つ具体的な性質、取り扱い上の注意点、そして実用的な活用法について、さらに深く掘り下げていきます。


塩素系漂白剤:強力さと危険性の両面を知る

主成分と「喧嘩っ早い」特性

塩素系漂白剤の主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」です。非常に強力で「喧嘩っ早い」ので、とにかくどんなものでも手当たり次第に物質を破壊しにいく性質があります。

有名なところだと、衣類の色抜け(色落ち)があります。強力な脱色効果があるので、うっかり原液で衣類にかけてしまうと、その部分が色抜けします。逆に言えば反応が強烈+早すぎるため、漂白剤がかかった場所だけ色抜けして広がりません。自爆特攻するので、塩素系漂白剤自体が分解してしまうからですね。

その強反応+速攻分解のため、水道水に入っていたり、食品の洗浄にも用いることができます。人体に触れたり体内に入る前に分解してしまうからですね。
(水道水は、法で蛇口から出る時点での濃度が決められています。が、蛇口からの流水に手で触れると、手の下に流れた水の濃度計測してもゼロです。手の脂や汚れで一瞬で分解してしまうからです)

⚠最恐の危険性:「混ぜるな危険」の具体的な脅威

塩素系漂白剤の最大の危険性は、酸性物質(酸性洗剤や食酢など:「酸素系漂白剤」ではない)と混ぜてしまうことです。これにより、危険性のある有毒な塩素ガスが発生します。
このガスは水分の反応して強力な酸になります。
なにがどう危険か?というと、ガスを吸い込み肺に入り、肺の中の水分と反応して酸になり肺を内側から焼きます。 結果として呼吸できない状態となり、苦しみながら死んでいくことになります。

たまにSNSなどで
うっかり「混ぜ危」をしてしまったから、気持ち悪くなった😁
といった投稿をしている人を見かけますが。 嘘はいけません。 そんな余裕はないハズです。肺が焼けただれて呼吸ができない“即死級”ですから。

また、アルコールと混ぜることも、気分が悪くなるガスが発生する場合があるため注意すべきです。

⚠特に注意すべき使用タイミング

意図せずやってしまうあるあるの過ちなのですが。
「先に酸性洗剤で洗った後で、良く洗い流してから、塩素系漂白剤を使う」事。

排水管の中で混ざって、そこからガスが・・・。

洗い流したから安全ということはありません。 配管内には酸性の洗剤が残っています。混ぜ危の両方を使ってある一ヶ所を掃除をしたい場合、せめて翌日にしましょう。同日に掃除を行なわないように注意してください!

⚠緊急時の対応
混ぜ危同士を混ぜ合わせると、薄黄色っぽい(白っぽい)煙がポッと出ます。
万が一、混ぜてしまった事に気付いたら、白い煙が出たら、スマホを持ってすぐに外へ逃げてください。外に出ることが最優先です。
そして、自分でどうにかしようとせず、消防署に連絡して指示を仰いでください。 屋外やベランダに逃げてから119番です。


酸素系漂白剤:マイルドな漂白と強力な活用法

主成分と特性

酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウム(粉末)などが挙げられます
(一部、液体のものがあります)。「活性酸素」と呼ばれる物質が作用することで漂白効果を発揮します。
当然、酸素が発生するのでシュワシュワと細かい泡がでます。

塩素系に比べて反応がマイルドで、服の色素を攻撃しづらいため、色落ちしにくいのが最大の利点です。主に洗濯用として使われますが、それ以外にも、茶渋や黄ばみの脱色やニオイ除去に用いられます。歯のホワイトニング剤に使われる場合もあります。

たまに「酸素系」を「酵素系」と言う人がいます。頭悪く見えるので避けましょう。 さんそけい です。 こうそけい ではありません。

活用法(組み合わせによる強化)

酸素系漂白剤の主成分である「過炭酸ナトリウム」(粉末)と「アルカリ性の強い洗剤」を組み合わせて使うと、非常に強い漂白効果が得られます。

酸素系漂白剤は、アルカリ性にすることで反応が安定化して効果を発揮しやすくなります。通常は色落ちしにくい酸素系でも、色もの衣類が色抜けするほど強力になります。この組み合わせは、洗濯物のつけ置きはもちろん、トイレの奥や排水溝の漂白・匂い取りなど、手でこすりにくい場所の掃除に非常に有効です。

やり方は、まず過炭酸ナトリウムを水に溶いてから、アルカリ性洗剤を混ぜてください。アルカリ洗剤の量はそこまで多くなくてOKです。もちろん、洗剤のpHやアルカリ剤の種類によって変わりますので、一概には言えません。
また、アルカリ性を強くすれば効果も上がるので、汚れの程度に合わせてアルカリ性洗剤の量を増やしてください。

まとめ:使い分けが安全の鍵

  • 塩素系漂白剤: 強力でカビやウイルスに有効ですが、取り扱いが危険なため初心者向けではありません。

  • 酸素系漂白剤: マイルドで使いやすく、ホームセンターで安価に手に入り、洗濯に使いやすいです。アルカリ性洗剤との組み合わせで強力な効果も得られます。

これら二つは特性が大きく異なるため、説明内容を参考に、用途に合わせて賢く使い分けることが大切です。


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